こんなことがありました

みんなみんな生きているんだ

 相双農林事務所さん、小高区内にある相馬牧場さんに協力していただき、1・2年生が、ヒツジ2頭、ポニー1頭とふれあい活動を行いました。はじめに羊毛を使って羊のマスコットを作りました。人気のひつじのショーンに似ていたので「ショーンができた」と喜びながら楽しく作っていました。また、国語で学習した「たぬきの糸車」に出てくる糸車も見せていただき、羊毛を使って糸をつむぐ体験もさせていただきました。教科書で読むだけでは、わからないことも体験することで、実感できたようです。

 工作の後は、中庭で実際の動物たちと触れ合いました。初めは少し怖がっていた子もいましたが、ニンジンや牧草を食べさせ始めると楽しくなってきたようで、どんどん積極的になっていました。また、聴診器を使って心音も聞かせていただきました。とても小さな音でしたが、命の鼓動を確かに感じることができました。

 動物と触れ合う機会がとても少なくってしまっている昨今ですが、今回の体験はとても貴重で、とても有意義なものとなりました。インターネットやVRなどがいくら発展しても本物に触れることには、まだまだ勝てそうはありません。これからも学校では体験活動の機会をたくさん確保していきたいと思います。

ふれあい体験を通して、命のぬくもりや大切さに気づくこと、さらに、生活の中で様々な生き物の恩恵を受けていることについて考える機会とすることができました。