出来事
いろいろな春の訪れ
金曜日に原町高校の3年生が来校されました。2月に、大学受験の練習のため、校庭の鉄棒を貸してあげたお子さんです。志望した大学に合格できたということで、わざわざ挨拶に来てくださったのです。
彼女は、体育教師になるのが夢で、教育学部を受験。試験科目にあった苦手な鉄棒を出身校の鉄棒で練習したわけです。鉄棒を貸すにあたっては、わざわざ高校の校長先生が私の所にお電話をくださり、直々にお願いされました。ひばりっ子の先輩ですので、もちろん承諾しました。2月の厳冬期、高校の体育の先生と一緒に校庭で一生懸命練習する姿を私も見かけました。本人の熱意や努力はもちろんのこと、周りで支える先生方の素晴らしさに感銘を受けました。サクラサク。本当に良かったです。有意義な大学生活を送り、夢を叶えてほしいと願っています。
そういえば、体育館のわきのあじさいが芽吹いてきました。2年生の子が見つけてくれました。
緑色の柔らかな葉っぱが開き始まりました。これも春の訪れですね。
花壇のところでは、1年生の子達がペットボトルを使って、ビオラに水掛けをしていました。
何度も行ったり来たりしながら頑張っている1年生たち。走り回って、かなり広い範囲に水をあげています。校長が何も言わなくても、進んで始まった活動。1年生も立派な2年生になれそうです。
12年前は当たり前のことができなかったんだよ:リモート集会
今日のリモート集会では、紹介と校長のお話を行いました。
紹介は、漢検5級に合格した6年生の紹介です。昨年までは学校を会場にして実施していましたが、今年から漢字チャレンジに移行したため、個人での受検となりました。
頑張って練習し、見事合格したことを讃え、みんなに紹介しました。何かに打ち込んでいるお子さんがいましたら、是非お知らせください。リモート集会で紹介します。
今日の校長のお話は、東日本大震災のことを話しました。今の6年生のうち18名は生まれていましたが、残り4名の6年生と5年生以下の全ての子は「生まれる前の話」です。あのとき、原町二小がいかにたいへんだったかをお話ししました。
4月22日から始まった第1学期。でも、放射能の関係で原町二小で授業をすることはできず、鹿島区の八沢小に行って勉強していたことを知らせました。
鹿島区に集まった児童生徒・教職員2500人分の給食は、たくさんの人の努力による「炊き出し給食」だったことを伝えました。必死になって食材をかき集め、集まった食材を工夫して昼食を作る。今の給食と比べると不十分な内容だったけど、その当時、「食べられるだけでありがたい」「みんなと食べられるだけで嬉しい」と言って、みんな喜んで食べていたそうです。
子ども達が大好きなカレーを提供するまで約1ヶ月もかかりました。肉が入っていないツナカレー。でもおいしい、おいしいと言って食べた・・・。あの当時を知っている大人は簡単に理解できることですが、子ども達にどれぐらい伝わったか・・。
当たり前のことが当たり前でなかった12年前。そのことを感じ取ってほしくて、頑張ってお話ししました。ご家庭でも話題にしていただき、あの震災を次の世代に語り継いでいく必要があると感じています。
お話しをするにあたって、校長室にあるたくさんの資料に目を通しました。いろいろと資料を読めば読むほど、涙が出そうになってきます。震災で亡くなった方、遠くに引っ越しされた方など、会うことができなくなった方がたくさんいます。自分の人生もいろいろな面で紆余曲折したような気がします。次にいつ大きな災害が起きるかわかりません。一日一日をたいせつにして過ごしていきましょう。
どうぞ学校に相談してください:文科省からのメッセージ
本日、子ども達に「小学生の皆さんへ ~不安や悩みがあったら話してみよう~」という文部科学省で作成したプリントを配布しました。児童生徒の自殺者数が増えている昨今、新年度に向かって子ども達の環境が大きく変わることから、「悩みがある場合にはいろいろな人に相談してみよう」と呼びかけるプリントです。
文部科学省からは、保護者・教職員宛にもメッセージが届いていますので、以下に掲載いたします。子ども達の様子で気になることがある場合には、どうぞ学校にご相談ください。よろしくお願いします。
トルコ地震募金を福島民報さんに預けました:6年生
3月1日~3日まで実施したトルコ地震に対する募金活動。6年生が全校生に呼びかけ、たくさんのご家庭、そして教職員から募金が寄せられました。
その結果、61,563円ものお金が集まりました。募金に協力してくださった皆様、ありがとうございました。
昨日、福島民報の支社長さんに来ていただき、募金を受け取っていただきました。(民報新聞社さんを通じて日本赤十字社に届けていただく予定です。)今朝の朝刊にも記事を掲載していただきました。
取材では、代表の6年生が、「東日本大震災のときにお世話になったトルコに恩返しをしたくて募金活動を始めました。」「トルコのこまっている人のために使ってください。」とお話しすることができました。
私たちはみなやさしい心を持っていますが、それを形に表すことは難しいような気がします。強く熱い気持ちをもって行動に移してくれた6年生。すばらしいと感じています。
花壇の花に水をあげてもいいですか:1年生・2年生
朝、登校時にあいさつ運動をしていると、一緒にあいさつ運動してくれたり、鬼ごっこを楽しんだりする1年生の子達がいます。今日は「校長先生、花壇のお花に水をあげてもいいですか?」と言ってきました。もちろんOKです。そのうち、他の1年生や2年生を巻き込んで、即席水やり部隊が誕生しました。良いことに自分から取り組む姿。すばらしい。
水を何度も何度も汲んで、花壇やプランターに水やりをしてくれました。
今日は暖かく、太陽の光も降り注ぎ、水をもらったビオラはとても嬉しいことでしょう。ぐんぐん育て、ビオラも、子らも。