こんなことがありました

日々の出来事

交通教室

 2校時目には交通教室が行われました。学校のそばに住んでいる子も増えたため,学校の周りの歩き方の練習をすることはとても大切なこととなります。今回は幼稚園児も一緒に,実際に路上で歩行訓練を行いました。特に力を入れた部分は横断歩道の渡り方です。「右」「左」「右」を自分の目で確かめて手を挙げて渡る練習を何度も繰り返しました。
 歩行訓練の後は,小高駐在所の警察の方から交通ルールについてお話をいただきました。交通標識のクイズを交えながら楽しく学習することができました。子ども達が戻ってきて賑やかになった小高区ですが,交通事故は0のままでいきたいものです。

地区集会

 4月から小高区で学校を再開しているので,子ども達が通学方法の今まで以上に多岐にわたるようになりました。特に学校の周辺から徒歩で通学する子が増えたので,交通事故には十分な注意が必要になりました。そこで,始業式の次の日でまだまだあわただしい中ですが,居住地ごとの小高,鹿島,原町の3地区に分かれて集会を行いました。集会の中では,通学方法の確認や安全な歩き方の指導,方部長などの役員決めを行いました。特に役員になった6年生は,気持ちも新たに安全な登下校に向けての心構えを確認していました。
 今後ますます交通量の増加が予想されます。子ども達の送迎時の交通安全について,保護者の皆様も十分に気を付けていただき,交通事故0へのご協力をお願いします。

入学式

 新入生4名を迎えての入学式が行われました。小高区での学校再開をお祝いしてくれているかのような晴天に恵まれ,素晴らしい天候の中で式を開催することができました。 
 6年生のお兄さんたちに手を引かれ,元気一杯に入場した1年生,式の間もしっかりと座って参加することができていました。明日からは,この小高区4小学校の校舎や校庭で元気に勉強や運動をしてほしいです。

転入職員披露式・1学期始業式

 入学式の前には転入職員披露式・1学期始業式が行われました。
 転入職員披露式では,新たにお迎えした7名の先生方を2年生以上の児童に紹介しました。みんなそれぞれの自己紹介やあいさつなどを,食い入るような眼差しで見つめていました。
 始業式では学級担任発表や校長先生のお話などがありました。みんな新しい場所で新しい校長先生のもと,新しい気持ちで新年度をスタートすることができました。

離任式

 今年も離任式の日が来ました。今回は8名の先生方が小高区4小学校を退職・転勤することになりました。8名の先生方はそれぞれの立場で4校の子ども達のために日々ご尽力していただきました。
 式では転勤・退職される先生方からの挨拶をいただき,代表児童から送別の言葉や花束贈呈がありました。保護者の方々にも多数参加していただき,先生方が子ども達からも地域からも愛されていたことが良くわかりました。外での見送りも花束を手渡したり握手をしたり,記念写真を撮ったりと分かれを惜しみながら最後の時間を過ごしていました。
 4月からの先生方の新しい生活が幸多きものになるようにお祈りするとともに感謝の気持ちをいつまでも忘れずにしていきたいと思います。ありがとうございました。 

引っ越しの日

 5年間子ども達を見守ってくれた仮設校舎から,小高区の本校舎への引っ越し作業が本格的に始まりました。小さな仮設校舎でしたけれども5年間の子ども達の思い出がたくさん詰まっているので,想像以上の荷物でした。今回は運送会社のお世話になったのでスムーズに作業は進んでいますが,1日だけではすみそうもありません。荷物が無くなった部屋はがらんとしていて「こんなに広かったんだ」と感慨深く眺めている先生もいました。
 4月には取り壊しの予定がある仮設校舎ですが,最後まで大切にしていきたいです。

