こんなことがありました!

2018年6月の記事一覧

放射線教育を行いました

 本日、南相馬市出前講座を活用して、「放射線について知ろう」をテーマに、低学年・中学年・高学年に分かれて、放射線教育を行いました。

 

 低学年にとっての東日本大震災は、生まれた頃・生まれる前の出来事です。大きな地震があったことは知っていても、まだ幼かったため、当時の記憶はありません。そのため、紙芝居を用いて東日本大震災発生から原発事故について知りました。その後、放射線の特徴についてクイズを交えて学びました。

 放射線教育終了後には、校庭のモニタリングポストを見て、「0.071だ!」と話していて、関心が高まっている様子でした。

 

 中学年では、「放射線」・「放射性物質」・「放射能」というそれぞれの言葉の意味について学びました。放射線には、アルファ線、ベータ線、ガンマ線があること、紙やプラスチックなどの薄い板で遮ることができると教わり、アルファ線を測ることができるアルファちゃん、ベータ線を測ることができるベータちゃんという2つの放射線検知機を使った実験でそれを確かめました。

 

 高学年では、これまでの学習を踏まえ、より知識を深め生活に活かしていく内容でした。放射線に対して必要以上に怖がることなく生きていくために、ニュースで見聞きする「ベクレル」や「シーベルト」の言葉の意味、福島県以外の放射線量、水道水の安全性、ホールボディカウンターの経年変化、世界で最も厳しい食品検査基準などについて、根拠となるデータを示しながらパワーポイントで説明していただきました。

 

 震災を風化させず、放射線に対して正しい知識を身に付け、自ら考え、判断し、行動できるよう、今後も放射線教育を進めてまいります。

全校集会(水泳のきまり)とプール清掃

 6月25日(月)、朝の全校集会、本日は体育委員会による「水泳のきまり」についての説明を行いました。

1 爪を伸ばさない、2 準備運動をする、 3 シャワーを10秒以上浴びる、4 水泳帽をかぶる、5 プールサイドを走らない、6 飛び込まない(頭に注意)、7 時間を守って泳ぐ、8 プールを上がる時はバディーを組んで確認する、

 以上8点について、演技を通して全校生で確認しました。

 2校時からは、ブロックごとに分かれて、プール清掃を行いました。きれいになったプール。今からプール開きが楽しみです。

自分の身を守るために(防犯教室)

 本日、3校時目に防犯教室を行いました。児童在校中に不審者が校庭をうろつき、教職員が説得・対応、西昇降口から校舎内へ侵入してきたという場合を想定した訓練(児童には実施を予告済)です。今回も南相馬市警察署 生活安全課の方・スクールサポーターの方々にご協力いただきました。

 

 訓練がはじまりました。

 不審者が校庭をうろついています。1年担任が不審者の存在を確認し、職員室へインターホンを使って一報を入れます。教頭が教務・養護教諭に現場に向かうよう指示し、教務が不審者対応、養護教諭が現場の状況を教頭に伝えます。教頭は校長に事態を報告し、緊急校内放送を入れました。

 『訓練。訓練。高平先生は、至急、西昇降口に来てください。児童のみなさんは、担任の先生の指示に従って避難しなさい。』の合図で、児童は黙って体育館に避難し、不審者対応班の先生は不審者の取り押さえに向かいました。(※ 高平先生:実在の先生でなく不審者対応班の先生、西昇降口:不審者の居場所 を意味します。)

 児童の避難が完了し、体育館から職員室へインターホンを使って報告しました。その後、不審者を取り押さえたことを知らせる放送が入りました。

 

 全体会では、南相馬市警察署 生活安全課の方から、「きょうのような訓練は、みなさんが生活している中で起こらないことの方が多いですが、もしものときに備えることが大切です。自分の身は自分で守りましょう。」とお話がありました。

 スクールサポーターの方々による劇を通して、

  ・友達の家に遊びに行く場合は、家族に、誰の家に行き何時に帰るか必ず伝える

  ・不審者が近づいてきたら後ずさりして一定の距離を保つ

  ・不審者の車の色やナンバーを覚えておく

  ・びっくりして声が出ないこともあるため、防犯ベルを鳴らす(電池の点検)

 などを改めて確認しました。

 

 不審者は黒い服を着ていたり、マスクやサングラスで顔を隠していたりするイメージですが、本当に悪いことを考える人というのは、日常の景色にとけこみ、ナイフなどは人目につかないよう隠して持っているものです。不審者かどうかは、〈初めて会う人、その地域で見たことのない人〉をいうのが判断するひとつのポイントだと以前聞いたことがあります。

 今月19日には、静岡県藤枝市で、下校中の小学4年男児が頭部を切りつけられ重傷というニュースもありました。児童達が自分の命を守ることについて真剣に考える防犯教室となりました。

介護教室(第5学年)

 市の職員、東電の方を講師として2時間扱いの介護教室(総合的な学習の時間)を行いました。南相馬市の高齢者を取り巻く状況についての説明の後、「高齢者を知ろう」ということで視野の狭さや、関節が固定され足腰の自由が効かなさや、それを補うための杖のつきかたを疑似体験することができました。認知症の方への接し方についても説明していただきました。児童の感想からは「お年寄りの大変さがわかった」「これからはうちの祖父母にも親切にしようと思います」等、体験を踏まえた上で自分なりの考えをもつ姿が見られました。

全校朝会(表彰)

 18日(月)の全校朝会は、これまで取り組んできた各種行事等の表彰が行われました。南相馬市小学校陸上競技大会における男子400mリレー第8位等、わんぱく相撲原町地区大会2年生の部優勝:渡辺美咲さん等、福島県総合体育対晶バスケットボール競技スポーツ少年団相双地区予選第1位:前田峻佑さん、おめでとうございます。どの児童も晴れやかないい笑顔をしていました。こころなしか自信がみなぎっているようにも見えました。

 表彰の後は、校長先生から、あいさつや清掃をまじめにこつこつこなす児童の姿に、お褒めの言葉をいただきました。