出来事
16名の新しいお友達
4月8日(月)に平成31年度入学式が行われました。16名の新入生が大きなランドセルを背負い、入学してきました。初々しく登校してきた16名ですが、入場、返事、聞くこと、退場を立派に行える16名でした。校長より、代表の新入生へ教科書が授与され、新しく高平小学校の仲間となりました。
高平小学校では、「進んで学習する子」「思いやりのある子」「力を合わせて働く子」「体をきたえる子」の育成を目指しております。さらに、今年度の重点目標は「しっかり聞いて、しっかり伝えよう」です。児童一人ひとりの良さを伸ばし、楽しく学校生活を送っていけるように教職員全員で支援に当たりたいと思います。
保護者の皆様、地域の皆様、今年度もよろしくお願いいたします。
20名の旅立ち
本日、9時より修・卒業証書授与式を行いました。
卒業証書授与では、卒業生は落ち着いていて凜々しい横顔でした。校長先生より卒業証書を受け取り、保護者の方へ手渡すその姿は、堂々としてとても立派でした。
校長式辞では、渡辺和子さんのベストセラーのタイトルでもある「置かれた場所で咲きなさい」という一節とともに、どんな環境であってもあなたらしく花を咲かせてほしいとお話を卒業生に送りました。教育委員会挨拶では、相田みつをさんの「夢はでっかく 根は深く」を引用し、困難なことに直面したときは、根を深くはるチャンスですとのお話をいただきました。来賓祝辞(PTA会長)では、平成も幕を閉じ、新しい時代を持ち前のガッツで力強く切り拓いていってくださいとメッセージがありました。
別れの言葉では、卒業生は学校生活での思い出を一つひとつ振り返り、育ててくださった保護者の方、地域のみなさん、教職員へ感謝の言葉、在校生へのメッセージを述べました。在校生からは、お世話になった卒業生へ心をひとつに感謝の気持ちを伝えました。式歌は、これまででいちばん上手でした。
卒業生20名は、晴れやかに旅立っていきました。卒業生の保護者のみなさま、本日は誠におめでとうございます。教職員一同、中学校でのさらなる活躍を祈っております。
明日より春休みとなります。事故・けがには十分気をつけて、有意義な春休みを過ごしてください。
あの日から8年
本日3校時目、第3回避難訓練と復興慰霊行事を行いました。
10:25、「訓練、訓練。ただいま、地震が発生しました。ドアを開けて避難路を確保し、机の下にもぐりなさい。」と、放送が流れました。10:27、非常ベルが鳴り、「訓練、訓練。地震により、給食室で火災が発生しました。体育館に避難します。全員、体育館に避難しなさい。」の放送を合図に、全校児童・教職員が一斉に体育館へ避難しました。(本日、雨のため避難先を体育館としました。本来は、校庭へ避難します。)10:31、全員の避難が完了しました。
つづけて、復興慰霊行事を行いました。東日本大震災で犠牲になられた方々に黙祷を捧げました。
校長先生から、「東日本大震災における死者1万5897人、行方不明者2533人。8年前に起きた地震によって、これだけ多くの犠牲者が出ました。高平小学校は、平成24年1月10日、この校舎に戻ってきました。記憶というものは時間とともに薄れていってしまいます。3月11日にはこうして思い出し、福島県民として語り継いでいくという役目があります。」と、お話がありました。
3・4・5・6学年代表児童の作文発表がありました。6学年代表の児童は、「地震が起きたのは、私が4歳のときです。保育園でお昼寝をしていたときで、すごく怖かったことを覚えています。災害はいつ起こるか分かりません。災害に備えて、正しい知識を身に付けたいです。そして何より、普段から家族・地域の人とコミュニケーションを取って、被害を最小限にとどめたいです。」と発表しました。
東日本大震災に限らず、災害を経験した人の心には、避難での大変な思い、先の見えない不安、そんな中で支えとなった人の存在、ふるさとの忘れられない記憶など、一人ひとりにあることと思います。平穏な日常というのは、当たり前のようでいて当たり前ではありません。災害が起こったときに、近くに大人がいるとは限りません。子どもたちが自分で判断し、自分の命を守ることができるよう、今後も学校では訓練を重ねてまいります。
薬物乱用防止教室(6年)
3月6日(水)5校時、薬物乱用防止教室を行いました。
前半は、相双保健福祉事務所の後藤さんによる講義です。酒・タバコの害や「依存」・「乱用」が心身にもたらす害などを教わりました。平成29年、福島県で覚せい剤で検挙されたのは96人、その内相双の検挙者は15人なのだそうですが、実際の乱用者は、検挙者の30~90倍いるというお話に、児童は驚いた様子でした。
