こんなことがありました

日々の出来事

小さな安全パトロール隊

 3年生は,社会科の学習と総合的な学習の時間で学校の周りを探検に行きました。社会科では,学校の周りにはどのような建物があるのかを調べました。小高神社コースと小高駅コースに分かれて,駐在所や郵便局,貴船神社や浮舟会館,小高区役所などを発見しました。同時に総合的な学習の時間で安全マップを作るために,危険個所も調べました。小さな安全パトロール隊は,建物の解体工事現場や見通しの悪い交差点,蓋の抜けている側溝などを発見し,これから地図にまとめていこうという意欲が高まりました。これからもふるさと小高を知るために,どんどん学校を跳び出して学習していこうと思います。









復活の時

 5月20日は小高区4小学校の運動会が予定されています。その中で6年ぶりに復活する種目があります。相馬地方では多くの小学校で行われている「神旗争奪戦」です。本日は3~6年生による,第1回目の全体練習を行いました。
 現在,小高区4小学校の児童数は震災後,減少しており,4人1組の騎馬武者を多数作ることができません。そこで今年は,3・4年生に足軽部隊(徒歩で参加)として参加してもらうことにしました。本格的な神旗争奪戦の風景ではないのですが,小高の地でこの種目を復活できることをうれしく思います。写真でも分かるように人工芝の校庭は,雲雀ヶ原の相馬野馬追祭場地の芝生にも見えます。運動会当日には,さらに素晴らしい演出も用意されているとかいないとか…今年の運動会の目玉の紹介でした。

初めての全校集会

 小高小学校校舎での学校生活も少しずつ軌道に乗ってきました。今日は,今年度初めての全校集会を開催しました。今回はJRC登録式をメインに行いました。
 JRCとはご存知の通りJunior Red Crossの頭文字をとったもので小学生向けには「青少年赤十字」の略です。校長先生からはJRC活動として「健康・安全…元気に学校に来ること」「奉仕の心…ちょっとだけ周りのお手伝いをすること」「国際理解…ALTのアイリス先生などと触れ合って外国のことをよく知ること」の3つをしてほしいというお話をいただきました。話を聞いて,子ども達も,「うん,ぼくにもできそうだっ!」と感じたようです。さらに,ちかいの言葉を全員で読んでから,登録証とバッジの贈呈が行われました。
 また,保健の先生からはトイレの使い方,生徒指導の先生からは大型連休の過ごし方についてお話がありました。 

運動会のスローガン決定

今年の運動会のスローガンは
いざ出陣! 仲間を信じて 勝利のゴールへ一直線 

~この小高の地で~

に決まりました。5月20日の運動会当日までこのスローガンを目標に一人一人が頑張っていきます。

一緒に給食を食べたよ

 市議会議員と市教育委員会の方々が学校を訪問してくれました。お昼は子ども達と一緒に給食を食べ,全学年の子と触れ合ってくださいました。どの学級からも笑い声が聞こえてきて,とても楽しい時間となりました。

第1回避難訓練

 第1回目の避難訓練は地震と火災を想定した訓練でした。子ども達はこれまで何度も訓練を行っていますが,繰り返し行うことによって安全・迅速・冷静に避難できる態度が身に付いてきました。
 小高区の校舎に戻ってきて初めての避難訓練でしたが,3分強の時間で全員が安全に避難することができました。普段通らない部分を通って移動しましたが,混乱もなく立派に避難行動がとれていました。
 校庭では,消防署の方から「お・は・し・も」について話をしていただきました。「お…押さない,は…走らない,し…しゃべらない,も…戻らない」の頭文字です。しっかりと守っていきたいものです。最後に,水消火器の訓練を行いました。4名の先生方と6年生の子ども達が的をめがけて消火練習を行いました。

安全な暮らしを守るために

 4年生8名は26日に原町区にある消防署に見学に行きました。署内を案内していただいたり,消防服を着させていただいたりしました。また,新たに導入されたとても珍しい「ブーム付きポンプ車」にも乗せていただきました。自分たちのくらしを守ってくれている方々に触れ,子ども達は素晴らしい経験をすることができました。教科書の記述やイラストと比べながら見学することを通して,南相馬市の安全な暮らしについて思いを巡らせることができました。

