ブログ

2022年11月の記事一覧

考えながら組み立てよう:4年森林環境学習

 3校時目に図工室に行ってみると、4年生が外部の方に何やら教わっているところでした。

 相馬地方森林組合の柳澤さんと佐々木さんに来ていただき、森林環境学習の一環で木工を習っているところでした。木工といっても、すでに形通りに切ってあるものをボンドを使って組み立てていく作業です。

 作っているのは「くみこばこ」。子ども達はペン立てに使いたいと話していました。

 外枠を作った子に尋ねたところ、「かんたんです」とVサイン。手先が器用なのですね。

 ところが、その後、柳澤さんが「中の仕切り板を組み合わせるのが難しいんです。説明書をしっかり読んで、自分の力で組み立ててみてください。」と話をしました。

 なになに、確かに難しいぞ。子ども達は説明書とにらめっこ。国語の読解力が試されます。

 それでも「せんせい、できましたー」子ども達は上手に組み立てていきました。1時間、たっぷりと木と触れ合った4年生。いい勉強ができましたね。

 

県作文コンクールで準特選を頂きました

 相馬地方の審査を特選で通り、県の作文コンクールに出品していた2作品の審査結果が分かりました。2作品とも準特選。とても上手な作文だったので、納得です。その作文の冒頭の一部分をご紹介します。

*************************

「なくしたカギ」 3年 男児

「どうしよう。」

なみだがいっぱい出て、あせも出てきた。家のカギがない。いつもキーケースの中にあるのにない。夜まで家には入れないかもしれないと思ったら、パニックになった。大声で泣き出してしまった。あまりにうるさくて、いっしょにいた妹が

「うるさい。近所の人に聞こえる。」

と言った。それはこまると思って声をのみこんだ。自分がなくしたわけではないのに妹が一生けん命さがしてくれた。二人でよつんばいになってさがした。ああ、妹がいてくれてよかった。でも見つからなかった。

 二年生までは児童クラブだったけれど、今はちがう。ふたごの妹といっしょにまっすぐ家に帰る。ぼくがお兄ちゃんだ。ぼくがカギの番人なんだ。ぜったいになくしちゃだめだと思っていたのに。…(後略)

*************************

「障がいのある子どもたちと」 6年 女児

 私には三歳年下の弟がいます。今は小学三年生。いつも元気いっぱいで、ご飯もたくさん食べます。

 そんな弟は、四歳まで話すことができませんでした。名前を呼んでも聞こえていないみたいで、返事もせずに遊び続けていました。はじめは「耳が悪いのかな。」と思ってしまいました。(中略)

「どんな病気なの。」

と母にたずねてみました。

「これはね、病気じゃないのよ。簡単に言えば『特ちょう』かな。成長もみんなよりちょっとゆっくりなんだよ。だから、お姉ちゃんも弟ができないことをお手伝いしてあげてね。」

そのとき私は小学二年生。理解するにはまだ小さくてよく分かりませんでした。

 今では話すのも上手になり、算数も得意で、かけ算九九をあっという間に覚えました。私が三年生のころ苦手だったわり算もすらすらできて、私が苦手な野菜も食べられるし、弟には良いところがたくさんあります。…(後略)

*************************

 いかがでしょう。3年生の作文は、カギを無くしたときの困った気持ちがぐいぐいと伝わってくる良い文章です。6年生の作文は、弟のよさを認め、理解している姉の気持ちがよく伝わってくる文章です。どちらも読み応えのある内容となっています。また、妹や弟が登場し、きょうだいの関わり方が見えてくる点もステキな文章だと感じました。

 この作文の後が気になるお友達は、職員室前に貼ってありますので、読んでみてください。他の子達の作文や読書感想文も掲示しています。そちらもどうぞ。

 

サンクスデイのプレゼント

 原町聖愛こども園様から、サンクスデイのプレゼントを頂きました。

 リリアンで編んだ毛糸の入れ物とメッセージ。手書きのメッセージが嬉しいですね。将来のひばりっ子の力作かな。

 毎年、頂いておりますことに感謝申し上げます。感謝を形と言葉で表すことは心と心をつなぐことにつながりますね。本校でも、今、パンジーの鉢植えを育てておりますので、時期を見てお礼に伺いたいと思います。ありがとうございました。

