こんなことがありました!

放射線教育を行いました

 本日、南相馬市出前講座を活用して、「放射線について知ろう」をテーマに、低学年・中学年・高学年に分かれて、放射線教育を行いました。

 

 低学年にとっての東日本大震災は、生まれた頃・生まれる前の出来事です。大きな地震があったことは知っていても、まだ幼かったため、当時の記憶はありません。そのため、紙芝居を用いて東日本大震災発生から原発事故について知りました。その後、放射線の特徴についてクイズを交えて学びました。

 放射線教育終了後には、校庭のモニタリングポストを見て、「0.071だ!」と話していて、関心が高まっている様子でした。

 

 中学年では、「放射線」・「放射性物質」・「放射能」というそれぞれの言葉の意味について学びました。放射線には、アルファ線、ベータ線、ガンマ線があること、紙やプラスチックなどの薄い板で遮ることができると教わり、アルファ線を測ることができるアルファちゃん、ベータ線を測ることができるベータちゃんという2つの放射線検知機を使った実験でそれを確かめました。

 

 高学年では、これまでの学習を踏まえ、より知識を深め生活に活かしていく内容でした。放射線に対して必要以上に怖がることなく生きていくために、ニュースで見聞きする「ベクレル」や「シーベルト」の言葉の意味、福島県以外の放射線量、水道水の安全性、ホールボディカウンターの経年変化、世界で最も厳しい食品検査基準などについて、根拠となるデータを示しながらパワーポイントで説明していただきました。

 

 震災を風化させず、放射線に対して正しい知識を身に付け、自ら考え、判断し、行動できるよう、今後も放射線教育を進めてまいります。