日々の出来事

2020年9月の記事一覧

「シトラスリボン・プロジェクト」がスタート

このプロジェクトは、愛媛県から全国に発信している活動で、新型コロナウイルス禍の中、「ただいま」「おかえり」と言い合える安心・安全な地域、職場、学校、そして人の輪を作りたいという願いから始まりました。

愛媛の柑橘にちなんだシトラス色のリボンの3つの輪は、地域、家庭、学校・職場を示しています。新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐとともに、感染者や回復した人、濃厚接触者、医療従事者やその家族などへの差別や偏見の心を持たない人が増えるように、本校でも生徒会が中心となり、全校生でこの「シトラスリボン・プロジェクト」を実践していきたいと思います。

 

生徒も教職員もプロジェクトに賛同していることを表すカードを身につけて学校生活を送ります。

カードには生徒会で話し合って決めたスローガンが書かれています。

 <生徒会長から全校生へのメッセージ(抜粋)>


私達鹿島中生も、この「シトラスリボン・プロジェクト」に賛同し、実践していきます。生徒会では、まず、誰もが安心して登校できるようにと思い、スローガンを考えました。生徒会が掲げるスローガンは、「私達、鹿島中生は差別をせず、今まで通り仲良く笑い合える空気をつくります」です。9月23日から10月2日までの約2週間、スローガンが書かれたパスケースを首から提げて学校生活を送ってください。これからの2週間、全校生で「シトラスリボン・プロジェクト」を実践し、掲げたスローガンのように、仲良く笑い合える空気を一緒につくっていきましょう。

 

新型コロナウイルスによる3つの感染症を防ぐには?

今週の各学級の道徳では、新聞記事や日本赤十字社のスライド資料「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう」を通して、新型コロナウイルスがもたらす感染症には「病気」「不安と恐れ」そして「嫌悪・差別・偏見」の3つがあることを学び、あらためて、コロナ禍の社会における感染症を防ぐための方策や感染した人、濃厚接触者、医療関係者などに対する言動を考え直しました。

・この記事を読んで、驚いて、ひどいなと思った。この状況で、いじめを行ったり、差別しても意味が無いので、「コロナに負けない」という気持で過ごしていきたいと思う。
・差別するような言動は絶対にせずに、逆に励ましの言葉をかけて、あまり気にしすぎないように過ごす。
・日々、コロナへの危機感を持ち、うその情報(デマ)に惑わされないで、今まで通り生活したいです。

・笑顔で挨拶したり、相手が嫌な気持ちにならないように普通に接したい。
・明るく「おかえり」って言ってあげたい。
・いつも通りに対応したい。コロナのことなんて忘れてたって感じで。

・不安があるかもしれないけれど、みんな待ってるから安心して帰ってきてね。
・一人で抱え込まなくて大丈夫だよ。
・不安かもし得ないけれど、君なら大丈夫だ。

新型コロナウイルス感染症は決して他人事ではなく私たちの身近にあるものです。一人一人がそのことを自覚し、感染症に対する差別や偏見のない、皆が安心して生活できる学校や社会を築いていってほしいと思います。

今日の給食

今日の給食メニューは、牛乳、カレーうどん、こんにゃくサラダ、そして県内伊達市産の「巨峰」という品種のぶどうです。ぶどうは世界で最も多く栽培されている果物です。世界的にはワイン用に栽培されるものが多いですが、日本ではそのまま食べるものが多いようです。ぶどうには糖とビタミンB1が多く含まれているので体の疲れをとる効果があります。また皮や種に含まれているポリフェノールやアントシアニンには病気の予防や肌をツルツルにする効果があります。「ぶどうの王様」といわれている巨峰を大変美味しくいただきました。

職場体験学習(2学年)・地域体験学習②(1学年)

〇職場体験学習
2学年では、総合的な学習の時間のテーマである「職業学習」の一環として、2日間にわたり、職場体験学習を実施しました。「職場体験をとおして社会の中の自己の存在を見つめ、社会の中でよりよい自己実現を図る意欲と態度を育てる」「自己の生き方や将来の進路について主体的に選択し考える意欲を育てる」ことをねらいに、キクチ薬局、そうごう薬局、ツルハドラッグ、上真野小学校、鹿島小学校、八沢小学校、市給食センタ-、クリクラ相馬、ゼネラル鹿島SS、ホンダセンターウメダ、フレスコキクチ、スーパーシシド、ダイユーエイト、香の蔵、門馬農園、根本園芸、美晴湯旅館、鹿島郵便局、相馬森林組合、消防署鹿島分署(順不同、敬称略)の鹿島区内20事業所で職場体験をさせていただき、その貴重な経験を通し、将来の進路を考え、働くことの厳しさや喜びを知る機会となりました。

 

〇地域体験学習
1学年の「地域体験学習」の2日目は、「地元企業の皆様との触れ合いを通して、地元企業の取り組みや地域産業などへの理解を深めるとともに、ふるさと南相馬市のよさを再認識すること」をねらいに、ドリームゲート、菅野漬物食品、クフウシヤ、富士コンピュータ、藤倉コンポジット、日本オートマチックマシン、ゆめサポート南相馬(順不同、敬称略)の皆様にご来校いただき、地域産業の全体的な状況や地元企業の取り組みについて学びました。さらに、本校体育館内に設置した各企業のブースを巡り、見学や体験をさせていただきました。生徒達は、興味深く製品を手に取ったり、企業の方々のプレゼンに目を輝かせたりしていました。

 毎年、事業所や関係機関の皆様方には、生徒の受け入れや学校のお願いを快く引き受けていただき、そして、当日も親切に対応いただいておりますことに感謝申し上げます。この貴重な経験が必ずや将来の生徒達の職業選択、職業理解、社会参加への意欲付けになるものと期待しています。