春の遠足

 21日(金)に,1・2年生は伊達市の「霊山こどもの村」,2・3年生は宮城県にある「角田市スペースタワー・コスモハウス」へ遠足に行きました。初めて訪れる子がほとんどでバスを降りた瞬間から興味津々でした。
 霊山こどもの村では,遊具で元気いっぱい遊んだりアクセサリーを作ったり,みんな仲良くお弁当を食べたりしました。1年生も2年生も,広い場所や遊具を目の前にして笑顔がはじけていました。
 3・4年生は地上40メートルを超えた展望台から街を眺めたり,人工衛星の展示物を見学しました。近くの公園ではローラー滑り台やターザンロープで遊んだり,近くにいた中学生とオニごっこをしたりして楽く過ごしました。
 本日の遠足を通して,公共の場でのマナーを守ったり,友達や他学年の人と関わったりする学習ができました。また,外でお弁当を食べたり元気に遊んだりという遠足本来の目的を十分達成することができました。


花いっぱいの学校になーれ

 今年度もたくさん(900ポッド)の花の苗の支援をいただきました。仮設校舎と違って小高区の本校舎の敷地はかなり広く,たくさんの花壇があるので少ない人数で植えることはとても大変でした。また,今回は花壇も除染したという事で,肥料を1から入れていかなくてはならなかったのでかなりの重労働でした。それでもマリーゴールドやサルビアなどで学校全体が花いっぱいになるように一生懸命作業していました。これからみんなが植えた花が成長するにつれて,人工芝の緑と色とりどりの花の色とのコントラストが美しい学校になることでしょう。


はりきりタイム始動

 小高区4小学校名物の「はりきりタイム」が始まりました。秋の校内走ろう会(マラソン記録会)を目標に今日から体力作りに励んでいきます。
 今年からは人工芝の校庭で運動ができるので,今まで体を動かすことが苦手だった子も積極的に校庭を走り回る姿が見られました。1周200mの校庭をこれから何周走ることができるのか・・・長い旅路の始まりの日でした。

1年生が仲間入り(1年生を迎える会)

 入学式の次の日から着々と準備を重ねてきた1年生を迎える会の日がやってきました。6年生としては最高学年として初めての大きなイベントでもあり,5年生としては自分たちが中心となって大きな体育館の飾りつけを任せられる機会でもあります。以前にもお伝えしたように休み時間も削って準備をしてきたので,素晴らしい会場となっていました。主役の1年生だけではなく,2~4年生も目を丸くして驚くぐらいの会場でした。
 会の中では「しんぶんジャンケン」と「しっぽとり」で全校生が交流を図りました。真剣勝負の中にも低学年の友達には優しい気持ちで接してあげている高学年の姿もあり,一人一人がこのイベントを通して成長していました。2年生から贈られた大きなメダルを首にかけ,1年生の笑顔は最高のものになっていました。そして,今年初めて全校生で歌った校歌は,4人の1年生パワーを加えて完璧なものとなりました。短い時間でこのようなイベントを成功させた児童会のメンバーは大きな自信となったことと思います。今年1年間の児童会活動の充実ぶりが今から期待できます。
 休み時間や様々な行事で1年生と一緒に活動する機会はありましたが,本日の1年生を迎える会を一緒に過ごすことによって本当の意味での仲間になれた感じがしました。








小高区復興に向けて

 16日は日曜日でしたが,小高区教育施設再開等紀念祝賀会やゴルゴ松本さんによる「命の授業」,浮舟まつりへの参加などが行われました。祝賀会には市長さんをはじめ議員の方々などが来賓として参加してくださり,皆様方からの小高区に対する熱い思いを聞くことができました。全国からも注目されている小高区の小・中・高校ですが,地域の方々からの期待に応えられるように一生懸命教育活動を行っていかなくてはならないという気持ちをあらためて持つことができました。
 「命の授業」では,ゴルゴ松本さんの得意とされている漢字の持つ意味を活用して様々なことを分かりやすく,そして熱く講演していただきました。「言」や「間」等の漢字を核として生きていくことについて納得したり考えさせられたりしました。お話の最後には「命」のポーズを本校校長や子どもたち全員と共に行いました。往年のギャグにもふれることができ,有意義な時間となりました。
 お祭りでは,南相馬&杉並トモダチプロジェクトの方々と共に「トモダチ盆唄」を飛び入りで踊りました。2年間運動会で踊ってきましたが,はじめてプロジェクトのみなさんと踊ることができました。今年の運動会にも予定されているので良いきっかけとなりました。
 小高区復興の第一歩に参加することができ,子ども達も気持ちを新たにして学校に通うことができることと思います。

