こんなことがありました!

出来事

20名の旅立ち

 本日、9時より修・卒業証書授与式を行いました。

 卒業証書授与では、卒業生は落ち着いていて凜々しい横顔でした。校長先生より卒業証書を受け取り、保護者の方へ手渡すその姿は、堂々としてとても立派でした。

 校長式辞では、渡辺和子さんのベストセラーのタイトルでもある「置かれた場所で咲きなさい」という一節とともに、どんな環境であってもあなたらしく花を咲かせてほしいとお話を卒業生に送りました。教育委員会挨拶では、相田みつをさんの「夢はでっかく 根は深く」を引用し、困難なことに直面したときは、根を深くはるチャンスですとのお話をいただきました。来賓祝辞(PTA会長)では、平成も幕を閉じ、新しい時代を持ち前のガッツで力強く切り拓いていってくださいとメッセージがありました。

 別れの言葉では、卒業生は学校生活での思い出を一つひとつ振り返り、育ててくださった保護者の方、地域のみなさん、教職員へ感謝の言葉、在校生へのメッセージを述べました。在校生からは、お世話になった卒業生へ心をひとつに感謝の気持ちを伝えました。式歌は、これまででいちばん上手でした。

 卒業生20名は、晴れやかに旅立っていきました。卒業生の保護者のみなさま、本日は誠におめでとうございます。教職員一同、中学校でのさらなる活躍を祈っております。

 

 明日より春休みとなります。事故・けがには十分気をつけて、有意義な春休みを過ごしてください。

あの日から8年

 本日3校時目、第3回避難訓練と復興慰霊行事を行いました。

 10:25、「訓練、訓練。ただいま、地震が発生しました。ドアを開けて避難路を確保し、机の下にもぐりなさい。」と、放送が流れました。10:27、非常ベルが鳴り、「訓練、訓練。地震により、給食室で火災が発生しました。体育館に避難します。全員、体育館に避難しなさい。」の放送を合図に、全校児童・教職員が一斉に体育館へ避難しました。(本日、雨のため避難先を体育館としました。本来は、校庭へ避難します。)10:31、全員の避難が完了しました。

 

 つづけて、復興慰霊行事を行いました。東日本大震災で犠牲になられた方々に黙祷を捧げました。

 校長先生から、「東日本大震災における死者1万5897人、行方不明者2533人。8年前に起きた地震によって、これだけ多くの犠牲者が出ました。高平小学校は、平成24年1月10日、この校舎に戻ってきました。記憶というものは時間とともに薄れていってしまいます。3月11日にはこうして思い出し、福島県民として語り継いでいくという役目があります。」と、お話がありました。

 3・4・5・6学年代表児童の作文発表がありました。6学年代表の児童は、「地震が起きたのは、私が4歳のときです。保育園でお昼寝をしていたときで、すごく怖かったことを覚えています。災害はいつ起こるか分かりません。災害に備えて、正しい知識を身に付けたいです。そして何より、普段から家族・地域の人とコミュニケーションを取って、被害を最小限にとどめたいです。」と発表しました。

 

 東日本大震災に限らず、災害を経験した人の心には、避難での大変な思い、先の見えない不安、そんな中で支えとなった人の存在、ふるさとの忘れられない記憶など、一人ひとりにあることと思います。平穏な日常というのは、当たり前のようでいて当たり前ではありません。災害が起こったときに、近くに大人がいるとは限りません。子どもたちが自分で判断し、自分の命を守ることができるよう、今後も学校では訓練を重ねてまいります。

薬物乱用防止教室(6年)

 3月6日(水)5校時、薬物乱用防止教室を行いました。

 前半は、相双保健福祉事務所の後藤さんによる講義です。酒・タバコの害や「依存」・「乱用」が心身にもたらす害などを教わりました。平成29年、福島県で覚せい剤で検挙されたのは96人、その内相双の検挙者は15人なのだそうですが、実際の乱用者は、検挙者の30~90倍いるというお話に、児童は驚いた様子でした。

 後半は、ヤング健康推進委員(奥羽大学薬学部の学生さん9名)によるグループワークです。奥羽大学薬学部 薬物乱用ストップ委員会作成のすごろくについて説明を聞いた後、4人1組で取り組みました。すごろくは、なかなかゴールができない作りに工夫されていて、結局ゴールすることができたのは、1名のみでした。1回薬物に手を染めてしまうと、そのループから抜けたくても抜けられないことを、すごろくを通して知りました。

 最後に、児童から「薬物をすすめられても、強い気持ちではっきり断ろうと思います。」と感想が挙がりました。

 相双保健福祉事務所の後藤さん、奥羽大学薬学部の学生のみなさん、ありがとうございました。

6年生を送る会

 本日、3校時目に「6年生を送る会」を行いました。

 6年生入場の際は、いつもやさしくお世話をしてくれた〇〇くん、英語が得意な〇〇さん…と入場に合わせ、全員の紹介がありました。

 ゲームでは、6年生に混ざってもらい、誰でしょうゲーム(腰から下は隠されていて、お題をやっている人を当てるゲーム)、じゃんけんタワーなどで楽しみました。その後、在校生から色紙と記念品が手渡され、受け取った6年生はうれしそうに色紙を読んでいました。5年担任が作成したスライドショーでは、あどけなかった1年生から振り返り、心も体も大きく成長した様子が見て取れました。

 6年生代表児童から、「高平小学校の良いところは縦割り清掃です。上級生が下級生にやり方を引き継いでいくところがいいなと思っていました。在校生のみなさんの力で、高平小をより良くしていってください!」とメッセージがあり、合奏のお返しがありました。

 

 本日に至るまで、5年生が中心となって準備を進めてきました。今回、実行委員長は置かず、1人ひとりが自覚を持ち、お世話になった6年生に感謝の気持ちを込めて企画・運営を行いました。会場の飾り付け、会の司会進行、ゲームに使う物の準備・片付け等、すばやく行っていました。

 6年生が入場・退場する際に、扉係の児童は両手で〇を作り、準備ができたことを知らせるサインを送り合っていました。その姿に、「来年は最高学年だ」という意識が芽生えているのを感じ、頼もしく思いました。

 

 

 

宿泊活動に行ってきました(5・6年)

 1月29~31日、蔵王少年自然の家にて5・6年が2泊3日の宿泊活動を行いました。本来、本校の宿泊活動の学年は5年ですが、昨年度、蔵王山の噴火警戒レベルが1から2に上がったことにより、昨年度の5年(今の6年)がスキー活動をすることができず、今年度は5・6年で宿泊活動実施となりました。

 1日目は、蔵王少年自然の家のゲレンデで、6班に分かれスキー練習をしました。スキーの経験があるのは一部の児童で、ほとんどはこの日が人生初めてのスキーでした。スキーの講師の先生に基礎から教えていただき、浜通りではなかなか味わえない雪を楽しみました。出会いのつどいでは係の児童がしっかり運営し、協力してベッドメイキングを行い、レクリエーションでは大盛り上がりでした。

