ブログ

2022年3月の記事一覧

3月11日に想う 友だちや日々の生活のありがたさ

 今日はあの日から11年目の日です。リモートでの全校集会で子ども達に、あのとき何が起きたのか、そこから何を考えなければならないか、お話ししました。

 6年生の子ども達は当時1歳。5年生は生まれたばかりか、まだ生まれていない。4年生以下はもちろん生まれていない。11年前のことはよく分からないのが当たり前です。そんな子ども達に、11日の大地震と大津波でたいへんな被害を受けたこと、12日以降の原子力発電所の事故で多くの人たちが避難しなければならなくなったことをお話ししました。

 当時、原二小の体育館にも300人以上の方が避難してきたこと、4月に八沢小で学校再開したけどそのときの児童数は81人だったこと、本当は原二小に入るはずだったたくさんの友だちが避難で別の学校に行ったこと、などをお話しました。各教室では、子ども達が真剣なまなざしで話を聞いてくれたようです。

 震災のときの教訓はたくさんあります。あれも伝えたい、これも伝えたい、という気持ちでしたが、今日はあえて友だちのことに焦点を当ててお話ししました。あのとき、たくさんの子達が突然の避難で離ればなれになり、二度と会うことができなくなった子もたくさんいました。私自身、友だちのありがたさ、日々の生活のありがたさを感じた日々でした。

 最後に、今日は2時46分にサイレンが鳴るので、お亡くなりになった方などのことを想いながら黙祷をしましょうと話しました。3月11日。私たちはこの日のことを忘れてはいけません。

 

もうすぐ使える新しい遊具:名前はどうする?

 校庭の東で工事を進めていた新しい遊具。市の方から「15日から使うことができる」というお知らせが来ました。待ちに待ったお知らせ。早速、今日の全校集会で子ども達にお話ししました。

 ところで、新しい遊具は2つのすべり台を有している複合的なもので、何と呼べば良いのか、ずっと考えていました。「この機会に子ども達に考えさせ、名付け親になってもらうのも良いのでは?」と考え、急遽、子ども達の意見を募集することにしました。

 

 校長室前の応募用紙に、自分の考えを書いて、箱に入れてもらうことにしました。期間は今日から月曜まで。火曜日には名前を決めたいので、短期間としました。誰か一人のアイデアで決まるか、何人かのアイデアを活かしてまとめて決めるか、ちょっとドキドキです。

 早速、応募用紙をたくさんの子ども達がとっていきました。簡単で、分かりやすく、なじみやすいお名前を考えてほしいと思います。ナイスなアイデア期待してます。

 

花壇のお世話が続いています

 環境委員の子達が花壇の水やりをしてくれています。当番の割り当てなんでしょうが、6年生の子もしっかり役割を果たしてくれています。「最後までがんばりたい」とのこと。すばらしい。ビオラは寒さで枯れたところもありますが、根っこのあたりはしっかり緑色を保っているので、適度に水分を与えれば、元気に育ってくれると思います。

 一方、用務員さんは一生懸命小さな雑草を抜いてくださっています。「小さいうちに抜くのはたいへんだけど、その方が花たちにとっては良いことなので…」と言って、黙々と作業を続けてくださっています。ありがとうございます。

 よく見ると、ビオラの間に植えたチューリップの芽が出始めました。チューリップもビオラも、環境委員さんや用務員さんの手入れのおかげで、これからすくすくと育って行くことでしょう。春が近づいています。

 

卒業が近づいてきました:荷物の持ち帰り

 下校時、昇降口のところでは、6年生の女子達が白い箱を持って帰るところでした。中にはいろいろな学習用品が詰まっています。

 もうすぐ卒業。6年生の片付けが始まったようです。6年間、教室で成長を見守ってきた白い箱。それぞれの思い出も詰まっていることでしょう。ところで、女の子達ばかり持ち帰っているので、男子はどうなってるのか聞いてみたところ、「僕たちは明日持ち帰ります」とのこと。それぞれ都合があるのでしょう。とにかく、卒業へのカウントダウンが始まりました。

 

無事卒業式を実施することができるように

 県内の感染者数が高止まりしています。逆に、この1週間は増加傾向にもあるようです。市内の感染者数もなかなか0になりません。そこで、6年教室では、今日から給食のときに半々に分かれて、距離を保って食事することにしました。

 今まで黙食を徹底してきましたが、卒業式を前に対策をさらに徹底して、卒業式を無事開催できるようにしたいと考えています。6年生は、教室に残って食べる子と、隣の学習室で給食を食べる子と、半々に分かれました。寂しいところもありますが、どの子も目的を理解し、静かに黙食していました。

 卒業式までの登校日はあと10日。一生に一度の思い出の式が無事行われるよう、みんながんばろう。