学校の様子です。
3月14日の給食
今日は、「カルシウム」のお話でした。
「給食に毎回でる200ミリリットルの牛乳には骨や歯をつくるカルシウムが227ミリグラムふくまれています。一日にとってほしいカルシウム量の約3分の1の量です。体がどんどん大きくなっている成長期の皆さんの今の時期にはカルシウムはとても大切な栄養素です。成長期にしっかりカルシウムをとって骨を作らなければ、将来、骨がスカスカの状態になる「骨粗鬆症」という病気になってしまうこともあります。また、体をこまめに動かしたり、運動をすることによってさらに丈夫な骨や歯を作ることができます。給食がない日にも、食事やおやつで牛乳や乳製品を食べてカルシウムをとりましょう。」
今日の献立:ポークカレー みかんヨーグルト和え ビーンズカル 牛乳
今日は、今年度最後の「カレーライス」の日でした。さらに、副菜が、「みかんヨーグルトあえ」で、子どもたちにとって最高な給食でした。残菜もとても少なく、いつもこのくらい食べてくれればいいのにな、と思うほどでした。原一小給食人気ランキング1位のカレーの味を、6年生も忘れないでいてくれたら嬉しいなと思います。
3月13日の給食
今日は食育クイズでした。
「Q:小松菜とほうれん草は、どちらも緑の葉でよく似てますが別の野菜です。では、『骨や歯をつよくするカルシウムはどちらに多くふくまれているでしょうか?』次の3つのうちか選びましょう。
1番 小松菜
2番 ほうれん草
3番 同じ
今日の献立:麦ご飯 大根の味噌汁 鶏肉のレモン醤油焼き 小松菜の味噌マヨネーズ和え 牛乳
正解は、1番小松菜です。
カルシウムはほうれん草の約3倍ふくまれています。血をつくる鉄や、その吸収を助けるビタミンCはどちらも同じくらいふくまれている緑黄色野菜です。今日は「小松菜のみそマヨネーズ和え」です。小松菜を食べて、カルシウムをコツコツと摂りましょう。」
今日は給食で使用した野菜は、1人あたり約100gでした。1日の野菜摂取の目標値は、大人350g、子ども300gとなっています。ぜひ家庭でも意識して食べてほしいですね。また、1食では、目標値の野菜を食べきることは難しいので、朝・昼・晩の3食でしっかりと野菜を食べてほしいと思います。
3月10日の給食
今日は食育クイズでした。
「今日の主菜は「鮭のフライ」です。では、魚から食べ物クイズです。
Q:魚は、赤身魚と白身魚に分けることができますが、鮭は赤身と白身どちらでしょうか?
1番 赤身魚
2番 白身魚
今日の献立:コッペパン イチゴジャム 野菜スープ 鮭のフライ グリーンカールレタス 牛乳
正解は、2番白身魚です。
身が赤いのには訳があります。鮭は小さい時は身が白く、食べるエサの影響で身が赤くなるからです。鮭の赤はアスタキサンチンという色素の赤です。アスタキサンチンは体に悪い活性酸素を除去する役割があります。老化防止や病気を防ぐことにも役立ちます。今日は、調理員さん手作りの”鮭のフライ”です。お味はいかがですか?」
今日の献立の「鮭フライ」「グリーンカールレタス」「やさいスープ」は、原一小の6年生が考えた献立です。6日の給食に引き続き、2回目の登場です。色合いもきれいな献立でした。また、給食で鮭フライを作るのは久しぶりで、調理員さんも頑張りました。1つ1つの鮭に、衣をつけて、油で揚げて丁寧に仕事をしていました。6年生のみなさんも、満足していたようです。
東日本大震災祈念の日 追悼朝会を行いました
震災祈念の日を前に、リモート朝会で追悼行事を行いました。
校長先生から、震災当時のことや、原発災害による避難生活、間借りした校舎での学校生活などについて、写真資料を交えてお話がありました。
次に、1月に双葉町の震災復興伝承館を見学してきた6年生の代表から、祈念の日に寄せる作文発表が行われました。
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【児童による発表】
日に日にあたたかくなり、春が近づいてきているのを感じます。明日3月11日は、東日本大震災が起きた日です。あの日から12回目の祈りの日です。
