こんなことがありました

日々の出来事

仮設校舎の思い出

 小高に戻ってきて1年以上が過ぎましたので、仮設校舎で過ごしてきた日々の記憶も少しずつ薄れてきてしまっているのではないでしょうか。仮設を去る寸前に鹿島中学校の校庭に白と紅の梅の木を一本ずつ植樹したのですが、その二本の木は元気に根付いているようです。先日鹿島中学校を訪れた時に見てみるとちょうど梅の実がなっていました。機会があれば見てみてください。また、小高の校舎には鹿島中から分けてもらった、セコイアの苗がすくすくと育っています。この苗は、近いうちに学校の前に植樹する予定だそうです。鹿島の木のように大きく育ってもらいたいですね。

通学路点検

 本校でもいよいよ水泳学習が5・6年生の体育の授業を皮切りに始まりました。今日は手元の温度計では30℃を軽く超えていたので、みんな気持ちよさそうに泳いでいました。

 さて、放課後は通学路点検を職員一同手分けをして実施しました。今回は、先日起きた大阪地震での事故を踏まえてブロック塀の点検も念入りに行ってきました。子ども達が通学する道路に面したブロック塀を見て回り写真などに記録してきました。危険だと思われるものについては早急に市役所に連絡を取っていき対応してまいります。また、保護者の皆様からの情報がありましたら学校や市役所などにご一報いただければ幸いです。

小高の張本君や美誠ちゃんになるぞ

 スポーツクラブの活動の一つとして、小高卓球クラブのみなさんとの交流会が計画されています。本日はその一回目が開催されました。初めにクラブの会長さんや監督さんからお話を聞きました。以前の小高の町ではお年寄りと子ども達が交流する場面がたくさんあったそうですが、震災後はなかなか交流ができなかったことが残念だったそうです。そこで、クラブの方々は今回の交流活動を通して「地域の交流を少しでも増やしたい」「卓球を好きになってほしい」という願いをもって集まってくださいました。

 練習会では、児童1人につき1台の卓球台を準備してくださり、1人に2人のコーチがついてくれました。はじめはラケットの持ち方も分からなかった子ども達ですが、しだいに上手になっていきました。クラブが終わる頃には、サーブもラリーも上手にできるようになり、大変楽しい時間を過ごすことができました。今後も地域のみなさんとの交流をたくさんしていきたいです。これからもよろしくお願いいたします。

伝説のマンホール

 あすびと福島さん、小高ワーカーズベースさん、福島大学の学生さん達が7月22日のイベントに向けて、小高に伝わる大悲山伝説のお話をしてくれました。初めに学校のそばにあるマンホールを見学しました。ふだんは気にも留めないマンホールですが、よく見てみると大蛇とお坊さんのイラストが描かれていました。そうです、小高の伝説がマンホールの絵柄になっていたのです。近頃、全国的にマンホールアートが静かなブームになっていますが、ここ小高区にも素敵なマンホールアートがありました。

 今日はこのマンホールアートに色を塗るプリントをいただきました。お家に帰ってから、思い思いの色に染めてきます。来月のイベントではゴミ拾いと共にマンホールを使ったTシャツ作りなどをするそうです。地域の活動にもたくさん参加できると今まで以上理解できることと思います。

シャトルランをやりました

 2日目の新体力テストはシャトルランを行いました。1年生は初めての挑戦でしたが、事前に少し練習をしていたのでスムーズにやることはできました。中には緊張のためかスタート前から半ベソをかく子もいました。高学年の子でもトイレに行きたくなったり、そわそわしたりしていたので1年生では当然かもしれません。今日も5・6年生が分担して数を数えて記録もしていました。

 今日の最高記録は64回で6年生の女子でした。第2位は63回の5年生男子でした。例年出ていた100回越えの記録はありませんでしたが、今後の体力づくりの目標ができたようでした。暑い夏を乗り越えて、秋のマラソン大会までじっくりと持久力の向上を目指していきたいと思います。

投げた、走った、跳んだ、素早く動いた!