授業参観日

 今年度初めての授業参観,PTA総会,学年懇談会が行われました。1年生にとっては入学してすぐの授業参観日となりましたが,小学生として立派に生活している姿を保護者のみなさんにお見せすることができました。また,2~6年生は進級した姿を見ていただくことができました。3月と4月ではほんの短い時間なのですが,子どもたちの意識は,新たな学年としてきちんと成長してます。素晴らしい事だと改めて感じます。
 PTA総会や学年懇談会にも多数の保護者の皆様に参加していただき感謝しております。今後も小高区4小学校の教育活動に,ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

おめでとうノート

 はらまちロータリークラブさんから1年生に「おめでとうノート」の贈呈がありました。教室で一人一人に励ましの言葉をかけながらノートと塗り絵を手渡ししてくださいました。4人の1年生は笑顔でお礼の言葉を述べていました。入学したてで,勉強に意欲的な1年生にとってノートは大変うれしいおくりものでした。

休み時間も準備

 来週に迫った「1年生を迎える会」ですが,現在急ピッチで準備が進んでいます。予定ではふれあいタイムだけで大丈夫だと思っていましたが,よりよいイベントにしたいという願いが高まり,休み時間も使って準備を進めることになりました。特に代表委員になった6年生が中心となって活動する姿が素晴らしいです。19日の迎える会は,きっとみんなの笑顔があふれる時間になることと思います。

春って意外と・・・

 4年生の理科では「あたたかくなると」の学習をしています。春といえば花が咲いて,昆虫がたくさん活動する季節のイメージがありますが,本日の観察では小さな春しか見つけられませんでした。はじめは桜の花ぐらいしか見つけられなかった子ども達ですが,地面をよく見るとオオイヌノフグリが咲いていたり,つくしが出ていたりするのを発見しました。自分の目で確かめることによって,「春」の持つイメージを覆し,自分なりの「春」をインプットすることができました。

交通教室

 2校時目には交通教室が行われました。学校のそばに住んでいる子も増えたため,学校の周りの歩き方の練習をすることはとても大切なこととなります。今回は幼稚園児も一緒に,実際に路上で歩行訓練を行いました。特に力を入れた部分は横断歩道の渡り方です。「右」「左」「右」を自分の目で確かめて手を挙げて渡る練習を何度も繰り返しました。
 歩行訓練の後は,小高駐在所の警察の方から交通ルールについてお話をいただきました。交通標識のクイズを交えながら楽しく学習することができました。子ども達が戻ってきて賑やかになった小高区ですが,交通事故は0のままでいきたいものです。

地区集会

 4月から小高区で学校を再開しているので,子ども達が通学方法の今まで以上に多岐にわたるようになりました。特に学校の周辺から徒歩で通学する子が増えたので,交通事故には十分な注意が必要になりました。そこで,始業式の次の日でまだまだあわただしい中ですが,居住地ごとの小高,鹿島,原町の3地区に分かれて集会を行いました。集会の中では,通学方法の確認や安全な歩き方の指導,方部長などの役員決めを行いました。特に役員になった6年生は,気持ちも新たに安全な登下校に向けての心構えを確認していました。
 今後ますます交通量の増加が予想されます。子ども達の送迎時の交通安全について,保護者の皆様も十分に気を付けていただき,交通事故0へのご協力をお願いします。

入学式

 新入生4名を迎えての入学式が行われました。小高区での学校再開をお祝いしてくれているかのような晴天に恵まれ,素晴らしい天候の中で式を開催することができました。 
 6年生のお兄さんたちに手を引かれ,元気一杯に入場した1年生,式の間もしっかりと座って参加することができていました。明日からは,この小高区4小学校の校舎や校庭で元気に勉強や運動をしてほしいです。