 2日目は、みやぎ蔵王えぼしリゾートで丸1日スキーを行いました。グループのレベルによって、ゴンドラやリフトに乗って上まで行き滑って下りてくる班や、なだらかな場所でハの字を徹底的に練習する班など、さまざまでした。「疲れた~」と話す顔は、充実感に溢れ、うっすらと雪焼けもしていました。夜は、疲れもあり1日目の夜よりも早く眠ったようでした。

 3日目は、みやぎ蔵王えぼしリゾートで午前中スキーを行いました。スキーで下ってくるその姿は、初日からは想像もつかないほど上達した児童もおり、大きな自信となりました。「帰りたくない!」と話す児童もいました。蔵王少年自然の家に戻り、借りたスキー板やブーツ等の水分を拭き取り、返却しました。お世話になった蔵王少年自然の家の職員の方に感謝の気持ちで、別れのつどいに参加しました。帰りのバスでは、眠っている児童もおり、心身ともに成長した3日間となったようです。

 インフルエンザに罹患し参加することができなかった児童や、体調不良の児童もおり、残念ながら全員は揃いませんでしたが、児童は3日間本当にがんばりました。体調を崩さないよう、土日はしっかり体を休めてほしいものです。保護者のみなさま、ありがとうございました。

 

ボッチャ体験<4年生総合>

 「白いボールをねらえ、ボッチャマン」と題し、4年生総合的学習の時間にボッチャ体験を行いました。講師としてNPO法人はらまちクラブの杉岡様に来ていただき、ご指導をいただきました。イタリア語で「ボール」を意味するボッチャは、脳性麻痺など比較的重い障がいのある人の中で考案されたパラリンピック特有の球技です。屋内フロアーで行うカーリングのようなもので、目標物となる白玉(ジャックボール)に、それぞれのチームの赤玉と青玉をいかに多く近づけるかを競うゲームです。初め弾まないボールに困惑していた子ども達も、徐々に慣れてきて転がり部分を想定した目標物への投球を行うことができるようになりました。今回の学習を通して、子ども達には少しでも障がいのある人への思いに寄り添える人間になってほしいと思います。  

第3学期スタート!

 本日2校時目、第3学期始業式を行いました。
 残念ながら2名が欠席し、全校児童揃っての始業式とはなりませんでしたが、児童の賑やかな声が響き、新しい学期・新しい1年の訪れを感じます。

 校長先生からお話がありました。
 今年は亥(いのしし)年です。亥は、十二支の最後で、次の段階へ向けてエネルギーをしっかりと蓄える年とも言われています。1年の始まりに、目標をしっかりと定め、それに向かって継続して取り組んでいきましょう。

 とお話があり、児童たちは静かに聞いていました。

 次に、2・4・6年生が冬休みの思い出と3学期の目標を発表しました。
 6年代表児童は、「僕が冬休み中に取り組んだことは、大掃除です。細かい部分の汚れを落とすのに苦労しました。」と、発表してくれました。
 
 最後に、児童・教職員で校歌を歌い、第3学期始業式を閉じました。

 今年も、児童一人ひとりにとって充実した1年となるよう、教職員一同努めてまいります。よろしくお願いいたします。

第2学期終業式を行いました

 本日、3校時目に第2学期終業式を行いました。

 校長先生から、「みなさんにとって、今年1年はどのような年でしたか?一人ひとりが目標に向かってがんばる姿、行事に取り組む姿はすばらしかったです。今年の高平小学校は、“実”という漢字がぴったりだなと思いました。あすから、17日間の冬休みです。日本の文化(大掃除やおせちに込められた願い)・規則正しい生活(冬休み中も早寝早起き朝ごはん)・命を大切に(事故に遭わないよう注意)の3点を心がけて過ごしてください。」というお話がありました。

 次に、1・3・5年代表児童の2学期の反省と冬休みの計画発表がありました。

 ・ 1年代表児童 「お母さんが忙しくて大変そうなので、冬休みのお手伝いは皿洗いをしたいと思います。おばあちゃんの家に行ったときも、皿洗いをしようと思っています。」

 ・3年代表児童 「授業参観で三年とうげの群読では、私の台詞は2つだったので、心を込めて読みました。授業参観に来ていたお父さんから、登場人物の気持ちを考えて読むことができたねと褒めてもらいました。」

 ・5年代表児童 「2学期にがんばったことは、音楽祭です。当日、緊張して少し間違えてしまった部分もあったけれど、5年生の心がひとつになったのを感じて、とてもうれしかったです。」

 最後に、元気な声で校歌を歌いました。

 

 終業式終了後、生徒指導主任より「3つの事故と1つの事件」についてお話がありました。

 「交通事故(交通ルールを守る・自転車に乗る際はヘルメット着用)・火の事故(暖房器具を正しく使う・たき火はしない)・水の事故(凍結道路や池での氷遊びはしない)、誘拐(知らない人に声をかけられてもついていかない)に要注意です。自分の身は自分で守りましょう。」というお話でした。

 

 本日、3名が欠席し全員揃っての終業式とはなりませんでした。3学期始業式には、元気に全校児童112名が揃うことを願っています。保護者のみなさま、本年のたくさんのご協力に感謝申し上げます。2019年もよろしくお願いいたします。

赤い羽根共同募金贈呈式

 本日、赤い羽根共同募金の贈呈式を行いました。

 本校での募金活動は、ボランティア委員会の児童が中心となり、学習発表会や朝の時間に呼びかけました。おかげさまで、36,427円の募金が集まりました。集まった募金は、ボランティア委員会の児童から南相馬市社会福祉協議会の方へ手渡されました。募金は、赤い羽根福祉基金を通じて、地域福祉や高齢者支援、災害支援などに役立てられます。

 赤い羽根共同募金は、1947年に市民が主体の民間運動としてはじまりました。当初、戦後復興の一助として、被災した福祉施設を中心に支援が行われ、その後、法律(現在の「社会福祉法」)に基づき、地域福祉の推進のために活用されてきました。社会の変化のなか、共同募金は、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、さまざまな地域福祉の課題解決に取り組む民間団体を応援する、「じぶんの町を良くするしくみ。」として、取り組まれています。(赤い羽根共同募金ホームページより引用)

給食をおいしく食べるために(3年)

 12月4日5校時目、「食に関する指導」にかかる栄養教諭・学校栄養職員派遣事業で、原町第一中学校の櫻井 長子先生にお越しいただきました。給食をおいしく食べるためのマナーについて考えました。

 給食指導の時間は45分で、1時間の授業と同じ時間です。給食を、「準備」・「食べる」・「片付け」と3つに分け、それぞれの時間でどのようなことに気をつけたらよいかを出し合いました。