後半は、ヤング健康推進委員(奥羽大学薬学部の学生さん9名)によるグループワークです。奥羽大学薬学部 薬物乱用ストップ委員会作成のすごろくについて説明を聞いた後、4人1組で取り組みました。すごろくは、なかなかゴールができない作りに工夫されていて、結局ゴールすることができたのは、1名のみでした。1回薬物に手を染めてしまうと、そのループから抜けたくても抜けられないことを、すごろくを通して知りました。
最後に、児童から「薬物をすすめられても、強い気持ちではっきり断ろうと思います。」と感想が挙がりました。
相双保健福祉事務所の後藤さん、奥羽大学薬学部の学生のみなさん、ありがとうございました。
6年生を送る会
本日、3校時目に「6年生を送る会」を行いました。
6年生入場の際は、いつもやさしくお世話をしてくれた〇〇くん、英語が得意な〇〇さん…と入場に合わせ、全員の紹介がありました。
ゲームでは、6年生に混ざってもらい、誰でしょうゲーム(腰から下は隠されていて、お題をやっている人を当てるゲーム)、じゃんけんタワーなどで楽しみました。その後、在校生から色紙と記念品が手渡され、受け取った6年生はうれしそうに色紙を読んでいました。5年担任が作成したスライドショーでは、あどけなかった1年生から振り返り、心も体も大きく成長した様子が見て取れました。
6年生代表児童から、「高平小学校の良いところは縦割り清掃です。上級生が下級生にやり方を引き継いでいくところがいいなと思っていました。在校生のみなさんの力で、高平小をより良くしていってください!」とメッセージがあり、合奏のお返しがありました。
本日に至るまで、5年生が中心となって準備を進めてきました。今回、実行委員長は置かず、1人ひとりが自覚を持ち、お世話になった6年生に感謝の気持ちを込めて企画・運営を行いました。会場の飾り付け、会の司会進行、ゲームに使う物の準備・片付け等、すばやく行っていました。
6年生が入場・退場する際に、扉係の児童は両手で〇を作り、準備ができたことを知らせるサインを送り合っていました。その姿に、「来年は最高学年だ」という意識が芽生えているのを感じ、頼もしく思いました。
宿泊活動に行ってきました(5・6年)
1月29~31日、蔵王少年自然の家にて5・6年が2泊3日の宿泊活動を行いました。本来、本校の宿泊活動の学年は5年ですが、昨年度、蔵王山の噴火警戒レベルが1から2に上がったことにより、昨年度の5年(今の6年)がスキー活動をすることができず、今年度は5・6年で宿泊活動実施となりました。
1日目は、蔵王少年自然の家のゲレンデで、6班に分かれスキー練習をしました。スキーの経験があるのは一部の児童で、ほとんどはこの日が人生初めてのスキーでした。スキーの講師の先生に基礎から教えていただき、浜通りではなかなか味わえない雪を楽しみました。出会いのつどいでは係の児童がしっかり運営し、協力してベッドメイキングを行い、レクリエーションでは大盛り上がりでした。
2日目は、みやぎ蔵王えぼしリゾートで丸1日スキーを行いました。グループのレベルによって、ゴンドラやリフトに乗って上まで行き滑って下りてくる班や、なだらかな場所でハの字を徹底的に練習する班など、さまざまでした。「疲れた~」と話す顔は、充実感に溢れ、うっすらと雪焼けもしていました。夜は、疲れもあり1日目の夜よりも早く眠ったようでした。
3日目は、みやぎ蔵王えぼしリゾートで午前中スキーを行いました。スキーで下ってくるその姿は、初日からは想像もつかないほど上達した児童もおり、大きな自信となりました。「帰りたくない!」と話す児童もいました。蔵王少年自然の家に戻り、借りたスキー板やブーツ等の水分を拭き取り、返却しました。お世話になった蔵王少年自然の家の職員の方に感謝の気持ちで、別れのつどいに参加しました。帰りのバスでは、眠っている児童もおり、心身ともに成長した3日間となったようです。
インフルエンザに罹患し参加することができなかった児童や、体調不良の児童もおり、残念ながら全員は揃いませんでしたが、児童は3日間本当にがんばりました。体調を崩さないよう、土日はしっかり体を休めてほしいものです。保護者のみなさま、ありがとうございました。
ボッチャ体験<4年生総合>
「白いボールをねらえ、ボッチャマン」と題し、4年生総合的学習の時間にボッチャ体験を行いました。講師としてNPO法人はらまちクラブの杉岡様に来ていただき、ご指導をいただきました。イタリア語で「ボール」を意味するボッチャは、脳性麻痺など比較的重い障がいのある人の中で考案されたパラリンピック特有の球技です。屋内フロアーで行うカーリングのようなもので、目標物となる白玉(ジャックボール)に、それぞれのチームの赤玉と青玉をいかに多く近づけるかを競うゲームです。初め弾まないボールに困惑していた子ども達も、徐々に慣れてきて転がり部分を想定した目標物への投球を行うことができるようになりました。今回の学習を通して、子ども達には少しでも障がいのある人への思いに寄り添える人間になってほしいと思います。
第3学期スタート!
