こんなことがありました

幼稚園・保育園と小学校をつなぐ(~幼保小連接研修会~)

1月29日、南相馬市こども未来部こども育成課育成指導担当課長である鈴木甲子先生をお呼びして、幼稚園・保育園と小学校をどうつなげていくのかという講義をしていただきました。

お話の中から、印象的だったことをいくつかご紹介します。

〇 幼稚園教育・保育は、指導者の指示通りに動くことを目指してはおらず、子どもが保育者の想定を超えたことをしたとしても、その行動を認め、受け入れて発展させていくことを考えている。

〇 日常の遊びの中の一つ一つが、言葉での伝え合いや動作、力の加減、数の概念の習得などの能力の育成に繋がっている。

〇 「大人が線路に乗せてあげる」保育ではなく、「子どもが自分で学び取る」ことができる 保育を目指している。

〇 「~してはだめ」という禁止の言葉を「~をしようね」と変える。ネガティブからポジティブへの変換が大切である。

〇 子どもの「自立期」がどれほど大切かということ。大人の役割は、子どもに「やってあげる」ことではなく、子どもが自分で行動できるように、そのための環境を整えてあげることである。

主に、このようなお話を聞かせていただきました。

また、「アプローチカリキュラム」(就学前教育カリキュラム)についてもお話をいただきました。

小学校への就学前に様々な活動場面で小学生と交流することによって、小学校は怖い場所ではなく、楽しい場所であること、小学校ではどんな活動をしたり、どんなことができるようになったりするのかを知ることができ、小学校の生活を待ち望む子どもになるということでした。

さらに「子どもは頭の中にたくさんの豆電球を持っている」というお話を聞かせていただきました。

豆電球とは、子どもの頭の中の脳神経細胞の事です。

新しい経験をすればするほどたくさんの豆電球の明かりがつきます。そして考えることが豆電球同士の配線を繋げるそうです。しかし、6歳までに明かりのつかなかった豆電球は刈り取られてしまうというお話でした。

このことから、幼稚園や保育園での経験(豆電球の数を増やすこと)がどれだけ重要なのかが分かります。

 

幼稚園・保育園における子どもの教育や保育の考え方は、小学校における教育とも深く関わっています。

今回の講義で、多くのことを学ばせていただきました。それを今後の教育に生かしていくよう、努力したいと思います。

鈴木甲子先生、貴重なお話をありがとうございました。

もうすぐ節分! (1年生)

3学期が始まり間もなく1か月が経ちます。

最近の1年生は縄跳びの練習に一生懸命取り組んでいます。

前跳び・1分間持久跳びもだんだん力がついてきて続々合格中です!

まだまだ縄跳び週間は続きますので、少しずつ多く跳べるように練習していきたいと思います。

 

さて、いよいよ来週から2月になります。

今年は2月2日が節分となります。それに向けて1年生では、廊下の掲示板に折り紙でおにのモザイクアートを作りました。

【Before】

  ↓

【After】

週末の宿題として、ハートや手裏剣、鶴など…おうちの方にも協力していただき、こんなに素敵な赤おにと青おにが出来上がりました。自分の作ったものが作品の一部になっていて「あ、あそこに私のがある!」と楽しそうに見ていました。

ご協力ありがとうございました。

 

また、節分は心の中にいる「こわいな」「いやだな」と思わせるおにを追い出すということも知り、それぞれの追い出したいおにも考えて書きました。

 

「忘れんぼう鬼を追い出せば、忘れ物をしなくなる!」

「めんどくさい鬼を追い出して、家のカーテン開けの仕事をちゃんとやりたい。」

など、それぞれ思い思いに書いていました。

心の中のおにを追い出せるように、 おうちでも豆まきをしてみましょう!

4年生 リモートでの放射線教育

昨日,4年生は学級活動の時間に放射線について学びました。

リモートで,鳥取大学の北先生からお話を聞き,
放射線の正体や種類について詳しく教えていただきました。

リモートを活用した授業は初めてでしたが,初めて知る放射線の正体に興味津々です。

また,環境再生プラザの方々と一緒に放射線計測の実験をしました。
計測器と物質(石や肥料,乾燥昆布など)の間に紙や鉄板をはさみ,α線やβ線は何でどのくらい遮られるのかを調べました。

身近なものからも放射線が出ていることや放射線の正体,危険性についての理解も深めることができました。

環境再生プラザの皆様,鳥取大学の北先生,ありがとうございました。

 

校庭の砂利撤去 始まりました

現在、石二小の校庭では砂利の撤去工事が始まっています。

校庭の大部分をフェンスで囲んでおり、進入禁止となっています。

3月いっぱいまで続く予定です。

工事車両も出入りしますので、子ども達には安全指導を徹底していきたいと思います。

工事期間中は校庭の活用できなくなってしまいますが、砂利の撤去が完了すれば広い校庭をのびのびと使えるようになります。

ご理解とご協力をお願いいたします。

5年 がん教育出前授業

福島県立医科大学病院から、放射線腫瘍科のドクター佐藤久志先生に来校していただき、がん教育出前授業を行っていただきました。

内容はです。

佐藤先生の自己紹介から始まり、がん細胞ができる理由は正常な細胞が分裂する時に不手際によってできることや、がん細胞は自然にでき、みんなが持っていること、がん細胞の増え方など、がんについて説明していただきました。

がんにならないために必要なこととして、わかっている原因を減らすと予防になるということや、がんは小さいうちに治療すれば95%の人を治すことができること、小さいうちに発見するには定期的な健康診断が大切だということなど、児童たちに分かりやすく話をしていただきました。

復習にもなりますので、本日学習した内容につきましては、ぜひお子さんに聞いてみていただきたいと思います。

実は佐藤先生は、医者でありながら、がん経験者でもあり、がんに対する気持ちの変化や家族の支え、ピースサインで自分の闘病生活を克服したお話もしていただきました。

10人の児童からの質問では、がんは何種類あるのか?他の人にうつるのか?自覚症状はあったのか?などがあり、1つ1つ丁寧に答えていただきました。

3人の児童が代表でがん教育授業の感想を発表しました。がんが100種類以上もあることに驚いたこと、家の人にも今日聞いたことを伝えたいということ、健康診断を受診するように家族に話したいということなど多様な見方や考え方が育まれたことが伝わってくる感想を述べることができました。

佐藤先生の話し方がとても分かりやすく児童も真剣に話を聞くことができ、勉強になる授業でした。