日誌

2022年3月の記事一覧

3月17日のこと

 大地震翌日、昨日17日のことを書き込みます。

 あれだけの大きな地震で、各ご家庭でも大きな被害があったことと思います。そんな中、学校を開いて良いか、一瞬判断に迷いました。しかし、原町二小の被害は、物の落下・散乱はあったものの、授業に支障を来すようなものはなく、最小限の被害でした。うちの校舎は昭和59年頃に3期に分けて建てた校舎ですが、実にしっかりしている校舎です。昔の方が心を込めて工事してくださったんだなあ、と感謝の気持ちで一杯です。また、電気も水道もしっかりしていたため、休校にするよりも、登校が可能な子達はしっかり受け止め、友だちと一緒に過ごさせた方が心のケア上も良いかと考え、通常通りの授業日とさせて頂きました。

 ご家庭の被害や避難状況により、お弁当を作ることが難しいご家庭もあったため、昼食には「簡易給食」も準備いたしました。温めなくても美味しいカレーでしたが、調理員さんがしっかり温めてくれました。いただいた子ども達も本当にうれしそうでした。

 被害の中で、たいへんだったのは3階図書室でした。本が落下し、散乱していました。ところが・・

 6年生の子ども達が一生懸命片付けてくれました。

 学校司書さんも「本当に助かりました。子ども達の力はすごいですね」とうれしそうにお話ししていました。もちろん、他の学年の子達も、朝のうちに片付けに協力してくれました。みんな、ありがとう。

 朝、登校のときに「地震が怖かった」と言っていた子ども達も、休み時間に友だちと楽しく遊び、元気になってきました。私も「授業日にして良かったな」と感じることができました。

 今日は冷たい雪が降りました。まだまだ片付けがたいへんなおうちもあることでしょう。今日のお昼の放送で、子ども達に「明日からの3連休、おうちの片付けのお手伝いをしましょう。余震に気をつけて生活しましょう。」とお話ししました。無事、卒業式・修了式が迎えられるよう、みんなでがんばりましょう。

 

こんなものが… 地震の被害

 昨夜の地震の後、午前3時頃、学校西側の道路にパトカーが止まっていました。何かあったのかと、様子を見に行ったところ、信号機の赤ランプが落下してました。警察署員の方から、すぐ修理業者に連絡してもらったところ、朝6時に業者さんが駆けつけ、修理をして頂きました。

 緊急時にもかかわらず、すばやく対応して頂きました。学校前の横断歩道であることを重視して頂いたのだと思います。関係機関の皆様、ありがとうございました。

 これは、外した信号機の部品ですが、左側の赤ランプの部分が、昨日の地震で落下していました。結構大きな物なので、人や車に当たっていたら大事故につながるところだったと思います。警察署員の方のお話からすると、そういった事故はなかったようです。ただ、このような物が落下するとは、今回の地震規模の大きさが伺われます。各ご家庭におかれましてもいろいろな被害があったことと思います。しばらくは余震が続くと思いますので、十分注意して生活していくよう、子ども達に話しかけています。

 

世界はまるい ただひとつ 3年手話

 3年生は総合的な学習の時間に「みんなにやさしい町づくり」というテーマで学習を進めています。5校時目に、担任の先生が「子ども達が歌詞を手話で表現できるようになったので、見に来てください」と言ってきました。どれどれ、できばえはいかがかな。

 みんなで、覚えたての手話を一生懸命披露してもらいました。教室右側前面にある電子黒板を見ながらでしたが、結構上手に見えました。聞いているうちに私は思わず目頭が熱くなりました。

 曲は「ちいさなせかい」(It's a Small World)です。ディズニーランドのアトラクション・テーマソングとして有名ですよね。「世界中 どこだって 笑いあり 涙あり みんな それぞれ 助け合う 小さな世界…」という歌詞を歌いながら手話で表現する子ども達。私は思わずウクライナのことを思いだしてしまいました。

 「本当に世界は一つなんだよね。世界中、みんなで仲よくできれば良いのに。」という話を子ども達にしたところ、3年生も戦争のことを分かっているようで、自分たちの手話の意味についても深く考えてくれたようです。同じ人間同士が戦い、憎み合う世界ではなく、微笑み合い、助け合う世界になれば・・

 

新しいすべり台の名前は・・・

 お待たせしました。新しいすべり台の名前が決まりました。今日のお昼の全校放送で発表いたしました。まず、発表の前に、体育委員会委員長から、仲よく約束を守って使うことなど注意事項を発表してもらいました。

 そして、いよいよ発表です。

 今回の募集に応募してくれた子は78人。グループやペアで考えてくれたり、同じ意見が重なったりしたので、アイデアの総数は39個でした。シンプルなものや色や形の特徴を捉えたもの、願いや思いを表したものなど、ユニークなものがたくさん集まり、選定作業でも悩みましたが、何とか一つに決めました。

 名前は「にこにこすべり台」としました。みんなに笑顔で遊んでほしいという願いと、すべり台が2個あること、シンプルで呼びやすい名前だったことが選んだ理由です。この名前を応募してくれたのは5人だったので、5人に校長賞をあげました。

 昼休みには、「にこにこすべり台」を初体験する子どもがたくさんいました。みんなルールを守ってにこにこ使っていました。なかなか良い名前だったと思います。

 

今年の給食もおいしかったね

 今日で今年度の給食は終わりとなりました。給食が始まる前に、栄養士の先生から子ども達に、「調理員さんが心を込めて作った給食を最後までしっかり味わってくださいね」という放送がありました。

子ども達は、今年最後の給食を笑顔でしっかり味わってくれました。満足そうな1・2年生の様子をご覧ください。

 ところで、6年生にとっては小学校最後の給食となりました。こちらの様子もパチリ。

 明日からお弁当の日が続きます。これは、8月の宿泊活動が見送りとなり、給食2日分をそのときに振り替えたこと。そして、新型コロナによる学年閉鎖等を懸念して3月まで新たな弁当日を設けないできたこと。この2点から、3月の最後にお弁当の日が連続してしまいました。ご家庭の皆様にはご迷惑をおかけすることになり、たいへん申し訳なく思っております。ご理解のほどよろしくお願いします。

 最後に、調理員の皆様、美味しい給食ごちそうさまでした。また来年もよろしくお願いいたします。