転入職員披露式・1学期始業式

 入学式の前には転入職員披露式・1学期始業式が行われました。
 転入職員披露式では,新たにお迎えした7名の先生方を2年生以上の児童に紹介しました。みんなそれぞれの自己紹介やあいさつなどを,食い入るような眼差しで見つめていました。
 始業式では学級担任発表や校長先生のお話などがありました。みんな新しい場所で新しい校長先生のもと,新しい気持ちで新年度をスタートすることができました。

離任式

 今年も離任式の日が来ました。今回は8名の先生方が小高区4小学校を退職・転勤することになりました。8名の先生方はそれぞれの立場で4校の子ども達のために日々ご尽力していただきました。
 式では転勤・退職される先生方からの挨拶をいただき,代表児童から送別の言葉や花束贈呈がありました。保護者の方々にも多数参加していただき,先生方が子ども達からも地域からも愛されていたことが良くわかりました。外での見送りも花束を手渡したり握手をしたり,記念写真を撮ったりと分かれを惜しみながら最後の時間を過ごしていました。
 4月からの先生方の新しい生活が幸多きものになるようにお祈りするとともに感謝の気持ちをいつまでも忘れずにしていきたいと思います。ありがとうございました。 

引っ越しの日

 5年間子ども達を見守ってくれた仮設校舎から,小高区の本校舎への引っ越し作業が本格的に始まりました。小さな仮設校舎でしたけれども5年間の子ども達の思い出がたくさん詰まっているので,想像以上の荷物でした。今回は運送会社のお世話になったのでスムーズに作業は進んでいますが,1日だけではすみそうもありません。荷物が無くなった部屋はがらんとしていて「こんなに広かったんだ」と感慨深く眺めている先生もいました。
 4月には取り壊しの予定がある仮設校舎ですが,最後まで大切にしていきたいです。

卒業式

 3月23日,いよいよ卒業式です。小高区の4つの小学校が合同に運営し始めてから初めての卒業式です。そして鹿島区にある仮設校舎では最後の卒業式になります。
 小高小学校14名,福浦小学校8名,金房小学校は6名,鳩原小学校は1名が卒業しました。
 6年生29名は,校長先生から一人一人が立派に卒業証書をいただき,呼びかけや式歌でははっきりとした声でメッセージを伝えることができました。特に「旅立ちの日に」の合唱は,最高のハーモニーを奏でることができました。
 4月からは様々な中学校への進学になりますが,仮設校舎で培った力を発揮して活躍してくれることと思います。

ドローン体験

 4月になると小高でドローン教室が予定されています。そのPRも兼ねて南相馬市役所の方々が仮設の体育館でドローン体験会を開いてくれました。昼休みの短い時間でしたが,多くの子どもや先生方がドローンを体験しました。今回のドローンは10センチメートル四方ほどの小さなものでしたが,自由自在に空中を飛び回り,宙返りまですることができました。子ども達は初めは慎重に操作していましたが,慣れてくると大胆に操っていました。
 南相馬市は今後ドローンやロボットなどの最先端の産業を開発していく拠点になっていくことが予想されます。小さな頃から最先端の技術に触れることのできる環境はとても素晴らしいと思いました。4月のドローン教室にもたくさんの子ども達に参加してほしいです。

3.11集会

 明日は3月11日なのですが土曜日なので,本日「3.11集会」を行いました。校長先生から『学校っていいな』という絵本を使って震災直後の給食の様子や小高,福浦,金房,鳩原小学校のみんなが引っ越しを重ねて今の仮設校舎にたどり着いた事などを話していただきました。今まで仮設校舎で過ごしたたくさんの人たちの想いを受けついでこれからも福島県でたくましく生きていこうという気持ちが改めて湧いてきました。

6年生を送る会

 いよいよ6年生を送る会です。朝には「大空がむかえる朝」の歌声が聞こえてきたり,呼びかけの練習の声が聞こえたり,6年生は卒業証書の頂き方の練習をしたりと卒業式への気分がちらほらと感じられるようになってきていますが,6年生を送る会はやはり大きな節目の行事です。
 今回は,5年生が中心となって企画運営をしました。楽しいクイズやゲーム,各学年からの感謝の言葉など短い時間でしたが密度の濃い時間を過ごすことができました。6年生からはお礼の言葉と歌を在校生のみんなにプレゼントしました。感謝の言葉は,今までのお礼や在校生へのエールが含まれており,大変感動する内容でした。
 感謝の言葉や低学年からのメダルの贈呈,退場の時のアーチのトンネルなどでは涙ぐむ6年生の姿も見られました。6年生は下校時もプレゼントしてもらったメダルを胸に笑顔で帰っていきました。

