日誌

出来事

どこに逃げる?抜き打ち避難訓練

 今日の2時間目の休み時間。教頭先生が、「校長先生、1階の図工室で火災が起きたと事務室から連絡です」と言って校長室に飛び込んできました。「なに、たいへんだ。すぐ現場確認だー。」「校長先生、やっぱり火災です。初期消火しようとしましたが、燃え広がってダメです。」「子ども達を安全なところへ避難させよう。」「訓練、訓練。児童の皆さん、1階図工室から火が出ました。危ないので、校庭の赤い鉄棒前に避難します。」

 今日は避難訓練でした。それも、予告なしの訓練です。抜き打ちです。今までの避難訓練を活かして、自分でしっかり逃げることができるのか。私が以前からやってみたい取組でした。

 11月に入ってから、子ども達には「いつやるか分からないけど、予告なしで避難訓練をしますよ」と各学級で話していました。放送を聞いた子ども達は「えっ、今やるの?」と言いながら、どうしようか考え、放送の指示を聞いて、いつもの出入口から校庭に逃げていきました。

 中には機転を利かして、近くの学習室から外に出た子もいました。炎や煙に巻き込まれないようすばやく外に出る判断ができたのはGOODです。

 私が校庭に出たときには、校庭西側の赤い鉄棒に向かって走るたくさんの子ども達の姿が。ちゃんと指示を聞いていたんだね。すばらしい。

 ただ、集合場所の前では、並んでいる子達もいれば、わいわいガヤガヤ騒いでいるだけの子もいます。うーん、こういうときは自分たちの力で並ぶなどの意識も付けないといけないなあ。小さい子はしょうがないけど、上の学年の子を育てていきたいなあ。

 集合後、「4年生以上の子達は、自分で並んだり、自分たちで人数確認したり、小さい子の面倒を見たりすることもできるようになると良いね」という話をしました。

 よりによって楽しい業間の時間にやるとは…と思った子ども達もいたことでしょう。ごめんなさい。でも、火事や地震はいつも先生の近くにいるときに起きるわけじゃありません。休み時間にだって起きる可能性があります。また、先生方は避難・集合のお世話だけでなく、空き教室やトイレなどの確認をしたり、消火活動をしたり、消防署などに通報したり、本当の災害のときにはいろいろとやるべき事が出てきます。一人一人が「次に何をすれば良いか」を考えて、しっかり命を守る行動ができるように育てていきたいと感じました。

 

表彰、そして半袖デザイン発表!

 今日のお昼はリモート集会を行いました。表彰と発表です。

 まずはスポ少バスケの皆さん。大会で2位となり、賞状とトロフィーが届いたため、紹介しました。惜しくも優勝を逃したということで、次は雪辱を果たしたいとのこと。頑張ってください。おめでとう。

 次に、先日ご紹介した県作文コンクールの賞状が届いたので、準特選に輝いた2名を表彰しました。すばらしい。

 最後に、今までPTA役員さんや子ども達に協力してもらってデザインを考えてきた新しい半袖ジャージについて、デザインが決まったことを発表しました。

 最終的には、3年生、4年生、5年生の投票で決定しました。選ばれたのは右袖に校章をプリントするものとなりました。工場の方と大きさや太さを話し合い、2月頃に販売開始できるよう進めていきたいと考えています。ご協力頂きました皆様、ありがとうございました。

 

かぜを予防して元気マンになろう:1年学活

 今日の2校時目は1年生の学習を参観しました。学級活動で「かぜの予防」を勉強するそうです。黒板を見ると「げん気マンになるためには、なにがたいせつか、かんがえよう」と書かれていました。ふむふむ、元気マンですか。1年生らしいめあてですね。いいぞ。

 空気中にかぜのウイルスがたくさんいることをパワーポイントを使って先生がお話しすると、子ども達は大騒ぎ。「えー、やだー、どうしよう」…「じゃあ、ウイルスはどこから体の中に入って来るのかな?」

