学校日誌

2024年1月の記事一覧

晴れ 講演会を行いました

 全校生を対象に講演会を行いました。

 講師の先生は、福島県立医科大学主任教授の坪倉正治先生です。坪倉先生は、皆さんもご存じの通り南相馬市立病院地域医療研究センター長もお務めであり、何より、東日本大震災に伴う原発事故により突然の放射線不安にさらされたこの地域に、正しい放射線の知識や正しい対処法などを震災以降ずっと教え続けてくださっている先生です。

 先生が講演の中で繰り返し伝えてくださったことは、「皆さん一人一人が、この地域の主人公。この地域を守りたいと思ったとき、(災害などが起きて)この地域を守らなければならなくなったとき、誰かがやってくれるだろうと待つ側(他人ごと)ではなく、仲間とともに行動し、前に進める側(自分ごと)になって欲しい。」というメッセージでした。

 「今、中学校で学習している内容は、大人になったときに自分で考え・判断するための基礎」「他者とつながるには、自分が何者であるか説明できなければならない」「縁を大切にすることで可能性が拡がる」など、ほかにもたくさんのキーワードをいただきました。坪倉先生、ありがとうございました!

鉛筆 3学期も授業が勝負!

 生徒の一番の仕事は「勉強」。期間の短い3学期ですが、真剣に授業に取り組んでいますよ!

 英語の授業。「外国の方に日本の魅力を伝える」ために、グループで協力しながら知恵を絞っています。もちろん英語で説明できるようにするのですが、実は、「外国の方に説明できるぐらい、自分自身が日本の魅力を理解しているか?」という問題に行き着くのです。国際理解・国際交流のあるあるです。

 数学(3年生)の授業。三平方の定理を使って問題を解決していきます。「直方体の対角線の長さ」なども求められるようになっていました。その足で1年生の数学の授業を見に行くと、1年生も「空間図形」の勉強中で、「対角線の長さってどうやって求めるの?」という疑問を持った生徒がいました。うんうん、それ、3年生が今勉強中ですよ!

給食・食事 地元の食材を楽しもう! あっ!のまたん!

 1/24~1/30は全国学校給食週間です。(南相馬市のテーマは「地元の食材を楽しもう」)

 今日の給食では、明治22年に山形県の学校でおにぎりなどが提供されたのが給食のルーツとされていることにちなんで、「セルフわかめおにぎり」が出されました。海苔のパッケージには、のまたん!

 また、汁物として、会津地方伝統の「こづゆ」がありました。

 2011年の東日本大震災後、勤めていた学校の避難先だった会津若松市で2年間過ごしましたが、飲食店などで「こづゆ」を頂くことも多く、そのおいしさに感動してお店の人にいろいろ質問しながら会津の食文化について学んだことを思い出しました。

 「こづゆ」は、祝い事など「ハレ」の日に食べるものであること、小さい器で提供するのが一般的なのは「おなかいっぱいになるまで何回でもおかわりをどうぞ」というもてなしの精神だということ、祝い事の席でふるまわれるご馳走(お膳)は、家で待つ家族へのお土産として手を付けず、こづゆをつまみにして祝い酒をいただいていたこと、・・・など(諸説あり)、「食」にまつわる文化は奥が深く、興味深いものだと思いました。

ハート ご協力に感謝!義援金を送金しました!

 1/15~1/19の期間、本校生徒会およびボランティア委員会の活動により、生徒や保護者、ご家族の皆様からお預かりした「能登半島地震緊急支援募金」を、信田沢郵便局から日本赤十字社へ送金しました。

 

 校内で集計した際も、16万円を超える額となっていましたが、信田沢郵便局様の多大なるご協力を得て、正確に数え直していただいたところ、

募金総額 16万3109円

となりました!

 募金は、額の大小ではなく気持ちの問題ですが、生徒の思いやりの気持ちが、教職員・保護者・ご家族、そして地域の方々を巻き込む大きなうねりとなり、最終的にこのようなカタチとなって現れたことを嬉しく思います。

 募金にご協力頂いた皆さん、本当にありがとうございました!

鉛筆 イチ・ニィ・サーン、ダァーッ!

 3年生は、ひと足早く「学年末テスト」です。中学校生活最後の定期テスト。

 2月に入ったらすぐに、県立高校前期選抜の「出願」です。

 ここまでに蓄えた学力を十分に発揮し、今日の日付(1月23日)のように、「1・2・3、ダァーッ!」と、良い流れで入試本番に向かって欲しいです!