 ・「準備」では、やり方を覚える・しゃべらない(衛生面・仕事が進む)・協力する

 ・「食べる」では、口を閉じて食べる・残さず食べる・持ち方(箸・茶碗)に気をつける

 ・「片付け」では、食器を大事に扱う・人にぶつからないよう周りに注意して給食室まで持って行く 等が挙がりました。

 「片付け」の後には、歯みがきを行います。櫻井先生から、「歯がないとおいしく食べることができません。8020という言葉がありますが、今は100年生きる時代です。一生使う自分の歯を守ることができるのは、自分だけです。」というお話もありました。

 つづけて、箸・食器の持ち方についても確認しました。きちんときれいに箸・食器を持つことができる児童もいますが、そうでない児童もいます。本人はその持ち方に慣れているため、正しい持ち方に直すのは容易ではありません。「今はできなくても、毎日毎日、正しい鉛筆・箸の持ち方を心がけると着実に変わっていきます。」という言葉もあり、積み重ねが大事であることに、児童は気付いたようでした。

 櫻井先生、ありがとうございました。

12月3日全校朝会(保健委員会)

 12月3日の全校朝会では、保健委員会がインフルエンザについてのクイズを行いました。

 なぜ熱が出るのか、せきやくしゃみで飛び散ったウイルスはどうなるのか等、パワーポイントを用いて、全部で5問のクイズが出題されました。

 12月3日現在、南相馬市内のインフルエンザによる出席停止の児童生徒は0名ですが、県内では67名発生しています。これからの季節、寒さが本格化していきます。かぜやインフルエンザ、感染性胃腸炎等に負けずに、元気にこの冬を乗り越えてほしいものです。

みそ汁を考え、作ってみよう(5年)

 11月26日5校時目、「食に関する指導」にかかる栄養教諭・学校栄養職員派遣事業で、原町第一中学校の櫻井 長子先生にお越しいただきました。

 本校では、今月5日~11日までを「朝食について見直そう週間運動」として朝食調べを行っていたこともあり、主食・主菜・副菜・汁物がそろうことでバランスのよい食事になるということについて、児童たちは理解していました。 

 1日に必要な野菜の量は、350gです。単純に3食で割ると、1食で野菜120gを採る計算になります。ところが、朝食に野菜を食べなかったとなると、昼食と夕食に175gずつ採ることとなり、1度にたくさんの野菜を食べるのはなかなか難しいです。

 そこで、「みそ汁を考え、作ってみよう」をめあてに、南相馬市で作られている野菜を教えていただいた後、みそ汁作りのポイントを出し合い、一人ひとりが家族に作ってあげたいみそ汁を考えました。

 みそ汁を作る手順について、ある児童は「じゃがいも・にんじん・キャベツを食べやすい大きさに切る。じゃがいもが柔らかくなってから、だしを入れる。みそは、おたまですくって、菜箸で溶いて入れる。」と、しっかり説明できた児童もいました。その話しぶりから、普段からお手伝いをしている様子が想像できました。

 櫻井先生、ありがとうございました。

木工教室(高学年)

 本日、相馬地方森林組合の方にお越しいただき、2・3校時目に高学年の木工教室を行いました。

 5年生はぷちストッカー(引き出し)、6年生は木製折りたたみ椅子を作りました。材料の木材は予め切られ、角もなめらかに処理されており、さらには釘を打ちやすいように目印まで付いている1人分ずつのキットは、さながら売り物のようでした。

 作業にあたって、丁寧に説明してくださり、全員が1つの工程を終えてから、次の工程へと移るため、同じ歩調で進めることができました。作業中には、「釘を打つときは立ってやること。座りながら打つと、向きが曲がってしまいます。」など、森林組合の方ならではの指示やアドバイスがあり、安全に楽しく木工作品を作ることができました。

 立派な木工作品に、児童たちは大満足。森林組合のみなさん、本当にありがとうございました。

食事をおいしく食べるためのマナー(6年)

 11月21日5校時目、「食に関する指導」にかかる栄養教諭・学校栄養職員派遣事業で、原町第一中学校の櫻井 長子先生にお越しいただきました。

 手洗いチェッカー(専用のジェル・ライトで汚れを可視化)を使って、普段の手洗いでの洗い残しを確認する場面では、「うわぁ」と驚いたり、「えっ!」とショックを受けたり、「チクショー」と悔しがったりと児童の様子はさまざま、洗い残しの部分も爪・親指の付け根・手のしわ・手首・絆創膏の周りなど、一人ひとり違っていて、手洗いの大切さについて改めて考えるきっかけとなりました。

 手洗いの次は、正しい箸の持ち方を教えていただきながら、箸の持ち方を確認しました。なかなか思うように指先を使えず苦戦している児童もいました。櫻井先生も、栄養教諭を志すにあたって、20歳のときに努力して正しい箸の持ち方に変えたのだそうです。

 最後に、チャレンジシート(ワークシート)に、1週間取り組みたいことを記入しました。

 授業の中で、「就職活動では、ランチミーティングといって、食事をしながら人となりを見極める企業もあり、普段からきれいな作法ができていると、いつどこで誰と食事をすることになっても恥ずかしくありませんね。」という話もありました。また、櫻井先生の「マナーとは、一緒に食事をしている相手を不快にさせないことです。箸・食器の持ち方を正しくするには、自分で毎回意識することです。」との言葉に、児童たちは真剣に耳を傾けていました。

 櫻井先生、ありがとうございました。

木工教室(中学年)

 本日、2・3校時目、図工室には「コンコンコンコン…」と、金づちで釘を打ち付ける音が響いていました。森林組合の方にお越しいただき、木工教室を行いました。

 3年生は軽トラ型の小物入れ、4年生は便利棚を作りました。時折、釘を打つ位置を決める作業等で手伝っていただきながら、児童達は夢中になって作っていました。

 森林組合のみなさんのご指導のおかげで、けがをすることなく、安全に楽しく作り上げることができました。ありがとうございました。

ドッヂボール集会(1年生 VS 6年生)

 本日、業間休みにドッヂボール集会を行いました。

 1年生 VS 6年生のため、ハンデとして、6年生は利き手でない手でボールを投げました。1年生は必死でボールを取って投げ、指の皮が剥けた児童もいました。結果は、1年生の勝ちでした。

 このドッヂボール集会は、体育委員会の児童が企画・運営しました。このような児童主体の企画によって、楽しく運動に親しんでいってほしいです。

第2回避難訓練及び引き渡し訓練

 11月2日(金)、5・6校時目に第2回避難訓練及び引き渡し訓練を行いました。本校は、海抜9.8m、海から2.93kmという立地から、30分未満で津波到達と予想される場合は、校舎3階へ避難、30分以上後に津波到着と予想される場合は、JAやすらぎ会館(1年生の足で学校から30分)へ避難としています。昨年度と同様に、高平地区合同避難訓練に合わせて実施しました。想定は以下の通りです。