卒業式

 3月23日,いよいよ卒業式です。小高区の4つの小学校が合同に運営し始めてから初めての卒業式です。そして鹿島区にある仮設校舎では最後の卒業式になります。
 小高小学校14名,福浦小学校8名,金房小学校は6名,鳩原小学校は1名が卒業しました。
 6年生29名は,校長先生から一人一人が立派に卒業証書をいただき,呼びかけや式歌でははっきりとした声でメッセージを伝えることができました。特に「旅立ちの日に」の合唱は,最高のハーモニーを奏でることができました。
 4月からは様々な中学校への進学になりますが,仮設校舎で培った力を発揮して活躍してくれることと思います。

ドローン体験

 4月になると小高でドローン教室が予定されています。そのPRも兼ねて南相馬市役所の方々が仮設の体育館でドローン体験会を開いてくれました。昼休みの短い時間でしたが,多くの子どもや先生方がドローンを体験しました。今回のドローンは10センチメートル四方ほどの小さなものでしたが,自由自在に空中を飛び回り,宙返りまですることができました。子ども達は初めは慎重に操作していましたが,慣れてくると大胆に操っていました。
 南相馬市は今後ドローンやロボットなどの最先端の産業を開発していく拠点になっていくことが予想されます。小さな頃から最先端の技術に触れることのできる環境はとても素晴らしいと思いました。4月のドローン教室にもたくさんの子ども達に参加してほしいです。

3.11集会

 明日は3月11日なのですが土曜日なので,本日「3.11集会」を行いました。校長先生から『学校っていいな』という絵本を使って震災直後の給食の様子や小高,福浦,金房,鳩原小学校のみんなが引っ越しを重ねて今の仮設校舎にたどり着いた事などを話していただきました。今まで仮設校舎で過ごしたたくさんの人たちの想いを受けついでこれからも福島県でたくましく生きていこうという気持ちが改めて湧いてきました。

6年生を送る会

 いよいよ6年生を送る会です。朝には「大空がむかえる朝」の歌声が聞こえてきたり,呼びかけの練習の声が聞こえたり,6年生は卒業証書の頂き方の練習をしたりと卒業式への気分がちらほらと感じられるようになってきていますが,6年生を送る会はやはり大きな節目の行事です。
 今回は,5年生が中心となって企画運営をしました。楽しいクイズやゲーム,各学年からの感謝の言葉など短い時間でしたが密度の濃い時間を過ごすことができました。6年生からはお礼の言葉と歌を在校生のみんなにプレゼントしました。感謝の言葉は,今までのお礼や在校生へのエールが含まれており,大変感動する内容でした。
 感謝の言葉や低学年からのメダルの贈呈,退場の時のアーチのトンネルなどでは涙ぐむ6年生の姿も見られました。6年生は下校時もプレゼントしてもらったメダルを胸に笑顔で帰っていきました。

大なわとび大会

  体育委員会主催の大繩(長縄跳び)大会が開催されました。今回は,清掃班を2つ合わせてグループを作り,3分間でどれだけ跳べたかの合計を競いました。ほぼぶっつけ本番だったのですが,127回を跳んだグループもありました。特に1年生は縄に入ることが難しかったのですが,タイミングよく体を押してあげる姿も見られました。卒業式の会場準備が始まると全校生でのイベントはできなくなってしまいます。今回が今年度最後の体育委員会によるイベンドでしたが,毎回楽しく運動できて素晴らしかったです。

見守り隊結成

 4月から小高区で学校を再開するにあたって子ども達の登下校を見守ってくださる「見守り隊」が結成されました。南相馬警察署や小高区の商工会議所,地域パトロールのみなさん,東京電力の社員の方々などたくさんの大人が子ども達の安全確保のために活動をしてくださることになりました。6日には,全校集会時に子ども達を交えた結成式が行われました。警察署長さんをはじめ様々な方からの挨拶をいただき,6年生の代表の子がお世話になりますという事を伝えました。小学生は結成式に参加し,少しでも不安が減っていくように,たくさんの方々の協力があることを知ることができました。 