 

表彰しました:マラソン大会

 昨日のマラソン大会の賞状や記録証が早速できあがりました。体育部の先生方ががんばってくれました。本日子ども達に渡しましたので、ご家庭でも子ども達を認めてほめる材料にして頂ければと思います。

 学校では、本日の昼、リモート集会で各学年の男女1位の子の表彰を行いました。

 それぞれの喜びの顔をパチリ。がんばって良かったですねえ。

 マラソンはたくさんの友だちとの競い合い。だれもが1位を目指す中、自分の力をしっかり発揮して第1位となったことは本当にすばらしいと思います。おめでとう。

 ところで、5年生と6年生の1位の子達4人のタイムは、昨年の同学年の1位の子の記録を上回りました。去年の子達もそれぞれ速いと思っていましたが、4人はそれを上回る記録を出してくれたことを全校に紹介しました。すばらしいことです。

 また、最後に、この土日に宮城県名取市と茨城県坂東市のマラソン大会に出場し、優勝並びに入賞したお友達の紹介も行いました。

 名取市では名取シーサイドマラソン親子ペアマラソン女子の部で第1位。坂東市では将門ハーフマラソン大会3km小学生5~6年女子の部で第5位でした。日頃の練習の成果がマラソン大会にも直結したのだと思います。おめでとうございました。

 

がんばったよマラソン大会

 雨がポツポツ降る中でのマラソン大会となってしまいました。全天候型のトラックだったため、レースに支障はありませんでしたが、待っている子ども達や参観の皆様に寒い思いをさせてしまいました。すみませんでした。

 大会そのものは、自分なりの目標に向かって一生懸命がんばる姿が随所に見られ、子ども達がまた一つ大きくなったなあと感じるものとなりました。

 大会運営につきましてはPTA育成委員・厚生委員の皆様に監察係の仕事を引き受けて頂きました。お寒い中のご協力、誠にありがとうございました。

 たくさんの皆様のご協力のおかげで、2学期の大きな行事がまた一つ終わりました。最後に、今日のお昼の子ども達のお弁当で、心温まるものがありましたのでご紹介いたします。

 我が子の頑張りを認め、いたわるメッセージ。もらったお子さんはたいへんうれしがっていたようです。ステキですね。ひばりっ子のみなさん、今日はたいへんオツカレでした。

 

 

みんながんばれ:明日はマラソン大会

 明日15日に雲雀ヶ原陸上競技場で行うマラソン大会。このところ好天続きで、子ども達も校庭での練習をがんばっています。

 私から子ども達へのエールとして、全校集会のときに「はやく走るコツ」を伝授しました。

 1つめは「遠くを見て走ろう」と話しました。疲れてくるとどうしても視線が落ちてきて足下や数m先を見がちになります。そうすると、猫背の姿勢になり、歩幅も短くなってしまい、ますます遅くなってしまいます。視線は遠くを見つめるようにして、腰骨の上に上半身をしっかり乗せて走ると、歩幅が広がってきます。疲れているときこそ、遠くを見て走ろう!

 コツの2つめは、シューズのひもをぎゅっとしばることです。ひもが緩いと、走っているときに余計なエネルギーが必要になってきます。レースの前にひもをしっかりしばって走ること。走競技の基本ですね。

 

 最後に、「順位じゃないよ。今までの自分に勝つことが大切だよ」という話をしました。今まで1000mを続けて走れなかった子は、「1000mを続けて走る」というめあてが良いでしょう。今まで1200mを5分で走っていた子は「4分59秒で走る」というめあてが良いでしょう。マラソンは自分との戦いです。昨日の自分に勝つことを意識して、自分を高めていってほしいと考えます。

 