(1)緊急地震速報が流れた。地震の発生が予想されるので、児童自身が自分の身を守るための行動をとる。

(2)大地震が発生、校舎の崩落(天井、壁等落下)の恐れがあるため、校庭に避難する。引き続き大津波警報が発令され、地域の避難所へ避難する。地域の避難所において児童の引き渡しを行う。

 

 13:30、「訓練、訓練。ただいま、緊急地震速報あり。ドアを開けて避難路を確保し、机の下にもぐりなさい。」という放送を合図に、訓練が始まりました。

 校庭へ全員が避難した後、高い津波警報が発令され、「全員、やすらぎ会館に避難しなさい」の放送で、JAやすらぎ会館へ歩いて向かいました。昨年度の反省をいかして、今年は1年生と6年生が手をつなぎ先頭を歩き、2年生、3年生の順で歩きます。近隣の農作業をしている人にも、「津波が来るぞー!」と呼びかけながら、避難しました。

 

 JAやすらぎ会館に無事到着し、全体会を行いました。全体会の講評の中で「今日は訓練でしたが、本当に津波が来たとき、高齢者や寝たきりの人は、避難の際に弱者となります。地震によって家具の下敷きになっているところを近所の人に助けられ、地域のつながりによって九死に一生を得たという事例も実際にあります。その場その場で、自分が正しい・ベターだと思う行動を取ってください。」とお話がありました。

 

 続けて行った引き渡し訓練では、職員が窓口担当者と引き渡し案内者に役割分担し、保護者に児童を引き渡しました。今回の訓練を踏まえ、冷静に迅速に正確に引き継ぐことができるよう、引き渡しの方法をよりよくしてまいります。保護者のみなさま、ご協力ありがとうございました。

 

マラソン記録会を行いました

 11月1日(木)、2・3校時目にマラソン記録会を行いました。

 児童たちは、体育の時間や業間マラソンでの練習、さらには自主練習を通して、走るペースをつかみ、体調を整えて本番に臨みました。本番当日は、天候に恵まれ快晴で、まさにマラソン日和でした。

 悔しさをにじませていた児童もいましたが、途中で誰一人棄権することなく、全員ゴールすることができました。特に第6学年は、堂々とした走りを見せてくれました。写真3枚目は、各学年男女の第1位の児童たちです。

 走路での応援および安全確保ご協力くださったPTA育成厚生委員の皆様・保護者の皆様、本当にありがとうございました。

 

苦手な食べ物にチャレンジ(1年)

 本日5校時目、「食に関する指導」にかかる栄養教諭・学校栄養職員派遣事業で、原町第一小学校の竹澤 さち子先生にお越しいただきました。

 本校第1学年の児童たちは、毎日元気に登校し、おいしく給食を食べていますが、食の細さや好き嫌い(初めて見た料理・苦手な食べ物にはしが進まない)が気になる児童もいます。そこで、「何でも食べてみよう」をテーマに、好き嫌いをせず元気な体をつくる意欲を高める授業を行っていただきました。

 どんな味が好きで、どんな味が嫌いかについて、ワークシートに記入しました。本校第1学年の児童たちは、「塩味」が好きで、「辛い味」が嫌いなようです。低学年の味覚の発達の視点から、好きと感じる味・嫌いと感じる味について、とびだす絵本を用いて教えていただきました。また、本日の給食に使われていた食材を、竹澤先生が3色(赤・緑・黄)の食品群に分けながら、どんな働きをするのか説明してくださり、何でも食べることが大切なのだと理解した様子でした。

 苦手な食べ物をどんなきっかけで克服したのか振り返る場面では、「がんばって食べたら、食べられた。」「しいたけが食べられなかったけど、他のきのこと一緒だったら食べられた。」と、発表してくれました。

 竹澤先生から、「うまみというのは、肉・魚・野菜から出るだしの味のことです。いろいろな食べ物を食べることで舌も発達し、だしの味をきちんと感じられるようになります。苦手な食べ物も一口はチャレンジしてみてください。」とお話があり、「トマトを食べてみる!」と発言する児童の姿が見られました。

 竹澤先生、ありがとうございました。

人形浄瑠璃を鑑賞しました

 本日2校時目、人形浄瑠璃鑑賞教室を行いました。

 「能」「歌舞伎」「人形浄瑠璃」は、日本を代表する芸能です。人形浄瑠璃は、語りを担当する太夫、様々な音を弾きわける三味線、人形を操る人形遣いで構成されること、3人の人形遣い(人形の首と右手を担当する主遣い・左手を担当する左遣い・足を担当する足使い)の役割などについて、演目の一部分を切り取って解説していただきました。女方の人形の口元には小さな針が付いていて、そこに袖を引っかけることによって、袖をくわえて悔し泣きする様子を表現することができるのだそうです。

 その後、代表児童が実際に人形を動かす体験をさせていただきました。体験させていただいた児童は、観るのとやってみるのでは大違いといった表情でした。また、本校の先生が特別出演する一場面もありました。

 最後に児童からは、「1体の人形を、(人形遣いの)3人が息ぴったりで動かしていて、すごいなと思いました。」と感想が挙がりました。

 芸能に間近で触れることによって、日本の文化の奥深さを知る大変貴重な経験となりました。

 

野菜を食べることの大切さを考えました(4年生)

 本日5校時目、「食に関する指導」にかかる栄養教諭・学校栄養職員派遣事業で、南相馬市給食センターの畠山 真由美先生にお越しいただきました。

 4年生の児童たちは体を動かすのが大好きで、業間マラソンにも熱心に取り組んでいますが、一部、野菜が苦手な児童や、食べ過ぎてしまう児童もいます。そこで、必要な野菜の量や働きがわかり、自分の食生活を見直して野菜をすすんで食べることを目標に、「野菜のひみつを知ろう」というテーマで、授業を行っていただきました。

 野菜のシャキシャキという食感の正体は「食物繊維」で、その食物繊維が腸のそうじをしてくれることについて、お話とカードを用いて教えていただきました。また、チョコレートやスナック菓子を食事の代わりに食べたり、肉の脂身・からあげなどをたくさん食べたりする人は、こんな血管(異常血管の模型)にだんだんと近づいて、生活習慣病になってしまうかもしれませんという畠山先生のお話が衝撃的だったようで、思わず、「えっ、私チョコ大好きなのに…。」と声がもれていた児童もいました。

 他にも、フードモデルを用いた1日に必要な野菜の量を目で見て、その多さに驚き、どんな工夫をすれば野菜を多く食べることができるかをグループで話し合いました。

 今回の授業を通して、なぜ野菜が必要なのかを実感したようです。畠山先生、ありがとうございました。

学習発表会を行いました

 本日、学習発表会を行いました。

 

