出来事
地震・津波のVR体験:4年防災教室
29日に4年生の防災教室を行いました。これは福島県で行っている「そなえるふくしま防災出前授業」を活用したもので、県危機管理課の職員さんに直接ご指導頂きました。
まずはクイズを通して学ぶ防災知識のコーナーです。職員さんの質問に答えていく子ども達。なにやら参考書のようなものを見ながら、答え探しをしていました。
県で作成した防災ガイドブックを活用していたんですね。4年生でも分かりやすく学べるガイドブックでした。
後半は、スマホ画面を使ったVR体験。地震と津波のバーチャル体験ができました。子ども達は、簡易ゴーグルを上下左右に動かして、地震や津波の様子を観察することができました。イマドキな手法です。
私も体験してみましたが、東日本大震災のときと同じような揺れ、部屋のものの落下・破損を画面を通して体験できました。
4年生はまだ生まれる前の話ですが、わずか11年前にこのような大きな災害がこの地で起きていたことを体験することができました。危機意識を持つにはたいへん有効な学習だと感じました。いざというときに備えて、知識を持って、冷静に対応できるようにしたいですね。
思いやり・やさしさのバトンタッチ:人権の花
環境委員会でお世話をしていた「人権の花」のプランターを、本日、近隣の施設を回ってプレゼントしてきました。
環境委員の子ども達は、最後にプランターの周りを拭くなどして、思いやり・やさしさの気持ちを込めました。
「人権の花」は花を育てることによって、やさしさや慈しみ、思いやりの気持ちをもつことがねらいだと思います。今回は、このプランターを地域に贈ることによって、思いやりの気持ちを広げていこうという取組になります。代表児童と一緒に各施設を回ってきました。
代表児童がしっかりあいさつをしてきたので、思いやりの気持ちが届いたのではないかと感じています。ご協力頂きました皆様、ありがとうございました。
頑張っている子の表彰と紹介:リモート全校集会
お昼のリモート集会で表彰と紹介を行いました。まずは火災予防ポスターコンクールで努力賞に輝いた5年生と3年生のお友達の紹介です。
夏休みに一生懸命考えて描いたそうです。どちらも火の後始末に注意しようという気持ちがわいてくる良い作品でした。おめでとう。
続いては、英検3級に一発で合格した3年生のお友達の紹介です。小学校3年生で英検3級はものすごいことだと思います。しかもリスニングは満点だったとのこと。アメージングです。
本人にどうやって勉強しているのか尋ねたところ、「小学校1年生の頃から英語に興味を持ち始め、その頃から毎日、ラジオを2時間程度聞いて勉強しています。」すごい。この英語を今後どのように役立てたいのか尋ねたところ、「将来、英語を使ってお仕事ができたらいいな。」とのこと。確かに、グローバルなフィールドで仕事ができますね。次は準2級を目指して頑張るとのこと。応援してます。
このように、何かを頑張って昇級や昇段した際にも校長にお知らせください。リモート集会で全校生に紹介します。一人一人のよさを認め合い、高め合っていくきっかけにしたいと考えています。
寒い朝でしたが、パンジーも子ども達も元気です
今朝7時の気温は3℃。花壇のパンジーにはつらい季節のはじまりかと思いましたが、意外と元気。このところの好天を受けて、パンジーもしっかり根付いてくれたようです。
2時間目の休み時間には、今日も水掛けを頑張る環境委員さん。水道と花壇を行ったり来たりしながら、丁寧に水掛をしてくれました。校舎北側は、まだ太陽の日が当たらないところも多いし、冷たい水を扱うし、なかなかたいへんな活動ですが、委員さんは頑張っています。
一方、校舎南側の校庭では、晩秋?初冬?の太陽を浴びながら、楽しく遊ぶ子ども達の姿が見られました。10時の気温は12℃。朝から10℃近く上昇しています。
本格的な冬を前にパンジーも子ども達ものびのびと成長しています。2学期もあと4週間。しっかりまとめを行って楽しい冬休みを迎えさせたいですね。
どこに逃げる?抜き打ち避難訓練
今日の2時間目の休み時間。教頭先生が、「校長先生、1階の図工室で火災が起きたと事務室から連絡です」と言って校長室に飛び込んできました。「なに、たいへんだ。すぐ現場確認だー。」「校長先生、やっぱり火災です。初期消火しようとしましたが、燃え広がってダメです。」「子ども達を安全なところへ避難させよう。」「訓練、訓練。児童の皆さん、1階図工室から火が出ました。危ないので、校庭の赤い鉄棒前に避難します。」
今日は避難訓練でした。それも、予告なしの訓練です。抜き打ちです。今までの避難訓練を活かして、自分でしっかり逃げることができるのか。私が以前からやってみたい取組でした。
11月に入ってから、子ども達には「いつやるか分からないけど、予告なしで避難訓練をしますよ」と各学級で話していました。放送を聞いた子ども達は「えっ、今やるの?」と言いながら、どうしようか考え、放送の指示を聞いて、いつもの出入口から校庭に逃げていきました。
中には機転を利かして、近くの学習室から外に出た子もいました。炎や煙に巻き込まれないようすばやく外に出る判断ができたのはGOODです。
私が校庭に出たときには、校庭西側の赤い鉄棒に向かって走るたくさんの子ども達の姿が。ちゃんと指示を聞いていたんだね。すばらしい。
ただ、集合場所の前では、並んでいる子達もいれば、わいわいガヤガヤ騒いでいるだけの子もいます。うーん、こういうときは自分たちの力で並ぶなどの意識も付けないといけないなあ。小さい子はしょうがないけど、上の学年の子を育てていきたいなあ。
集合後、「4年生以上の子達は、自分で並んだり、自分たちで人数確認したり、小さい子の面倒を見たりすることもできるようになると良いね」という話をしました。
よりによって楽しい業間の時間にやるとは…と思った子ども達もいたことでしょう。ごめんなさい。でも、火事や地震はいつも先生の近くにいるときに起きるわけじゃありません。休み時間にだって起きる可能性があります。また、先生方は避難・集合のお世話だけでなく、空き教室やトイレなどの確認をしたり、消火活動をしたり、消防署などに通報したり、本当の災害のときにはいろいろとやるべき事が出てきます。一人一人が「次に何をすれば良いか」を考えて、しっかり命を守る行動ができるように育てていきたいと感じました。