がんばったね今日の表彰:リモート全校集会

 お昼にリモート全校集会を開きました。その中で表彰を2つ行いました。

 まずは、市総合スポーツ大会空手道競技において、形第3位、組手第5位になった3年生の表彰です。学習発表会のときにも空手の形を見せてくれました。がんばっていますね。

 続いて、県読書感想文コンクールで入選となった3年生の表彰を行いました。県のコンクールで入選はすばらしいのですが、本人はまだまだ上を目指したいと話していました。向上心を持って取り組んでいる点、すばらしいと思います。

 他にも、いろいろなことで賞状を頂いた場合などには表彰を行い、学校中にお知らせしますので、校長の方までご連絡ください。認め合い、励まし合う子どもの育成に役立てていきたいと考えています。

 

 

 

図書室大好き

 ここ数日、業間休みに図書室に行って、子ども達の様子を見ています。

 毎日、図書室は大盛況。たくさんの子ども達が利用しています。おや、カウンターの中では、図書委員の5年生が何かをやっています。

 返却された図書のアルコール消毒です。一つ一つ丁寧に脱脂綿でふいています。コロナ対策に子ども達自らが関わっています。おや、その隣でシールを渡している子は2年生ですね。

 図書室の常連さんです。読書祭りのシールを渡す仕事をボランティアで引き受けているようです。誰かの役に立つって、楽しいですよね。

 読書祭りのパズルの方は2年生がダントツ1位のようです。他の学年も頑張って本を借りてくださいね。

 廊下には貸出冊数のグラフが貼ってあります。低学年の子ども達は簡単に読める本が多いので冊数も多いですね。このグラフは子ども達の意欲を高めてくれそうです。学校司書さんありがとう。

 その隣の掲示板には、クリスマスの飾り付けが。子ども達がそれぞれ貼っています。

 図書室のテーブルに工作コーナーがあって、ここで飾りを作っているようです。

 1年生も楽しみながら図書室を利用しています。図書室って、昔は静かに本を読むところでしたが、今は様々な楽しみを提供してくれる場所になっていて、業間の時間は活気がみなぎっています。楽しい図書室で本に触れ、活字に触れていく。学校司書さんの工夫が随所に生きています。

 

広さを比べよう:4年算数

 今日は4年生の算数の授業を見に行きました。先生が突然「実は私は家を3軒持っています。」と言いました。「一番広い家はどれなのかなあ?」「あれえ、形がいろいろで分かりにくいなあ・・」なるほど、広さくらべですね。

「どうやったらくらべることができるかな?」という問いかけに、すぐ反応する子ども達。「重ねてみれば良いんじゃない?」自分なりの方法をノートに書き出しました。スムーズですねえ。

「じゃあ、やってみようか」隣同士で協力して考えることになりました。

「これとこれではこっちの方が大きいよ」「これとこれは分かりにくいなあ。切っちゃおう。」いろいろなやり方で一番大きなものを見つける作業が続きました。

 一番大きいのは分かったけど、どのぐらい大きいかは分かりにくいねえ。このような面積のときには「1平方センチメートル」という単位が何個あるかで考えるといいんだよ。「なるほど」子ども達は面積の単位を手に入れた!

「そうすると、これは60平方cm、こっちは・・・」どんどん学習が進んでいきます。たった45分ですが、子ども達は面積の捉え方の基礎を身につけることができました。頑張ってるね4年生。

 

ありがとうございます藍染めのしおり:6年生

 新潟県新発田市の山田真嗣様、湯浅佐太郎様より、6年生へ藍染めのしおりを頂きました。

 これは、新発田市に多くの子ども達が避難していることをきっかけに、平成23年より継続して頂いているご支援です。今年度をもって終了とのことですが、10年以上も心のこもったしおりを頂きましたことに感謝申し上げます。

 早速、6年生に配布しました。一緒に熱いメッセージも入っていて、頂いた6年生も喜んでいました。全国の皆様が今でも子ども達を応援してくださっています。感謝の気持ちをもつとともに、私たちも困っている人の助けとなるような活動をしていく必要があると感じています。山田様、湯浅様、ありがとうございました。