 第1学年は「おばけじぞう」という劇を発表しました。ある村にいたずらが大好きなきつねがいて、お地蔵様に化け、村人を困らせていました。和尚様の知恵によって、見事いたずらぎつねを見分けることができました。

 第2学年の児童の中には、虫の知識が豊富な児童や恐竜が大好きな児童がいます。「たんけんたい にんじゃの星へ行くの巻」では、虫博士や恐竜博士を含む探検隊が結成され、忍者の星へ行き、一緒に跳び箱や歌を歌ってなかよくなるというお話でした。

 第3学年の「王様の耳はロバの耳」は、演技と歌を織り交ぜたミュージカル仕立てで、原作には出てこないキャラクターも登場し、お客さんを楽しませました。

 第4学年の「金のがちょうとハンス」という物語は、グリム童話「黄金のがちょう」が原作の童話です。ハンスが手に入れた金のがちょうに触れると、旅館の主人も村人も拳法の達人もみんなくっついて行列になってしまいました。ある方法によって、離れることができました。

 第5学年は「合奏:キセキ、合唱:Dream&Dream~夢をつなごう~」で、心をひとつにすてきなメロディーを会場いっぱいに響かせました。合唱では、曲のタイトルに合わせ、モニターに一人ひとりの夢も映し出されました。

 第6学年の「ねこVSねずみ~最後に笑うのは?~」は、3匹のこぶたをモチーフにしたオリジナルの脚本です。ねこがやって来るのに備え、バラバラの性格の3匹のねずみが家を建てました。丁寧に正確にレンガで家を建てたねずみ側が勝ち、その後はねこもねずみも努力して生活したというお話でした。

 全校合唱では、「世界がひとつになるまで」を元気に歌いました。

 

 来賓のみなさま、お忙しい中、本校の学習発表会に来校いただきありがとうございました。

 保護者のみなさま、児童達のがんばる姿への大きな拍手、また閉幕後の後片付けにご協力いただき、ありがとうございました。

業間マラソンを行っています

 秋風が心地よい季節になりました。

 11月1日(木)の校内マラソン記録会に向けて、児童たちは業間マラソンに取り組んでいます。放送委員会の児童が音楽を流し、児童たちは音楽が流れている間、それぞれのペースで校庭を走ります。

 業間マラソンが終わった後、「先生、私、6周半走ったよ!」と話しかけてきた児童の顔には、やる気と達成感が溢れていました。

 マラソンをすることで、心肺機能が高まったり、気分がすっきりしたりします。マラソン記録会当日はもちろんのこと、練習中も児童の体調に十分注意しながら実施してまいります。 

交通安全教室

 9月7日(金)2校時が下学年、3校時が上学年による交通安全教室を行いました。校庭に設置した模擬横断歩道により、「止まる」「右」「左」「もう一度右」で安全を確認し、手を挙げて横断する訓練をした後、校門前の横断歩道を実際に渡りました。上学年ではさらに自転車による横断歩道の渡り方(安全を確認し自転車を引いて渡ります)を訓練し、校地外の農道約3Kmを実際に自転車で回りました。「高平の子ども達は自転車の乗り方が上手だ」とのお褒めの言葉をいただきました。本教室にあたりましては、事前に原町自転車商組合(佐藤自転車屋)様に「自転車点検」をしていただいたのを始め、交通教育専門員の方々、PTA育成厚生委員会の方々には、農道のコーナーに立って子ども達の様子を見守っていただきました。 皆様大変お世話になりました。 

 

オペラってなあに?

 9月7日(金)、全学年が体育館で市民会館「ゆめはっと」主催による出前講座を行いました。素敵な衣装に身を包んだ天羽明惠(ソプラの歌手)様に児童もうっとり。しかしそれにもまして驚いたのはマイクなしで体育館に響き渡るその歌唱力。バリトン歌手の須藤慎吾様も低音を響き渡らせていました。どうしたらその様な声が出るようになるのか、子ども達も興味津々で聴き入っていました。最後はオペラの演技に校長先生も飛び入り参加し会場は大いに盛り上がりました。

いざというときのために<着衣水泳>

 2学期が始まり、8/30の高学年、8/31の中学年、9/6の低学年、それぞれのブロックによる水泳記録会を実施しました。保護者の皆様にも多数応援にかけつけていただきありがとうございました。おかげさまで、子ども達はそれぞれの目標達成ために全力を尽くすことができました。今年度の水泳は今日で終わりましたが、最後に中学年では着衣水泳を実施しました。服を着たまま水の中に投げ出された場合の対処の仕方、溺れている人の助け方等、いざというときのための対処の仕方を子ども達は熱心に学んでいました。

 

 

第2学期始業式

 8月27日、第2学期始業式を行いました。

 校長先生から、「成功も失敗もチャレンジから生まれます。充実した2学期となるように、たくさんチャレンジしてみてください。」と、お話がありました。

 1・3・5年の代表児童が、夏休みの思い出と2学期にがんばりたいことを発表しました。それぞれ楽しい夏休みを過ごしたようです。2学期に頑張りたいことについて、5年児童は、「2学期には音楽祭があります。5年生のみんなで協力して、音楽祭を成功させたいです。」と話していました。

 最後に、全校児童と教職員で校歌を歌い、始業式を閉じました。

 

 残念ながら1名欠席のため、全員揃っての始業式とはなりませんでしたが、久しぶりに児童たちの元気な声が校舎に響いていました。

 夏休み中、本校では大きな事故・けがの連絡もなく、始業式を迎えることができました。

 本日の職員会議では、熱中症やプールでの事故等の報道を受け、熱中症への対応やプール指導体制について今一度確認しました。本校から事故が発生することのないよう、教職員一同、気を引き締めて指導してまいります。

第1学期終業式

 7月20日(金)、3校時に体育館で終業式が行われました。校長先生より1学期のめあて(めあて作り・仲間作り・宝物探し)についての反省がなされた後、新たな夏休みの宿題(命を大切にする・計画を立てて生活する・すすんで夏休みの体験をする)をいただきました。生徒指導の先生からは「こうゆうすいか」(通事故、拐、難事故、災事故)に気を付けようとの話がありました。そして体育主任からは、プール課外指導時の注意事項についての話をいただきました。以上のことに気を付けながら楽しい夏休みにしていただきたいと思います。 

7月17日の給食

  7月17日の給食は、〈いざ出陣メニュー〉でした。

 貝柱ごはん 牛乳 かつおの揚げ煮 きゅうりの昆布漬け すまし汁 勝ち栗

 