6年生の私たちが生まれて間もない、平成23年3月11日、ものすごい振動と轟音がひびきわたり、地震が始まりました。昨年の3月に私たちも大きな地震を経験しましたが、大震災のときは、あのようなゆれが何分間も続き、建物や家の塀などが倒れたり、電信柱がかたむいたりしたそうです。原町一小の校舎にもそのときの細かなひびがたくさん残っています。そして、大きな地震が起きたときには、その後に大きな津波がやってくることがあります。あの日も千年に一度と言われるほどの大津波が私たちの町を襲いました。私たちの学区の中でも、海沿いに住んでいた人や介護ホームに入居していた人など、大勢の人が亡くなったのです。
私たち6年生は先日、双葉町にある、東日本大震災・原子力災害伝承館に行ってきました。そこで私たちは学びました。
あの大震災の日まで、たくさんの町に、大勢の人が住み、幸せなくらしを送っていたこと。
あの大津波によって、福島第一原子力発電所が大きな被害を受け、コントロールできなくなったこと。
そのために原子炉を冷やすことができなくなり、原子炉の一部が壊れたり、建物が爆発したりして、放射線を出す核物質が広い範囲に広がってしまったこと。
その事故のために、私たちの南相馬市の人を含む、大勢の人がふるさとに住めなくなり、避難をしなくてはいけなくなったこと。そして病気で入院していた人など、避難生活の中で、多くの人が亡くなったこと。
多くの場所で除染が進んでいる今もなお、高い放射線量のため、ふるさとに帰れずにいる人がまだまだ大勢いること。
こわれてしまった原子炉から、放射性物質を取り出し、原発の土地を故郷に返すために、研究や実験に取り組み続けている人がいること。
多くの土地では、放射線の心配がほとんどなくなり、人が住んだり、農業をしたりできるようになっているのに、他の国や都道府県の人たちに、そのことがなかなか伝わらず、福島の野菜や果物などが買ってもらえなくなっていること。
私たちは伝承館で本当にたくさんのことを学びました。
みなさん、明日は、震災で亡くなってしまった人たちのご冥福をお祈りする日です。そして、災害と向き合い、ふるさとを守ろうと、戦いつづけている人たちのことを思う日でもあります。
放射線について正しく学び、世界の、福島県に対する誤解を解く力を身につけること、そして自分の将来やこの地域の未来について真剣に考えることこそ、今生きている私たちにできることです。
全校のみなさん、ともに祈りましょう。そして、一生けんめい生きることを誓う一日にしましょう。
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最後に海の方に向けて1分間の黙祷を捧げ、朝会を終えました。
明日はお休みですが、14時46分のサイレンに合わせて、それぞれの場所から黙祷を行ってほしいと思います。
3月9日の給食
今日は、日本型食事の和食献立についてのお話でした。
「日本の和食が世界に認められ、「ユネスコ無形文化遺産」に登録されています。和食が認められた理由のひとつが、「栄養バランスの高い健康的な食事」であることです。世界的に肥満が増加し、健康的な食事の重要性が増しています。和食は一汁三菜として理想的な栄養バランスといわれています。また、米や魚、産地の野菜など素材の味わいが引き出されています。そして、だしのうま味を利用しているのは大きな魅力のひとつです。今日は、「主食」はコーンと枝豆と昆布ごはん、「主菜」は県産厚焼きたまご、「副菜」はなごみ和え、「汁物」は豚汁です。バランスのよい和食献立を味わいながらいただきましょう。」
今日の献立:コーンと枝豆と昆布ごはん 豚汁 県産厚焼き玉子 なごみ和え 牛乳
今日の主食の「コーンと枝豆と昆布ごはん」は、夏休みの宿題として取り組んだ人も多い、「ごはんコンテスト」の入賞作品です。考えた人は、原町第二小学校の子どもさんです。簡単で食べやすい、朝ごはんにもぴったりな、まぜごはんです。子どもたちも喜んで食べていました。家庭でぜひ感想を聞いてみてください。また、来年度の「ごはんコンテスト」で原町一小の子どもたちも頑張ってほしいなと思います。