こんなことがありました

日々の出来事

弥生三月

 早いもので、3月になってしまいました。学校では卒業式に歌う予定の歌の練習も始まり、校舎周りの紅梅や水仙にも春の姿が見られるようになってきました。今月末には閉校式を迎える小高区4小学校ですが、子どもたちはみんな元気に生活してています。

 

生ける楽しみ、見る楽しみ

 今年もJA生け花教室を開催しました。毎年この時期、6年生が生け花を学んで、その作品を授業参観で見てもらうという活動を続けています。

 今年もJAさんと華道の先生に指導していただきながら、みんなで生け花体験をしました。今回使用した植物は桜、スイートピー、小菊、レザーファンの4種類です。全員が同じ素材を使っても、出来上がった作品はそれぞれ個性が出ていました。薄桃色、濃いピンク、黄色、緑色の4色を空間を意識しながら配置することは、初めのうちは難しく感じた子もいたようです。時間が経つと、友達の作品を見たり、先生方から教えて頂いたりして自由な発想がたくさん湧いてきていました。どれもこれも、素晴らしい作品となりました。次週の授業参観日は、この生け花にも注目してみてください。

 

みんなみんな生きているんだ

 相双農林事務所さん、小高区内にある相馬牧場さんに協力していただき、1・2年生が、ヒツジ2頭、ポニー1頭とふれあい活動を行いました。はじめに羊毛を使って羊のマスコットを作りました。人気のひつじのショーンに似ていたので「ショーンができた」と喜びながら楽しく作っていました。また、国語で学習した「たぬきの糸車」に出てくる糸車も見せていただき、羊毛を使って糸をつむぐ体験もさせていただきました。教科書で読むだけでは、わからないことも体験することで、実感できたようです。

 工作の後は、中庭で実際の動物たちと触れ合いました。初めは少し怖がっていた子もいましたが、ニンジンや牧草を食べさせ始めると楽しくなってきたようで、どんどん積極的になっていました。また、聴診器を使って心音も聞かせていただきました。とても小さな音でしたが、命の鼓動を確かに感じることができました。

 動物と触れ合う機会がとても少なくってしまっている昨今ですが、今回の体験はとても貴重で、とても有意義なものとなりました。インターネットやVRなどがいくら発展しても本物に触れることには、まだまだ勝てそうはありません。これからも学校では体験活動の機会をたくさん確保していきたいと思います。

ふれあい体験を通して、命のぬくもりや大切さに気づくこと、さらに、生活の中で様々な生き物の恩恵を受けていることについて考える機会とすることができました。

 

 

さくらの花の咲く頃

 2月も終わろうとしていますが、まだまだ寒い日が続いています。それでも少しずつ春への準備も始まっています。本日は6年生が、区内の末永造園さんに協力していただいて、校庭に桜の木を5本植えました。

 肥料と土を混ぜたり、全体に土が回るように細い棒で土を突いたりしながら丁寧に植樹していました。この春には早速花を咲かすそうで、中学生になった6年生たちを校庭から応援してくれるはずです。また、自分たちが大人になった時の記念樹として、ずっと記憶に残ることでしょう。

 6年生は、残りの日々も少なくなってきましたが、まだまだ楽しい時間をたくさん過ごしています。

 

そして感動は生まれた

 高学年のなわとび記録会は感動の嵐でした。友達の頑張る姿に自然と湧き上がる拍手や声援、心の底から感じているからこその感動でした。

 また、自分の立てた目標や学年の目標を初めて達成した時には、友達と目と目で合図をしながら喜んでいました。本当は友達同士で抱き合いたいほどの喜びだったようです。

 このような心の底から感動できる場面がもっともっと増えていけば、子どもたちの心がもっともっと豊かになっていくのだと感じました。やはり、本物ってすごいですね!