こんなことがありました!

出来事

雨が降ろうと雪が降ろうと

 10月14日は、台風19号の接近に伴い臨時休業日となりました。子どもたちが登校してこないことに肩を落とし、ややうつむき加減で歩いていたところ、ふと顔をあげるとこれまで見たことのない建物が目に入ってきました。なんと、ここ三日あまりの間に、仮設体育館の壁面ができあがっていたのです。
 本格的な工事が始まってから1カ月ほどでここまでできあがり、もう1カ月ほどすると完成をむかえるそうです。これまで雨や雪によって外での運動に制限がありましたが、今後は天候に左右されることなく十分に運動する時間を確保することができそうです。また体育以外でも活動の幅が増えそうです。子どもたちと一緒に、完成する日を今か今かと待っているところです。

スケアードストレートに参加して

 10月8日に、4・5・6年生が、鹿島中学校で計画された交通教室に参加しました。今回は“スケアードストレート”が実施されるということで、交通安全(特に自転車の安全な乗り方)について、子どもたちの意識の向上を図るよい機会にしたいと考え、参加させていただきました。
 目の前で(仮想ではありますが)交通事故を見るという、やや刺激が強いかと思われる内容ではありました。しかし、子どもたちは目をそむけることなく真剣に交通事故が起きる様子を観察し、事故にあうことの怖さや、事故にあわないように、また事故を起こさないようにするために気をつけることを知ることができました。年齢的にも自転車に乗る機会が増える時期かと思います。ご家庭でも自転車に乗るときのきまりについて話し合っていただければと思います。なお、自転車に乗る際はヘルメットを着用させていただけるようお願いします。

スケアードストレートとは、スタントマンによる交通事故再現を取り入れた交通教室で、仮想交通事故の再現を目の前で行うことで交通安全意識の向上を図ることを目的として行われています。

落語鑑賞会(高学年)

 10月8日に落語鑑賞会が開かれました。今回の鑑賞会は、南相馬市の子どもたちに笑いと元気を届けたいとの思いのもと、落語家の瀧川鯉朝さんと三笑亭夢花さんの支援で実施されました。
 6年生は、社会科で江戸時代の文化について学習し、落語が江戸時代の人々にも親しまれ、現代まで続いているものだということを知りました。その落語を間近で見るという貴重な体験は、子どもたちの学習にも深みを持たせてくれたことと思います。
 話し方や身振り手振りのみで展開していく話を、想像力をはたらかせながら聴く子どもたちからは、大きな笑い声があがっていました。

津軽三味線演奏会

 10月6日に「津軽三味線」の演奏会が開かれました。

 今回、津軽三味線の繊細かつ躍動感あふれる演奏を聴かせてくださったのは佐藤通弘さんです。佐藤さんは、国内外で活躍されている津軽三味線奏者で、県内各地の小学校でも数多く演奏会を開いています。

 演奏会では、津軽三味線の演奏のほかに、津軽三味線の歴史や三味線を演奏するのに使う道具なども分かりやすく教えてくださいました。そして、会を締めくくったのは、ねぶた祭りで演奏される曲で、子どもたちは跳人(ハネト)になり“らっせらー、らっせらー”と声を出しながらジャンプして演奏を楽しみました。津軽三味線の音色が心と体に響く、すてきな演奏会でした。

スポーツレクで気分をリフレッシュ

 9月30日に、「子どもの健康を守る安心・安全対策支援事業」の一環として、スポーツレクリエーション活動を実施しました。今回は、東京都新宿区を中心に子どもたちの体験活動を企画・運営している“ワンパク大学”から4名の先生に来ていただきました。
 手をグーとパーにして、それをかえながら腕を曲げたり伸ばしたりするという簡単な運動(実際にやってみると、見た目以上に難しいです)から始まり、鬼ごっこをしたりジャンケンゲームをしたりなど、子どもたちは楽しく活動していました。太陽にも負けないキラキラの笑顔で活動する子どもたちを見て、思いっきり体を動かすことや、思いっきり大きな声を出すことは、子どもたちにとってとても大事な活動なのだと思いました。体と心のストレス発散。これこそが子どもたちの健康を守る第一歩なのかもしれません。

秋の遠足

 9月22日に秋の遠足がありました。
 今回は、金房・福浦・鳩原3校の1年生から6年生までが一緒に、宮城県のマリンピア松島水族館に行ってきました。全校生が一緒になって行く遠足は今回が初めてでしたが、そのよさを生かし、水族館内での活動を縦割り班で行うことにしました。そのため、今回は事前に班ごとに集まり、約束事や水族館内の回り方などについて話し合う時間を設けました。
 水族館に着くと、班ごとに分かれ、約束を守りながら水族館内を回る子どもたち。水槽内を悠然と泳ぐ大きな魚や、物語「スイミー」の中の一場面のように規則正しく泳ぐ小さな魚の群れを、目を輝かせながらじっくり観察していました。また、上級生が下級生に魚の名前を優しく教える姿なども見られました。中でも盛り上がりを見せたのは、アシカショーでした。アシカのかわいらしいしぐさに目を細めたり、アシカの繰り出すスゴ技に目を丸めたり、短い時間ではありましたが、楽しいショーを見せてもらいました。
 1年生から6年生までが一緒になり、助け合いながら活動した今回の遠足は、子どもたちの素敵な思い出のひとつになったものと思います。