感謝の集い

 6日(金)の5校時目には,鹿島中学校との感謝の集いが行われました。およそ5年間という長い年月に渡って敷地内に仮設校舎や仮設体育館を建てさせてもらい,小高区の小学校のために様々な人的・物的な支援をしてくださった鹿島中学校の生徒さんや教職員の方々に感謝を伝える会でした。
 小学校側からは感謝の言葉や合唱でお礼の気持ちをみんなで表しました。代表の子からは,校舎を建てさせてもらった感謝や中学生とのかかわりについての思い出などが発表されました。そして,中学校側からは応援団によるエールや吹奏楽部による演奏,全校生徒による南相馬市民の歌などを贈っていただきました。終わりに,両校の校長先生からお話をいただきました。短い時間でしたが,心温まる交流ができました。小高区の小学校の仮設校舎が鹿島中学校にあったという歴史は終わりを迎えようとしていますが,東日本大震災を語る中でいつまでも忘れることのない出来事にしていきたいものです。








最後の授業参観日

 平成28年度最後の授業参観日でした。仮設校舎としても最後の参観日でした。各教室での学年懇談会では仮設校舎での思い出なども語られていました。
1年生 生活科 「もうすぐ2年生」

 1年間の生活や学習の中でできるようになったことを発表する活動を通して,自分たちの成長を振り返ることができました。1年生の成長は素晴らしいものがありました。今ではすっかり小学生として毎日楽しく生活しています。


2年生 生活科 「あしたへジャンプ」

 多くの人びとの支えによって,自分たちが成長していくことに気づき,感謝の気持ちを家族に伝えることができました。いつも元気いっぱいの2年生は,もうすぐ3年生になる喜びを上手に伝えることができました。


3年生 学級活動「なかよし3年生 思い出発表会」

 1年間でできるようになったことや思い出を発表することにより,自分自身の成長に気づくことができました。9名だけの3年生ですが,中身の濃い発表内容でした。見てくださった保護者の皆様にも楽しい思い出が伝わりました。


4年生 総合的な学習の時間 「二分の一成人式」

 家族への感謝を伝えることで自分の成長を振り返り,将来の自分の姿を考えることができました。グループで様々なことを発表したり感謝を伝えたりしながら10年間の自分の人生を振り返ることで大人への折り返し地点をしっかりと心に刻みました。本日頂いた1/2成人証書は4年生の誇りです。

5年生 社会科 「わたしたちの生活と環境」

 森林環境について自分ができることをICT機器を用いて発表することにより,日常の生活を振り返ることができました。地球温暖化防止にもつながる森林環境の保護についての学習は地球に生きる人類共通の問題です。今回5年生はパソコンや電子黒板を活用してみている人に少しでもわかりやすい発表になるように工夫しながら頑張りました。

6年生 総合的な学習の時間 「思い出を発表しよう」

 家族に,6年間でできるようになったことを伝え,感謝の気持ちを持つことができるようにしました。「感謝感激泣いてもいいの会」とネーミングしたイベントを子どもだけの力で立派に運営しました。子ども達から保護者の方への手紙を読むコーナーでは多くの方が涙腺崩壊していました。

支援していただきありがとうございます

 23日には創価学会様より図書の支援をいただきました。今回300冊,今後5年間にわたって毎年20冊ずつ,合計400冊もの児童用図書を支援していただくことになりました。今後の図書の充実が楽しみです。
 27日には小高区中部地区まちづくり委員会様より交通安全を願って,昨年度に引き続きアスパライダーのクリアファイルをいただきました。今年度のデザインには小高区の本校舎の写真も使われています。
 震災から6年が経とうとしていますが,まだまだ被災地であること忘れないでいてくださる方々に感謝の気持ちをもち続けたいものです。