本日2校時目、第3学期始業式を行いました。
残念ながら2名が欠席し、全校児童揃っての始業式とはなりませんでしたが、児童の賑やかな声が響き、新しい学期・新しい1年の訪れを感じます。
校長先生からお話がありました。
今年は亥(いのしし)年です。亥は、十二支の最後で、次の段階へ向けてエネルギーをしっかりと蓄える年とも言われています。1年の始まりに、目標をしっかりと定め、それに向かって継続して取り組んでいきましょう。
とお話があり、児童たちは静かに聞いていました。
次に、2・4・6年生が冬休みの思い出と3学期の目標を発表しました。
6年代表児童は、「僕が冬休み中に取り組んだことは、大掃除です。細かい部分の汚れを落とすのに苦労しました。」と、発表してくれました。
最後に、児童・教職員で校歌を歌い、第3学期始業式を閉じました。
今年も、児童一人ひとりにとって充実した1年となるよう、教職員一同努めてまいります。よろしくお願いいたします。
第2学期終業式を行いました
本日、3校時目に第2学期終業式を行いました。
校長先生から、「みなさんにとって、今年1年はどのような年でしたか?一人ひとりが目標に向かってがんばる姿、行事に取り組む姿はすばらしかったです。今年の高平小学校は、“実”という漢字がぴったりだなと思いました。あすから、17日間の冬休みです。日本の文化(大掃除やおせちに込められた願い)・規則正しい生活(冬休み中も早寝早起き朝ごはん)・命を大切に(事故に遭わないよう注意)の3点を心がけて過ごしてください。」というお話がありました。
次に、1・3・5年代表児童の2学期の反省と冬休みの計画発表がありました。
・ 1年代表児童 「お母さんが忙しくて大変そうなので、冬休みのお手伝いは皿洗いをしたいと思います。おばあちゃんの家に行ったときも、皿洗いをしようと思っています。」
・3年代表児童 「授業参観で三年とうげの群読では、私の台詞は2つだったので、心を込めて読みました。授業参観に来ていたお父さんから、登場人物の気持ちを考えて読むことができたねと褒めてもらいました。」
・5年代表児童 「2学期にがんばったことは、音楽祭です。当日、緊張して少し間違えてしまった部分もあったけれど、5年生の心がひとつになったのを感じて、とてもうれしかったです。」
最後に、元気な声で校歌を歌いました。
終業式終了後、生徒指導主任より「3つの事故と1つの事件」についてお話がありました。
「交通事故(交通ルールを守る・自転車に乗る際はヘルメット着用)・火の事故(暖房器具を正しく使う・たき火はしない)・水の事故(凍結道路や池での氷遊びはしない)、誘拐(知らない人に声をかけられてもついていかない)に要注意です。自分の身は自分で守りましょう。」というお話でした。
本日、3名が欠席し全員揃っての終業式とはなりませんでした。3学期始業式には、元気に全校児童112名が揃うことを願っています。保護者のみなさま、本年のたくさんのご協力に感謝申し上げます。2019年もよろしくお願いいたします。
赤い羽根共同募金贈呈式
本日、赤い羽根共同募金の贈呈式を行いました。
本校での募金活動は、ボランティア委員会の児童が中心となり、学習発表会や朝の時間に呼びかけました。おかげさまで、36,427円の募金が集まりました。集まった募金は、ボランティア委員会の児童から南相馬市社会福祉協議会の方へ手渡されました。募金は、赤い羽根福祉基金を通じて、地域福祉や高齢者支援、災害支援などに役立てられます。
赤い羽根共同募金は、1947年に市民が主体の民間運動としてはじまりました。当初、戦後復興の一助として、被災した福祉施設を中心に支援が行われ、その後、法律(現在の「社会福祉法」)に基づき、地域福祉の推進のために活用されてきました。社会の変化のなか、共同募金は、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、さまざまな地域福祉の課題解決に取り組む民間団体を応援する、「じぶんの町を良くするしくみ。」として、取り組まれています。(赤い羽根共同募金ホームページより引用)