 今年も、国の重要無形民俗文化財に指定されている「相馬野馬追」が行われます。「相馬野馬追」とは、相馬氏の祖である平将門が行った、原野に放してあった野馬を捕らえる軍事訓練と捕らえた馬を神前に奉納したことに由来する祭りです。7月最終週の土曜開幕であるため、東北地方の夏祭りのさきがけでもあり、勇壮な戦国時代絵巻をひと目見ようと、県内外から多くの観光客が訪れます。

 

 献立の搗(か)ち栗/勝ち栗とは、栗の実を干し、殻と渋皮を取り除いたもののことです。「搗(か)つ:臼で搗(つ)くの古語」が「勝つ」に通じることから、出陣や勝利のお祝いに用いられたそうです。地域に伝わる祭りを、一足先に食で楽しみました。

全国小学生陸上競技交流大会(日清カップ)

 7月8日(日)、とうほう・みんなのスタジアム(吾妻陸上競技場)にて全国小学生陸上競技交流大会が行われました。本校からは5月の予選を勝ち抜いた8名が参加しました。広い競技場が人混みで混雑する中、緊張しながらも、どの子も持てる力を精一杯発揮して頑張ることができました。とは言え、さすが県大会ともなるとレベルも高くなり、残念ながら決勝へ進むことはできませんでした。子どもたちには、この貴重な経験を来年度、又は中学校に生かしていってほしいと思います。引率していただいた保護者の皆様、大変お疲れ様でした。

七夕集会

 7月6日(金)、朝から七夕集会を行いました。会場となった体育館の壁にはスズランテープが張られ、そこに児童1人1人の願い事が書かれた短冊がつるされました。七夕の言い伝えを校長先生からお話しいただき、その後は児童による七夕に関する〇✖クイズ大会。「織り姫と彦星は恋人である、〇か✖か」答えは✖(2人は夫婦である)、難しかったです。その後、全員で七夕様を歌いました。願い事、かなうといいですね。

プール開き

 7月4日(水)3校時、プール開きを行いました。「25mをクロールで泳ぎ切る」等、各学年代表による水泳についての目標発表の後、6学年による「けのび」や「クロール」の模範泳法を示してもらいました。その後1年生は、6年生とペアを組んでプール底に着くなど水慣れに挑戦しました。各学年とも水に潜るなど一通り水に慣れ親しんだ後、最後に全校生で「流れるプール」を作りました。自己の水泳目標に近づき、なるべく達成できるよう指導・支援にあたっていきたいと思います。 

  

授業参観と教育講演会

 7月3日(火)5校時と放課後に授業参観と教育講演会を実施しました。授業参観では特に第2学年で外部講師として小高小の渡部和子養護教諭にお手伝いいただき、栄養のバランスや食事のマナーなど上手な食べ方について御指導いただきました。また、第6学年では健康づくり課保健師の加藤様・濱名様から思春期の体や心の発達等についての構造や対処の仕方についてわかりやすくご説明いただきました。

 放課後は「子どもの生活習慣と肥満について」と題し、医療法人会仁寿会管理栄養士の高橋千春様から肥満傾向児童に対しては生活習慣・食習慣の見直しが必要であるとの説明がありました。中でも「子どもの肥満は成人へ移行する」では、なるべく早い時期からの対策が肥満児出現率解消に結び付くとのご指導をいただきました。

全校朝会(表彰)

 7月2日(月)の全校朝会では、先日行われました「民謡民部舞少年少女福島県北大会」で優勝した横山帆香さん(第5学年)の表彰が行われました。曲目は「相馬木挽唄」でした。おめでとうございます。つづきまして、校長先生より、大阪地震によるブロック塀倒壊に鑑みて、登下校における建物倒壊から身を守るよう「背より高い壁には注意」等、危険箇所を各自チェックし、このことにより「自分の命は自分で守る」ようお話がありました。 

区連P球技大会

 7月1日(日)、猛暑となりましたが、南相馬市スポーツセンターでソフトバレーボールによる区連P球技大会が行われました。

この日のためにPTAの方々も熱心に練習を重ね、今年度はAB2チームで参加することになりました。結果的には全勝することはできませんでしたが、怪我もなくチームワークを生かしながら善戦することができました。この日の反省会でのビールのうまかったこと・・・。PTAの皆様、大変お疲れ様でした。 

放射線教育を行いました

 本日、南相馬市出前講座を活用して、「放射線について知ろう」をテーマに、低学年・中学年・高学年に分かれて、放射線教育を行いました。

 

 低学年にとっての東日本大震災は、生まれた頃・生まれる前の出来事です。大きな地震があったことは知っていても、まだ幼かったため、当時の記憶はありません。そのため、紙芝居を用いて東日本大震災発生から原発事故について知りました。その後、放射線の特徴についてクイズを交えて学びました。

 放射線教育終了後には、校庭のモニタリングポストを見て、「0.071だ!」と話していて、関心が高まっている様子でした。

 

 中学年では、「放射線」・「放射性物質」・「放射能」というそれぞれの言葉の意味について学びました。放射線には、アルファ線、ベータ線、ガンマ線があること、紙やプラスチックなどの薄い板で遮ることができると教わり、アルファ線を測ることができるアルファちゃん、ベータ線を測ることができるベータちゃんという2つの放射線検知機を使った実験でそれを確かめました。

 

 高学年では、これまでの学習を踏まえ、より知識を深め生活に活かしていく内容でした。放射線に対して必要以上に怖がることなく生きていくために、ニュースで見聞きする「ベクレル」や「シーベルト」の言葉の意味、福島県以外の放射線量、水道水の安全性、ホールボディカウンターの経年変化、世界で最も厳しい食品検査基準などについて、根拠となるデータを示しながらパワーポイントで説明していただきました。

 

 震災を風化させず、放射線に対して正しい知識を身に付け、自ら考え、判断し、行動できるよう、今後も放射線教育を進めてまいります。

全校集会(水泳のきまり)とプール清掃

 6月25日(月)、朝の全校集会、本日は体育委員会による「水泳のきまり」についての説明を行いました。

1 爪を伸ばさない、2 準備運動をする、 3 シャワーを10秒以上浴びる、4 水泳帽をかぶる、5 プールサイドを走らない、6 飛び込まない(頭に注意)、7 時間を守って泳ぐ、8 プールを上がる時はバディーを組んで確認する、

 以上8点について、演技を通して全校生で確認しました。

 2校時からは、ブロックごとに分かれて、プール清掃を行いました。きれいになったプール。今からプール開きが楽しみです。

自分の身を守るために(防犯教室)

 本日、3校時目に防犯教室を行いました。児童在校中に不審者が校庭をうろつき、教職員が説得・対応、西昇降口から校舎内へ侵入してきたという場合を想定した訓練(児童には実施を予告済)です。今回も南相馬市警察署 生活安全課の方・スクールサポーターの方々にご協力いただきました。

 