アグリパークで体験学習(6年)

 9月19日に、6年生がアグリパークで体験学習を行ってきました。
 今回アグリパークを訪れたのは、総合的な学習の時間に進めている「身の回りの環境に目を向けよう~クリーンなエネルギーについて考えよう」の学習の一環としてでした。子どもたちは、昨年度もアグリパークで体験学習を行いましたが、“水力発電体験装置”という学習プログラムが新たに加わったため、今年度もお世話になりました。
 太陽光発電の仕組みついては昨年度も学習しましたが、まるで初めてのことのように目をキラキラさせて、真剣に話を聞いていました。同じ内容の学習でも、年齢が上がるとより深く理解できるようになるのだそうで、子どもたちはまた多くのことを学んだようです。また、水力発電の仕組みについては、先日の小高工業高校による出前講座とも関連させながら、頭も体もフルに使って学習を進めていました。
 最後は施設内で栽培されているレタスと、電気自動車に蓄えた電気で焼いたベーコンを使って作ったサンドイッチをいただきました。活動への充実感とサンドイッチのおいしさに、自然と笑顔がこぼれる子どもたちでした。

小高工業高校出前講座

 9月18日に、県立小高工業高校による出前講座が、4年生と6年生でありました。
 まず、4年生では、工業化学科1年生の生徒さんが、「ゴミと環境」をテーマに話をしてくれました。4年生は、社会科で「ごみのしょりと利用」について学習を進めています。先日はクリーン原町センターで見学学習を行ってきました。今回の講座では、映像を交えたプレゼンテーションで、視覚的にも分かりやすく説明してくれました。
 6年生では、電気科3年生の生徒さんが、「発電について」をテーマに話をしてくれました。6年生は、総合的な学習の時間に、「身の回りの環境に目を向けよう~クリーンなエネルギーについて考えよう」の学習を進めています。子どもたちは“再生可能エネルギー”に注目し、太陽光発電や風力発電などについて調べています。今回の講座では、生徒さんたちが自ら作製した実験装置を持ち込み、発電の仕組みについて分かりやすく説明してくれました。子どもたちは、実際に装置を操作する体験を通して、電気を作ることの大変さや実験の楽しさを感じ取ったようです。中でも温度差や圧力を利用して電気を作ることができるということには、強く興味を持ったようです。6年後、今回見たような装置を作る子が出てくるかもしれないと思うと、ワクワクしてしまいました。
 震災前から、小高工業高校の生徒さんはもの作りの楽しさや実験の楽しさなどを小学生に伝えようと、今回のような出前講座を実施していたそうです。小学校・中学校のつながりだけでなく、小学校・高等学校のつながりも、子どもたちにとって効果的な支援になると感じました。今後も活用していけたらと思います。

職場体験学習で中学生が来ました

 9月8日、9日の2日間にわたり、小高中学校の2年生3名が、職場体験学習で小学校に来ました。うち1名は金房小の卒業生で、授業の様子を熱心に参観したり、可能な範囲で小学生に優しく勉強を教えたり、そして休み時間には小学生と一緒に遊んだりと、様々な活動に意欲的に取り組んでいました。約1年半前、憧れを抱きながら見送った子どもたちも、卒業生との久しぶりの再会に笑顔があふれ、子どもたちにとっても楽しい2日間になったようです。
 キャリア教育の一環として、中学校では自分で希望して様々な職場で体験学習を行います。今回来た中学生には、2日間の体験が将来につながるものになってくれればと思います。また、小学校の子どもたちにも、これから様々な活動を経験する中で夢を持ち、その夢を実現するために何事にも意欲的に取り組んでいってほしいと思います。
 多くの可能性を秘めた子どもたちの夢の実現のために、教職員一丸となって支援していきたいと思います。
 3名の中学生のみなさん、2日間お疲れ様でした。

食品添加物って何だろう?(6年)

 9月5日に、6年生で食育の授業が行われました。
 食育の授業は、それぞれの学年で計画されており、栄養技師の先生を講師に招いて、子どもたちの発達段階に応じた内容で実施されています。
 今回6年生で扱った内容は“食品添加物”についてです。加工食品が多い現代の食生活では食品表示を活用しながら食べ物を適切に選択することが重要で、選択する際に知っておいてほしいことの一つとして食品添加物を取り上げました。食品の品質を守るために、加工食品には必ずと言っていいほど食品添加物が入っていることに気づいた子どもたち。その食品添加物が起こしうる体への影響(アレルギー性、発癌性、遺伝毒性など)を知り、必要以上に食品添加物を摂取することを控えようという感想が多く聞かれました。
 授業の中で特に興味を引いた話は、コンビニのおにぎりの話でした。家庭でおにぎりを作る際は、ごはんに海苔、少々の塩と具材で完成です。しかしコンビニのおにぎりには、それ以外にもれなく食品添加物もついてきます。おにぎり一つでも、体の中に入れなくてもよいものを入れているということに気づいた瞬間でした。
 家庭料理が一番です。