大なわとび大会

  体育委員会主催の大繩(長縄跳び)大会が開催されました。今回は,清掃班を2つ合わせてグループを作り,3分間でどれだけ跳べたかの合計を競いました。ほぼぶっつけ本番だったのですが,127回を跳んだグループもありました。特に1年生は縄に入ることが難しかったのですが,タイミングよく体を押してあげる姿も見られました。卒業式の会場準備が始まると全校生でのイベントはできなくなってしまいます。今回が今年度最後の体育委員会によるイベンドでしたが,毎回楽しく運動できて素晴らしかったです。

見守り隊結成

 4月から小高区で学校を再開するにあたって子ども達の登下校を見守ってくださる「見守り隊」が結成されました。南相馬警察署や小高区の商工会議所,地域パトロールのみなさん,東京電力の社員の方々などたくさんの大人が子ども達の安全確保のために活動をしてくださることになりました。6日には,全校集会時に子ども達を交えた結成式が行われました。警察署長さんをはじめ様々な方からの挨拶をいただき,6年生の代表の子がお世話になりますという事を伝えました。小学生は結成式に参加し,少しでも不安が減っていくように,たくさんの方々の協力があることを知ることができました。 

感謝の集い

 6日(金)の5校時目には,鹿島中学校との感謝の集いが行われました。およそ5年間という長い年月に渡って敷地内に仮設校舎や仮設体育館を建てさせてもらい,小高区の小学校のために様々な人的・物的な支援をしてくださった鹿島中学校の生徒さんや教職員の方々に感謝を伝える会でした。
 小学校側からは感謝の言葉や合唱でお礼の気持ちをみんなで表しました。代表の子からは,校舎を建てさせてもらった感謝や中学生とのかかわりについての思い出などが発表されました。そして,中学校側からは応援団によるエールや吹奏楽部による演奏,全校生徒による南相馬市民の歌などを贈っていただきました。終わりに,両校の校長先生からお話をいただきました。短い時間でしたが,心温まる交流ができました。小高区の小学校の仮設校舎が鹿島中学校にあったという歴史は終わりを迎えようとしていますが,東日本大震災を語る中でいつまでも忘れることのない出来事にしていきたいものです。








最後の授業参観日

 平成28年度最後の授業参観日でした。仮設校舎としても最後の参観日でした。各教室での学年懇談会では仮設校舎での思い出なども語られていました。
1年生 生活科 「もうすぐ2年生」

 1年間の生活や学習の中でできるようになったことを発表する活動を通して,自分たちの成長を振り返ることができました。1年生の成長は素晴らしいものがありました。今ではすっかり小学生として毎日楽しく生活しています。


2年生 生活科 「あしたへジャンプ」

 多くの人びとの支えによって,自分たちが成長していくことに気づき,感謝の気持ちを家族に伝えることができました。いつも元気いっぱいの2年生は,もうすぐ3年生になる喜びを上手に伝えることができました。


3年生 学級活動「なかよし3年生 思い出発表会」

 1年間でできるようになったことや思い出を発表することにより,自分自身の成長に気づくことができました。9名だけの3年生ですが,中身の濃い発表内容でした。見てくださった保護者の皆様にも楽しい思い出が伝わりました。


4年生 総合的な学習の時間 「二分の一成人式」

 家族への感謝を伝えることで自分の成長を振り返り,将来の自分の姿を考えることができました。グループで様々なことを発表したり感謝を伝えたりしながら10年間の自分の人生を振り返ることで大人への折り返し地点をしっかりと心に刻みました。本日頂いた1/2成人証書は4年生の誇りです。