 新体力テストが始まりました。初日はシャトルラン以外の種目を全校児童で行いました。今回は小高中学校の校庭を借りて50m走とソフトボール投げを行いました。久しぶりの土の校庭でしたがみんな元気に走ったり、ボール投げを行ったりしていました。今回も5,6年生が1,2年生の引率も担当してくれて大変助かりました。ただ連れて歩くだけではなく、小さい子に「最後まで頑張れ!」「もっと高く投げたほうが遠くに行くよ」などと声援やアドバイスをおくる姿も見られました。もちろん高学年のやっている姿を見てお手本にしている人もたくさんいました。

 明日は過酷なシャトルランが予定されています。100回超えを目指してみんなで頑張ります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつまでもありがとうございます

 「ご支援」のページにも記載してありますが、毎年のように長野県の名取祐太郎・すえ子様ご夫妻からヒマワリの種を支援していただいています。一袋一袋に手書きのクイズが入っていてとても楽しめるものとなっています。残った種をいただいて学校の花壇にまいたところ、双葉が次々と出てきました。

 先日、その喜びと感謝の気持ちを2年生が手紙に書きました。しかし、名取様はいつも遠路はるばる直接来校してくださり、直接手渡しで支援を届けてくださるので連絡先を知らないのです。そこで、もしも名取様ご夫妻がこの記事を読んでくださっていたら連絡先を学校まで伝えていただけると幸いです。もちろん、そのような機会はなかなかないかもしれないので、次回お会いできることを信じて、それまで大切に子供たちの手紙は学校に保管しておきます。

 名取様をはじめ、全国にはいつまでも福島のこと、小高のことを忘れずに応援や支援などをしてくださる方々がたくさんおります。全国の皆様に、この場を借りて改めて感謝申し上げます。

 

プール開きでした

 プール掃除も終わっていよいよ水をためる日も近づいてきました。梅雨入りも近そうですが、いつでも水泳学習ができるようにプール開きを行いました。

 校長先生からは、水の中では思ったように体を動かすことができないけど、たくさん練習して自由に体を動かす気持ちよさを味わってほしいと話をいただきました。体育の先生からは、「聞く」「見る」「頑張る」の3つを忘れずに水泳学習を行ってほしいという話でした。先生の話をよく「聞く」、上手な友達の姿をよく「見る」、水泳の苦手な人もあきらめないで「頑張る」ことです。

 また、各学年の代表が自分のめあてを発表しました。「プールの底までもぐれるようになりたい」「練習をたくさんして25m以上泳ぎたい」「25mのタイムを縮めたい」などの話をしてくれました。水泳学習はもうすぐ始まるので水着や帽子、ゴーグルなどの準備をお願いいたします。

全国植樹祭給食

 6月10日の全国植樹祭に向けて今日も楽しい給食でした。メニューは手巻き寿司、すまし汁、手作りグリーンゼリーでしたが、手巻き寿司用の海苔の包装紙にのまたんが描いてあり、植樹祭に向けて盛り上げてくれました。

 1年生でも、みんな楽しく手巻き寿司を食べていました。キュウリをたくさん入れる子、タマゴ焼き・焼肉、キュウリのフルコースを作る子、みんなおいしそうに食べていました。

 

安全な暮らしを守る

 プール清掃終了後、消防署の方を講師に迎えて屋内消化施設の取り扱い方及び、放水訓練を行いました。学校には何カ所も屋内消火設備がありますが、なかなか使ったことのある先生方も少ないのでこの機会に全員が使い方を知ることができるようにしました。

 ホースのつなぎ方やポンプの起動方法を学んでから、いよいよプールで放水訓練を行いました。中継の人に大声でバルブの開け閉めを伝えながら協力して放水しました。その圧力の高さに驚く先生もいて、体験することの大切さを感じました。火災など起こらないことが一番ですが、もしもの備えを学校ではしています。子ども達に放水の様子を見学させることも安全な暮らしを守るための学習には大切なことかもしれないと感じました。