 訓練がはじまりました。

 不審者が校庭をうろついています。1年担任が不審者の存在を確認し、職員室へインターホンを使って一報を入れます。教頭が教務・養護教諭に現場に向かうよう指示し、教務が不審者対応、養護教諭が現場の状況を教頭に伝えます。教頭は校長に事態を報告し、緊急校内放送を入れました。

 『訓練。訓練。高平先生は、至急、西昇降口に来てください。児童のみなさんは、担任の先生の指示に従って避難しなさい。』の合図で、児童は黙って体育館に避難し、不審者対応班の先生は不審者の取り押さえに向かいました。(※ 高平先生:実在の先生でなく不審者対応班の先生、西昇降口:不審者の居場所 を意味します。)

 児童の避難が完了し、体育館から職員室へインターホンを使って報告しました。その後、不審者を取り押さえたことを知らせる放送が入りました。

 

 全体会では、南相馬市警察署 生活安全課の方から、「きょうのような訓練は、みなさんが生活している中で起こらないことの方が多いですが、もしものときに備えることが大切です。自分の身は自分で守りましょう。」とお話がありました。

 スクールサポーターの方々による劇を通して、

  ・友達の家に遊びに行く場合は、家族に、誰の家に行き何時に帰るか必ず伝える

  ・不審者が近づいてきたら後ずさりして一定の距離を保つ

  ・不審者の車の色やナンバーを覚えておく

  ・びっくりして声が出ないこともあるため、防犯ベルを鳴らす(電池の点検)

 などを改めて確認しました。

 

 不審者は黒い服を着ていたり、マスクやサングラスで顔を隠していたりするイメージですが、本当に悪いことを考える人というのは、日常の景色にとけこみ、ナイフなどは人目につかないよう隠して持っているものです。不審者かどうかは、〈初めて会う人、その地域で見たことのない人〉をいうのが判断するひとつのポイントだと以前聞いたことがあります。

 今月19日には、静岡県藤枝市で、下校中の小学4年男児が頭部を切りつけられ重傷というニュースもありました。児童達が自分の命を守ることについて真剣に考える防犯教室となりました。

介護教室(第5学年)

 市の職員、東電の方を講師として2時間扱いの介護教室(総合的な学習の時間)を行いました。南相馬市の高齢者を取り巻く状況についての説明の後、「高齢者を知ろう」ということで視野の狭さや、関節が固定され足腰の自由が効かなさや、それを補うための杖のつきかたを疑似体験することができました。認知症の方への接し方についても説明していただきました。児童の感想からは「お年寄りの大変さがわかった」「これからはうちの祖父母にも親切にしようと思います」等、体験を踏まえた上で自分なりの考えをもつ姿が見られました。

全校朝会(表彰)

 18日(月)の全校朝会は、これまで取り組んできた各種行事等の表彰が行われました。南相馬市小学校陸上競技大会における男子400mリレー第8位等、わんぱく相撲原町地区大会2年生の部優勝:渡辺美咲さん等、福島県総合体育対晶バスケットボール競技スポーツ少年団相双地区予選第1位:前田峻佑さん、おめでとうございます。どの児童も晴れやかないい笑顔をしていました。こころなしか自信がみなぎっているようにも見えました。

 表彰の後は、校長先生から、あいさつや清掃をまじめにこつこつこなす児童の姿に、お褒めの言葉をいただきました。 

現職教育第1回授業研究会<体育科:第4学年>

 本間教諭による体育科(キャッチバレーボール)の授業を見せてもらいました。授業の導入として運動身体プログラムに取り組み、特に本時で使う手足などの部位を中心とした運動を念入りにおこないました。次にキャッチボールを行い、ボールを正面で受け止める練習。そして4人チームに分かれての練習試合。サーブを受けたら、チーム内でボールの受け渡しを行い、4回以内で相手コートに返す。自分のコートに落とさないよう(相手コートに落とすよう)にするのはバレーボールと一緒です。途中話し合う時間を設け、いかに有利に戦うか作戦を練り合う姿が見られました。どの子も、いかにチームを勝利に導くか夢中になって頭と身体を動かしていました。

第2学年学級活動「むし歯と予防」

 担任と養護教諭によるT・T授業が行われました。

 生えて間もなく、むし歯になりやすい第一大臼歯(6歳臼歯)の位置や形、生え方や役割について学習した後、口全体の歯垢染め出しをすることで子ども達一人一人が自分の磨き残しに気付き、その場所にあった磨き方を身に付けさせるようにしました。子ども達からは第一臼歯を大事にしていきたい、むし歯にならないようしっかり歯みがきをしていきたい、などの感想が寄せられました。

エネルギー・環境教室(第5学年)

 6月5日(火)5・6校時

 東北電力原町火力発電所の方々にお出でいただき、エネルギー・環境教室を行いました。前半は水の汚れを薬を使うことにより、きれいな水と汚れたゴミを分離し、きれいな水にしてから自然に返す行程を実験で見せていただきました。後半は、自然エネルギー(風力や太陽光)を利用しての明かりやプラモデルカーが動く様子を児童自ら実験で確かめていました。授業を通して子ども達は、環境やエネルギー問題等を身近に感じ取ることができたようです。

 

フッ化物洗口がはじまりました

 南相馬市では、今年度より、同意が得られた小学1年生を対象にフッ化物洗口を実施しています。

 

 歯質強化とむし歯予防を目的に、フッ化物洗口剤を水に溶かしたうがい液(10ml)で週に1回、30秒間のぶくぶくうがいをします。その後、30分間飲食を控えます。

 ぶくぶくうがいができる年齢であり、生えて間もない新しい歯を保有する4~14歳の期間にフッ化物洗口を行うことで、最も高い効果を発揮します。フッ化物洗口は、実施してからすぐに効果があらわれるものではなく、継続実施することで効果が期待できます。

 

 本校では、1年生全員がフッ化物洗口を希望し、毎週水曜日の歯みがき後に行います。全ての歯の表面にうがい液が行き渡るようにぶくぶくうがいを行います。

 第1回目であるきょう、フッ化物洗口終了後に1年生に感想を聞いてみると、「水とはちょっと味が違った。」、「飲み込まないでできました。」など答えてくれました。

 学級担任からうがい液をもらい、ぶくぶくうがいをして、コップを洗うまでにかかった時間は5分程でした。

 丁寧な歯みがきとフッ化物洗口によって、むし歯のない健康な歯と口の持ち主になっていってほしいものです。

充実感でいっぱいの運動会

 5月19日(土)、高平小学校運動会を行いました。

 南相馬市では、前日夜から雨が降っており、体育館での開会となりました。本校の校庭は比較的水はけが良く、午後は晴れる予報であったことから、午後に校庭で種目を行うことを見越し、プログラムの順序を急遽変更(午前に団体種目・チャンスレース、午後に個人走・リレー)しました。

 

 プログラム2番、1・2年生による「紅白玉入れ プラス 玉入れ」は、入れた玉の数と片付けの速さで競います。玉の数が多かったのは紅組、片付けが速かったのは白組で、勝負は引き分けでした。

 プログラム4番「PTA綱引き」では、前職員の片平教頭先生・尾形先生にも参加していただきました。1回目、2回目とも白組が力の強さを見せ、白組の勝ちでした。

 

 校庭での実施可能な兆しが見えてきたため、 プログラム9番「キッズソーラン」終了後、教職員とPTA役員で校庭整備・テント張りを行い、その後昼食となりました。

  プログラム16番「探し物は何ですか?」では、さまざまなお題(玉入れのかご、首にタオルを巻いている人など)を探し、ゴールへ向かいます。各回に1枚ラッキーカードがあり、運良くそれを引いた人はまっすぐゴールへ走り、見事1位でした!