5年生 社会科 「わたしたちの生活と環境」

 森林環境について自分ができることをICT機器を用いて発表することにより,日常の生活を振り返ることができました。地球温暖化防止にもつながる森林環境の保護についての学習は地球に生きる人類共通の問題です。今回5年生はパソコンや電子黒板を活用してみている人に少しでもわかりやすい発表になるように工夫しながら頑張りました。

6年生 総合的な学習の時間 「思い出を発表しよう」

 家族に,6年間でできるようになったことを伝え,感謝の気持ちを持つことができるようにしました。「感謝感激泣いてもいいの会」とネーミングしたイベントを子どもだけの力で立派に運営しました。子ども達から保護者の方への手紙を読むコーナーでは多くの方が涙腺崩壊していました。

支援していただきありがとうございます

 23日には創価学会様より図書の支援をいただきました。今回300冊,今後5年間にわたって毎年20冊ずつ,合計400冊もの児童用図書を支援していただくことになりました。今後の図書の充実が楽しみです。
 27日には小高区中部地区まちづくり委員会様より交通安全を願って,昨年度に引き続きアスパライダーのクリアファイルをいただきました。今年度のデザインには小高区の本校舎の写真も使われています。
 震災から6年が経とうとしていますが,まだまだ被災地であること忘れないでいてくださる方々に感謝の気持ちをもち続けたいものです。

母校訪問

 6年生は小高区の本校舎を見学に行きました。バスの関係で福浦・小高小学校コースと鳩原・金房小学校コースに分かれました。
 約6年間子ども達の姿が無かった校舎に響き渡る小学生の声,震災当日のままの職員室や教室,靴箱などを見るとタイムスリップしたような感覚に陥りました。6年生の子ども達は震災当時幼稚園の年長さんで小学校では学習していないのですが,隣接する幼稚園から校舎を見て4月からの小学校生活を夢見ていたり,兄姉の授業参観日についてきて校舎の中を巡った思い出があったり,小学校の運動会にお呼ばれしたりした記憶がよみがえって来たりしたようでした。保健室では「本当だったらここに寝てたのかな」「フカフカのベッドだなぁ」という声も聞かれました。
 小高小学校だけは4月からの再開を見越して工事が進んでいました。真新しい教室やトイレ,緑一面の校庭などが小高区の復興を印象付けてくれました。せっかくの機会だったので,短時間ですが人工芝の校庭での初遊びもさせてもらいました。
 それぞれの学校にはそれぞれの事情がありますが,自分たちの母校であるという感覚は持てたようでした。市のみなさんが今まで清掃をしたり除草をしたりして地域の宝物である小学校を維持管理してくれていました。いつの日か子ども達の声が毎日のように聞ける学校に戻るまで,大切にしていかなくてはならないと感じた見学になりました。

ひとよひとよにひとみごろ

 コアティーチャーの橋本先生による今年度最後の授業がありました。6年生では「ありがとう算数!よろしくね数学!」ということで正方形の面積を使って中学校で学習するルートに触れてみました。1平方センチメートルの1辺は1cm,4平方センチメートルの1辺は2cm。それでは2平方センチメートルの正方形の1辺は何センチメートルなのか?ということで電卓を用いながら1辺の長さを探っていきました。小学校では学習しないルート2なのですが,みんな必死に電卓を叩いていました。一番できた子で1.4142135まで見つけました。ものの10分間でしたが凄いですよね。橋本先生からはどこまでも続く小数があること,ルートという記号を使うこと,実は小学生でも円周率などで触れていたことなどを教えていただきました。中でも一番の驚きは1.41421356を覚えなくてはいけないという事でした!衝撃が走りましたが,語呂合わせも教えてもらいました。そうです,「ひとよひとよにひとみご(ろ)」ですね。
 このように難しいと感じていたかもしれない数学に対して,早くやってみたいと感じさせてくださった橋本先生には感謝です。中学校の先生からの刺激は子ども達の知的好奇心を常にくすぐってくれました。1年間ありがとうございました。