母校訪問

 6年生は小高区の本校舎を見学に行きました。バスの関係で福浦・小高小学校コースと鳩原・金房小学校コースに分かれました。
 約6年間子ども達の姿が無かった校舎に響き渡る小学生の声,震災当日のままの職員室や教室,靴箱などを見るとタイムスリップしたような感覚に陥りました。6年生の子ども達は震災当時幼稚園の年長さんで小学校では学習していないのですが,隣接する幼稚園から校舎を見て4月からの小学校生活を夢見ていたり,兄姉の授業参観日についてきて校舎の中を巡った思い出があったり,小学校の運動会にお呼ばれしたりした記憶がよみがえって来たりしたようでした。保健室では「本当だったらここに寝てたのかな」「フカフカのベッドだなぁ」という声も聞かれました。
 小高小学校だけは4月からの再開を見越して工事が進んでいました。真新しい教室やトイレ,緑一面の校庭などが小高区の復興を印象付けてくれました。せっかくの機会だったので,短時間ですが人工芝の校庭での初遊びもさせてもらいました。
 それぞれの学校にはそれぞれの事情がありますが,自分たちの母校であるという感覚は持てたようでした。市のみなさんが今まで清掃をしたり除草をしたりして地域の宝物である小学校を維持管理してくれていました。いつの日か子ども達の声が毎日のように聞ける学校に戻るまで,大切にしていかなくてはならないと感じた見学になりました。

ひとよひとよにひとみごろ

 コアティーチャーの橋本先生による今年度最後の授業がありました。6年生では「ありがとう算数!よろしくね数学!」ということで正方形の面積を使って中学校で学習するルートに触れてみました。1平方センチメートルの1辺は1cm,4平方センチメートルの1辺は2cm。それでは2平方センチメートルの正方形の1辺は何センチメートルなのか?ということで電卓を用いながら1辺の長さを探っていきました。小学校では学習しないルート2なのですが,みんな必死に電卓を叩いていました。一番できた子で1.4142135まで見つけました。ものの10分間でしたが凄いですよね。橋本先生からはどこまでも続く小数があること,ルートという記号を使うこと,実は小学生でも円周率などで触れていたことなどを教えていただきました。中でも一番の驚きは1.41421356を覚えなくてはいけないという事でした!衝撃が走りましたが,語呂合わせも教えてもらいました。そうです,「ひとよひとよにひとみご(ろ)」ですね。
 このように難しいと感じていたかもしれない数学に対して,早くやってみたいと感じさせてくださった橋本先生には感謝です。中学校の先生からの刺激は子ども達の知的好奇心を常にくすぐってくれました。1年間ありがとうございました。

感謝の集いの練習

 3月3日に鹿島中学校にて「感謝の集い」を行う予定です。小高区4小学校の子ども達は,今まで体育館や家庭科室,敷地を使わせていただいたり中学生にもいろいろな場面でお世話になったりしました。そのお礼を伝える会になります。本日はその「感謝の集い」に向けて鹿島中の体育館で練習を行いました。久しぶりの鹿島中学校の体育館はやはり大きいなという感想でした。1年生は初めて入った子も多いので仮設の体育館との違いに驚いていたかもしれません。司会や感謝の言葉を担当する子は全体練習の後も練習を行って本番の動きを確認しました。当日は鹿島中の生徒のみなさんからもエールなどを送っていただけるという事なので今から楽しみしています。
 いよいよ残りが少なくなってきた仮設校舎での生活ですが,一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

なわとび大会

 なわとび大会が行われました。各学年ともに持久跳びと二重跳びや交差跳びなどに挑戦しました。友達と比べることも大切ですが,自分の目標に向かって挑戦することが目標となっています。16日に行われた高学年の大会では学年対抗長なわとび大会も行われました。1回目は同じ回数で引き分け,2回目はどちらも200回越えのハイレベルな戦いになりましたが,5年生が勝利しました。6年生の惜しさと言ったら文字で表現できるレベルではありませんでした。もう一度挑戦し,絶対勝つという闘志がわいたようでした。
 冬の定番スポーツのなわとびですが,スモールステップで目標を持ちながら行ったのでみんな本気で取り組むことができました。これからも体力向上に向けて継続していきたいです。