 校庭でも「キッズソーラン」を行い、児童達ののびのびとした踊りを保護者の方にお見せすることができました。

 最後の種目「紅白対抗リレー」では、選抜メンバーが堂々とした走りを見せてくれました。

 

 全ての種目が終わり、閉会式で結果が発表されました。紅組243点、白組239点で、優勝は紅組でした。5つの団体種目で引き分け、個人種目で勝負が分かれる結果となりました。

 今年は、午前は体育館、午後は校庭と2ヶ所での実施となり、かつ、全ての種目を行うことができ、充実感でいっぱいの運動会となりました。

 

 来賓の皆様、お忙しい中来校いただき、あたたかいご声援ありがとうございました。

 保護者の皆様、早朝よりご準備・ご協力ありがとうございました。本当に一人ひとりがよくがんばりました。

 

 

 

 

歯の健康のために(フッ化物洗口)

 南相馬市では、今年度より、市の歯科保健事業の一環で、学童期の効果的で適切なむし歯予防対策として、同意が得られた小学1年生を対象にフッ化物洗口を実施しています。

 本校では、1年生が学校生活に慣れた頃に導入をと考え、運動会後の5月23日から毎週水曜日に実施します。昨日、導入に向け市の健康づくり課の歯科衛生士さんより、1年生にやり方を説明していただきました。

 説明をよく聞いてから、水道水でぶくぶくうがいの練習をしました。

  ① 担任の先生からポンプ2プッシュ(10ml)のフッ素の液体を歯みがきコップに入れてもらう。

  ② タイマー(砂時計)を使い、30秒間ぶくぶくうがいをする。

  ③ 液を吐き出す。   という流れで行います。

 

 本県は、1人平均むし歯本数が2年連続ワースト1位という現状です。フッ化物洗口をきっかけに、毎食後の歯みがきを丁寧に行うことを徹底させ、自分の歯と口を健康に保つ意識を高めさせたいと思います。

運動会練習(全体練習Ⅱ)

 本日2校時目に、運動会全体練習(2回目)を行いました。今回は、開会式の入場からプログラム1番「ラジオ体操第一」までの練習です。

 前回の体育館練習では省略した1年生4名による「開会の言葉」、「国旗掲揚」、紅白代表児童による「誓いの言葉」も練習しました。特に、「開会の言葉」は1年生のかわいらしさが表れていて必見です。開会式の進行を務める放送委員会6年児童のアナウンスにも、日に日に磨きがかかっています。

  練習の最後に、体育主任から当日の服装について連絡がありました。

  ・半袖の裾はズボンの中に入れること

  ・はき慣れた運動靴で、靴下は白色を着用してくること

  ・紅白帽を着用し、ゴム紐を顎にひっかけること

 

 本日、お子さんを通じて運動会のプログラムをお渡ししました。当日、万全の体調で臨むことができるよう、ご家庭でもお子さんの体調管理のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

運動会練習(全体練習Ⅰ)

 本校の運動会は、5月19日(土)です。雨天の場合は、同日に本校体育館で行います。

 

 本日2校時目に、運動会全体練習を行いました。午前中に校庭がぬかるんでいたこともあり、雨天を想定して体育館で開会式・閉会式の練習を行いました。

 入場行進、誓いの言葉、紅白応援合戦、運動会の歌、ラジオ体操第一と、実際の順番で練習しました。運動会の歌は、各学年、毎日朝の会で練習しています。3番の歌詞が掛け合いになるところは、紅組・白組ともに以前より声が出ていて、迫力がありました。

 放課後には、係ごとに分かれて児童打ち合せ会が行われ、担当の先生から係の仕事内容が伝えられるとそれを真剣に聞く様子が見られました。運動会に向けて準備が着々と進んでいます。運動会当日を楽しみにしていてください。

運動会練習(ダンス)

 本日、業間休みに運動会で全校児童が踊る「キッズソーラン」の練習を行いました。全体での練習は、今回が初めてです。

 練習前に、ソーラン節について説明がありました。ソーラン節とは、北海道のニシン漁の労働歌で、曲の中には波の様子や網に入った魚を船に移している様子を表す振り付けがあることなどについて聞き、児童達は強く激しい漁のイメージを膨らませてダンス練習に入りました。

 1番から3番までの振り付けを流しで練習した後、CDに合わせ練習しました。

 初めての練習にしては上手でしたが、今後、掛け声を揃えることや紅組・白組で振りが分かれ交互になる部分などを、運動会当日まで仕上げていきたいと思います。

地震に備えて(避難訓練)

 本日2校時目に、学級活動で安全な避難の仕方を学んだ後、3校時目に避難訓練を行いました。

 本校は、海抜9.8m、海から2.93kmという立地から、30分以内に津波到達と予想される場合は、校舎3階へ避難、30分以上後に津波到着と予想される場合は、JAやすらぎ会館(1年生の足で学校から30分)へ避難としています。

 今回の避難訓練は、『休み時間(業間)に地震発生、高い津波警報発令時の校舎3階への避難』を想定した訓練です。

 

 10時10分、「訓練、訓練。地震が発生しました。避難路を確保し、机の下に避難しなさい。校庭にいる児童は、校庭中央で体を低くし、身の安全を守りなさい。」と放送があり、訓練がはじまりました。

 10時12分、「訓練、訓練。地震により、『高い津波』の警報が発令されました。全員、校舎3階へ避難しなさい。」という放送で、下学年は3階家庭科室へ、上学年は3階音楽室へ避難し、本部を3階理科室に設置しました。

 約5分で避難完了、避難解除の合図で、避難訓練全体会を行う体育館へ移動しました。

 

 避難訓練全体会では、校長先生のお話、教頭先生の講評、係の先生のお話がありました。

  ・放送や先生の指示をよく聞くこと

  ・おさない・かけない・しゃべらない・もどらない

  ・津波てんでんこ(自分の命は自分で守ること)

 

 地震や津波は発生しないことがいちばんですが、万が一発生したときに命を落とさないよう、今回のように訓練を重ねてまいります。