感謝の集いの練習

 3月3日に鹿島中学校にて「感謝の集い」を行う予定です。小高区4小学校の子ども達は,今まで体育館や家庭科室,敷地を使わせていただいたり中学生にもいろいろな場面でお世話になったりしました。そのお礼を伝える会になります。本日はその「感謝の集い」に向けて鹿島中の体育館で練習を行いました。久しぶりの鹿島中学校の体育館はやはり大きいなという感想でした。1年生は初めて入った子も多いので仮設の体育館との違いに驚いていたかもしれません。司会や感謝の言葉を担当する子は全体練習の後も練習を行って本番の動きを確認しました。当日は鹿島中の生徒のみなさんからもエールなどを送っていただけるという事なので今から楽しみしています。
 いよいよ残りが少なくなってきた仮設校舎での生活ですが,一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

なわとび大会

 なわとび大会が行われました。各学年ともに持久跳びと二重跳びや交差跳びなどに挑戦しました。友達と比べることも大切ですが,自分の目標に向かって挑戦することが目標となっています。16日に行われた高学年の大会では学年対抗長なわとび大会も行われました。1回目は同じ回数で引き分け,2回目はどちらも200回越えのハイレベルな戦いになりましたが,5年生が勝利しました。6年生の惜しさと言ったら文字で表現できるレベルではありませんでした。もう一度挑戦し,絶対勝つという闘志がわいたようでした。
 冬の定番スポーツのなわとびですが,スモールステップで目標を持ちながら行ったのでみんな本気で取り組むことができました。これからも体力向上に向けて継続していきたいです。

読み聞かせ全校集会

 13日に行われた2月第1回目の全校集会も校長先生の読み聞かせでした。今回も,宮西達也さんの絵本を取り上げ友達との心のすれ違いや葛藤について考える機会としました。特に高学年にとってに友達との付き合い方は常に存在する悩みでもあります。みんな神妙な面持ちで読み聞かせに聞き入っていました。一冊の本を通してみんなで考える機会はとても有意義なものになりました。
 また,書き初め展の表彰もありました。特選に入賞した人に代表で賞状を受け取ってもらいました。生徒指導主事の先生からは,2月の生活のめあての確認と,言葉づかいについてのお話がありました。
 2月のめあて
「寒さに負けずにがんばろう」

みんな待っているよ!

 4月から小高区の小学校には3名の新入生が入学する予定になっています。今日は,新入生入学説明会とともに,体験入学も行われました。本日は2名のお友達が,1年生教室で小学校生活にほんの少しではありましたが,触れることができました。6名の1年生は今日のために事前の準備を一生懸命に行い,ワクワクして5時間目が来るのを待っていました。お互いはじめは緊張していましたが,自己紹介をしたりお買い物ごっこをしたりするうちにだんだんと打ち解けていくことができました。終わり頃には予定になかったハンカチ落としのゲームも行いました。
 この活動を通して,学校代表として新入生を歓迎することができた1年生には,自信がみなぎっていましたし,2名のお友達も4月からの小学校生活に思いを膨らますことができたのではと感じました。
 3名の新入生のみなさん,次は小高区の本校舎で会いましょうね!

雪だぁ!

 昨晩からの雪のため,校庭も道路も真っ白になりました。みぞれ混じりの雪だったため,かなり水分が多かったのですが,浜通りの子ども達にとってどんな雪でもうれしいものに変わりありません。休み時間にはさっそく校庭に飛びだして,遊ぶ姿が見られました。靴や運動着がドロドロになってしまったようですが,それ以上の楽しみを感じていたようです。校舎前の校庭には用務員さんが「ネバーギブアップおだか」と雪上文字を書いてくれました。残り少ない仮設校舎での生活ですが,また一つ楽しい思い出ができました。

心の鬼を退治しよう

 児童会主催の豆まき集会がありました。心の鬼を退治するために全員で体育館に集まって楽しく活動できました。
 各学年の代表による心の鬼の発表では,「恥ずかしがりオニ」「なまけものオニ」「忘れん坊オニ」などの追い出したい鬼が発表されました。また,学級ごとに直していきたい内容も発表されました。「怒りん坊オニ」「意思表示ができないオニ」など各学級でよくしていきたい内容が出されました。自分のことを振り返る意味でも大切なイベントになっています。
 図書委員会からは,豆まきや節分の由来を分かりやすく発表しました。体育委員会と美化園芸委員会は楽しいゲームを準備しました。「オニジャンケンピラミッド」や「オニは外ゲーム」はどちらも楽しくみんな笑顔で交流することができました。
 最後に年男年女の5年生による豆まきを行いました。「鬼は外!」「福は内!」の掛け声を元気に掛け合いながら豆をまきました。みんな必死に豆をキャッチしたり拾ったりしていました。
 暦の上では,明日から季節は春ですが,またまだ寒い日が続きます。今日追い出そうとしたオニのことを考えながら残りの日々も有意義に過ごしていきたいものです。