「そうです、主に口と鼻からウイルスが入ってきますよ。」「では、口と鼻にはどうやって入るのかな?」

「手や指についていたウイルスが口や鼻、そして目などからも入ってくるんだって。」わー、きゃー、嫌だー。子ども達はまたまた興奮。でも、1学期のときのようにいつまでも騒いだりはしません。すぐ、先生の話を聞こうとして、先生に目を向けています。成長してきたねえ。

 この後、タブレットを使って、指の汚れが取りにくいところを確認したり、電子黒板で正しいうがいや手洗いの方法を学びました。タブレットの使い方もスムーズ。感心したのは、先生が「はい、しまって」というと、すぐにお片付けをしているところ。短時間で片付けて、次の学習ができていました。すばらしい。

 最後は、自分なりに頑張りたいところを書きました。ワークシートで1週間確かめていくそうです。1年生の皆さん、うがい手洗いが上手になって元気マンになってくださいね。

 

 

 

ゲストティーチャーはお父さん:2年道徳

 今日の2時間目は2年生の道徳の授業を参観しました。テーマは「生きる力」で、生命の尊さを考える授業でした。

 「生きる力って何だろう」という先生の問いかけに、「元気」「強さ」「健康」などの答えを考える2年生。「そうだね、いろいろあるね。こういうのはどう?」と言って先生が黒板に書いたのは「支えてくれる人のやさしさ」。確かに、とうなずく子ども達。自分の中にもっている生きる力もあるけど、周りで私たちの命を支えてくれる人たちがいるから、生きることができる…ということに気付いた2年生。

 「そこで今日は、みんなの命を支える仕事をしてくださっている藤田先生にゲストティーチャーで来ていただきました。」

 今日のゲストティーチャー(GT)は楢葉町住民福祉課の藤田さんです。藤田さんは町の保健師。日頃から町民の方の健康を支える立場にある方です。そして、2年生男児のお父さんでもあります。「知ってるー、○○君のパパだー」と喜ぶ子ども達。

 藤田さんからは保健師としてのお仕事を通じて、どんなふうに命に関わっているか、やさしく分かりやすくお話しいただきました。病気の人やお年寄りの方の命を守るため、相談に乗ったり、注射やワクチンを打ったり、体力が落ちないように運動を勧めたり。でも、こうやって支えてくれる人がいるから、みんな生きていけるんだよね。

 お話しの後に、感想と質問のコーナーでは、ある子が自発的に「今日はお話しをありがとうございました」とお礼をいうシーンもありました。子ども達にとっても分かりやすい話だったんですね。藤田さんのお子さんに感想を聞いたところ、「うれしかった」と話していました。働くお父さんに触れられて、お子さんも良い経験になったのだと思います。藤田さん、本当にありがとうございました。

 学校では、社会で働く様々な方からお話を聞く学習を今後も進めていきたいと考えています。皆様、よろしければ教壇に立ってみませんか。

 

こんな未来にならないかな:未来絵日記の表彰

 土曜日に中央図書館にて「南相馬☆未来絵日記」の表彰式があり、本校の6年生の作品が市長賞を受賞しました。

 直接、市長さんから表彰を受けた6年生。ちょっと緊張したところもありましたが、その後の市長さんとの懇談でもしっかり受け答えができていました。すばらしかったです。

 早速、今日のリモート全校集会でも表彰し、学校のお友達全員に披露しました。あわせて、どのような内容だったのかを、直接本人にインタビューしてみました。

 今から10年後の2032年。南相馬市には「ソーラー樹木」がたくさんある、という想像の絵日記です。ソーラー樹木とは、太陽光や風力・水分をためておくことができる木で、美しい花々は病院や老人ホームに入っている方の癒しになる、というステキなアイデアです。日頃から、環境委員長として頑張っているからこその発想だなあ、と私も感心しました。子ども達も、彼女のアイデアを聞き、驚いていたようです。

 最後に、副賞としてドローンを頂いたことを紹介しました。こんなすごい副賞があるなら、来年も頑張ろう、と子ども達に呼びかけました。子ども達が10年後の南相馬市に思いをはせ、より良くなっていくことを夢に描くことは大変有意義な取組だと思います。市長賞おめでとうございました。