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小高区4小学校、最後の卒業式

 校庭のソメイヨシノのつぼみも膨らんできて、春の訪れまであと少しという3月23日、小高区4小学校としては最後の卒業式がおこなわれました。

 卒業生の19名と3名の担任はコロナウイルス感染症に翻弄されたこの1年間を、たくましく優しく、元気に過ごしてまいりました。卒業生がこの小高の小学校に残した財産は、とても大きなものだと言えます。認め合う心、思いやりの心、勤労の心、励ましあう心・・・令和の報徳仕法とも言えそうなものです。

 

 

 

 

 

 

 本日の卒業式も、日頃の姿をそのまま見ていただくことができました。子どもたちの地域への思い、保護者への感謝、在校生への優しさなどがまっすぐに伝わった素敵な時間となりました。学級での担任の先生方へのサプライズ、担任の先生方からの涙の挨拶、見送りが終わっても名残惜しそうな姿、素敵な時間が流れていきました。

 4月からは隣の小高中学校へ全員進学します。これからもふるさと小高の宝物としてすくすくと成長していって欲しいです。今まで卒業生を応援してくださった方々にも、このHPを通して御礼申し上げます。そして、これからも小高の子どもたちをよろしく願いいたします。

みんな元気に進級だ

 修了証書授与式では44名の1~5年生が、立派に修了証書をいただきました。1年生は話したり書いたりすることが上手になり、大きく成長しました。2年生はいつも仲良しで、縄跳びなど最後まで頑張る力がついてきました。3年生はいつも元気で、昼休みのサッカーなどでたくさん体を動かしていました。4年生は学習への集中力が身に付き、発表する力が高まりました。そして、5年生は高学年として送る会や豆まき集会などを大成功に導くことができました。

 4月からは小高小学校して一つになりますが、今までに身に付けた力を発揮して今年以上に輝いてほしいです。

 

最後まで働く6年生

 下校時刻も近づいている下学年用トイレから、高学年の子どもたちの声が聞こえます。何事か?と思って近づいてみると、6年生が運動着姿で清掃をしていました。

 最後の最後まで学校のため、みんなのために働く6年生の姿は、小高の伝統の1ページです。6年生の笑顔と同じくらいに便器も輝いていました。

 

感謝の気持ちが形になると

 いよいよ明日は卒業式です。それでも子どもたちは、いつもと変わらずに元気に過ごしていました。そんな日常の中に、あるサプライズがありました。

 それは4校時目の事でした。今年度で閉校となる小高区4小学校の校章を、貼り絵で作ったものを6年生全員が校長室に届けてくれました。贈呈が終わった直後、6年生全員が声をそろえて「実はもう一つあります」と言いました。そこには63名の在校生からの校長先生への感謝のメッセージが込められたパネルがあったのです。

 本校の藤巻国孝校長先生は、今年度定年退職を迎えます。明日の卒業式も教員生活最後の卒業式になるので、思いもひとしおの事と思います。その校長先生に、6年生の子どもたちが中心となって感謝の思いを形にしていたのです。なかなか目には見えにくい心というものが形となってそこにはありました。校長先生からも、「小高区4小学校で退職することができてよかった」という言葉をいただきました。休み時間はいつでも一緒に遊んでくれる校長先生、毎朝みんなの健康チェックをしてくださっている校長先生、みんな校長先生が大好きです。

 残り少ない日々ですが、いつまでも小高の子どもたちを見守っていてください。

美化活動

 1年生から5年生までの子どもたちは、美化活動を行いました。行事としてやれなくなってしまったので、時間を見つけて各学級ごとに工夫しながら働いていました。

 図書室に本を戻したり、机・イス・ロッカーをきれいにしていました。1年間お世話になった教室に、感謝の心で活動する姿はとっても素晴らしかったです。