未来のE-girls

 今年度2回目のavexさんによるダンス教室が開催されました。今回はダンサーのKyohei先生がE-girlsの「Dance wite me now!」の踊りを教えてくださいました。
 はじめはぎこちない動きでしたが,ポイントを押さえた指導をしてくださったので子ども達もだんだんと気持ちが盛り上がってきて,音楽に合わせて体を自然と動かすことができるようになりました。発表の段階では,みんな進んでステージに上がり切れの良いダンスを披露しました。見ている側も大いに盛り上がりました。普段は落ち着いて生活している6年生もはじけた感じで参加することができ,素晴らしい体験をすることができました。Kyohei先生が最後におっしゃっていたように,「これからも音楽に合わせて体を動かすことから踊ってみよう」ということができそうな感じがしました。今回は1~4年生,5・6年生に分かれて実施したので,全員で踊る機会などができれば素晴らしいと思いました。未来のE-girls,EXILEを目指す子が出てくるかもしれませんね。

1月最後の全校集会

 今回の全校集会では,校長先生が宮西達也さんの「トラネコとクロネコ」の読み聞かせを通して,本年度の重点目標である「見つけよう 自分のよさ 友だちのよさ」についてそれぞれが考える機会を作ってくださいました。
 この絵本は,トラネコの「たま」とクロネコの「ブルース」の掛け合いの中でお互いのちがいを感じたり,よさを認め合ったりするお話です。今年度のまとめも近づいているこの時期にピッタリのお話でした。子ども達も,めったにない校長先生の読み聞かせという事で真剣に耳を傾けていました。今年度中にもう一度読み聞かせをしてくださるという事なので,今からどのような作品を紹介していただけるのか楽しみです。

みんなのめあて

 第3学期の始業式では3名のお友達から冬休みの思い出と3学期のめあてについての発表がありました。
 2年生からは小高区のイルミネーションを見に行って大変きれいで感動した思い出と,早寝早起きをすること,国語と算数のテストで100点をとることを目標に頑張ることが発表されました。4年生は,毎日なわとびを頑張ったけど,なかなかお手伝いをすることができなかったという冬休みの生活の様子とともに,計算となわとびを頑張っていきたいという3学期のめあてを発表しました。6年生は,「自分ができることを考えて行動する」という目標を発表しました。委員会活動や日々の生活や卒業まで学級としてみんなで頑張っていきたいという決意を表明していました。
 発表した以外の子もみんな新年の抱負をしっかりと持っているようです。めあてを立てるだけではなく,達成できるように振り返りながらこれからの学校生活を送っていけるように励ましていきます。

今年もよろしくお願いします

 52日間の3学期が始まりました。初日の10日(火)には第3学期始業式が行われ,みんな元気に新年のあいさつをすることができました。校長先生からは,「酉年」のお話をしていただきました。5年生と6年生に酉年生まれがいるのでみんな興味深く耳を傾けていました。6年生は3月には卒業式を迎え,その他の学年も仮設校舎での生活は最後になります。短い時間ですが,なわとび大会や豆まき集会,6年生を送る会などが計画されていて,楽しい学校生活になることと思われます。もちろん勉強に運動に力を発揮していくことも大切になります。
 保護者の皆様にも多くの場面でお世話になることが予想されます。今年も小高区4小学校をよろしくお願いいたします。

第2学期終業式

 79日間の2学期も本日までです。暑い夏から実りの秋,そして現在は冬になっています。3つの季節に渡って様々な活動を行うことができました。そしてなによりも全員が健康で元気な生活を送ることができました。
 冬休みは短いですが,クリスマスやお正月など家庭内での行事も予想されますので,楽しく生活できることと思います。早寝・早起き・朝ごはんという基本的な生活習慣を維持しつつ元気に休みを過ごしてほしいと思います。
 それではみなさん,良いお年をお迎えください。