日々の出来事

出来事

自衛隊の方に給水していただきました!!

昨日、市・市教育委員会の皆様に尽力していただき、自衛隊の皆様に夕方から夜にかけて、貯水槽に給水していただきました。

  災害派遣用の自衛隊の給水車に来ていただきました。

 

一旦、水の補給に戻り、午後7時過ぎに2回目の給水をしていただきました。

 

 貯水槽の水は検査が済んでいないため飲み水としての使用はまだできませんが、本日より、手洗いやトイレ用の水として活用させていただきます。

 昨日は、校舎のトイレを使用した後は、バケツに入ったプールの水で便器を流し、空になったバケツにプールの水を汲んでおくという使用方法でしたので、それに比べると時間、労力が大幅に減り、大変有り難いことです。

 

 いただきましたお水を大切に使わせていただきます。

仮設トイレ設置完了!

本日、午前中に業者の方に来ていただき、仮設トイレを設置していただきました。

 

       設置していただいた仮設トイレ

 

 大切に使わせていただきます。

本日の給食

本日の給食をご紹介いたします。

 断水の影響により給食センター、相馬市でお世話になっている事業所が稼働していないため、当初の給食献立とは変更してあります。

 今日は、食べ物クイズです。「柿が赤くなると医者が青くなる」という "ことわざ"があります。柿には、果物にはめずらしいカロテンが含まれています。皮膚や目を健康に保ち、病気に負けない丈夫な体を作ってくれる果物だからです。ここで食べ物クイズです。Q 柿と同じ"ことわざ"があります。それは次のうちどれでしょう? ①トマト ②いちご ③りんご 答え ①番 トマトです。「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざもあります。

学校を再開しました!

昨日は、台風19号の影響により臨時休業といたしましたが、本日から学校を再開することができました。

1校時には、断水の影響が続く中での学校生活のスタートに関して、全校集会を行いました。

 

          1校時目の全校集会

 

学校生活の注意事項の確認に先立ち、初めに校長先生よりお話をいただきました。

 

<校長先生のお話>

 スライドも視聴しながら次のような説明をいただきました。

         東日本大震災直後の様子

 

       整然と店に並んで待つ人々の様子

 

「これは、東日本大震災直後の写真です。食べ物すらなかなか手に入らない状況の中、店に入る順番を整然と待つ人々が映っています。こうした姿は世界中で報道され、大変な中でもパニックに陥ることにもなく、冷静に行動し対処する日本人の姿は、『品格を持った国民』として、世界の人々から大きな感動と賞賛が寄せられました。

 さて、台風19号が通過した現在、ここ鹿島区をはじめ、福島県、ひいては関東、東北地方にいたるまで、甚大な被害を被り、多くの人が被災し、今もなお復旧の見通しすらつかない中での生活を余儀なくされている方々も大勢おられます。みなさんの中にも避難したり、家が水につかったり、現在も復旧途中の人もいると思います。

 学校は幸い、大きな被害は出ませんでしたが、流れた水に伴い土砂が一部、校地内に堆積したり、雨漏りや雨の吹込みにより、校舎内のいたるところに水たまりができたりしたことなどがありました。しかし、皆さんの生活に一番大きく関わる問題が断水です。今、水が全く供給されていません。今まで通りの快適な学校生活はできません。我慢をしなくてはならないところがあります。このことに関しては後でそれぞれの係りの先生からお話がありますので、お話をよくきき、注意点をしっかりと守ってほしいと思います。

 このような中ですが、このような状況が少しでもよくなり、鹿島中学校ができるだけ通常通りの活動が行えるようにと昨日、市役所、保護者の方々をはじめ、多くの方々のご協力をいただき、水を運んでもらうなど、大きなご支援をいただきました。こうしたご支援に対して感謝の気持ちを抱き、品格を保った生活をしてほしと思います。」

 

 この後、水の使用、トイレの使用、給食、学校生活全般についての注意事項を確認しました。

         各係の先生からのお話

 

 現在の見込みとして、断水は1週間~1カ月間続くと見込まれています。水が使える有り難み、多くの方々に支えていただいている有難みに感謝しつつ、お水を大事に使わせていただきます。

学校再開に向けた取組

 本日は臨時休業となり、復旧までには1週間~1カ月間かかると見込まれている断水への対応を、市役所の皆様、保護者の皆様のご協力の下で行いました。

 再開に向けての一番の課題は、トイレで使用する水の確保でした。

      トイレ近くに運ばれたプールの水

 

 各トイレからプールまでは距離があり、職員作業で2時間近く行いましたが、特に3Fまで運ぶとなると、かなりの時間がかかり、また重労動であることがわかりました。心配して見守っていただいていた保護者の方のご協力を得ることになりました。

 

 保護者(消防団)の皆様のご協力の下、ポンプで水をくみ上げることにしました。

 

 ホースをプールに入れ、念入りな準備の下、汲み取りが開始されました。

 

各箇所に職員が立ち、伝令で「水流してください」、「ストップ」の合図をしました。

 

保護者の方より大きい水槽をお借りしたものに、放水開始です。(2F受水槽脇)

 

水槽が水で満たされると、自然に拍手が起きました。(1F西昇降口脇)

 

       最後はホースの水抜をしました。

 

      鹿島中学校のために届けていただいた水

 

 市役所の皆様が時間をかけて、貴重な78個ものポリタンク容器を集めていただき、原町の浄水場で全てのタンクに水を汲み、わざわざ鹿島中まで運搬していただきました。

 こちらのお水は、飲み水や歯磨き、水筒への水の補充用、書道の授業や美術の授業、文化祭ビッグアート作成の際に大切に使わせていただきます。

 

 お陰様で、明日からの学校再開が円滑になりました。

 いただきましたご支援、ご協力に対し、心より感謝申し上げます。有り難うございました。