こんなことがありました!

出来事

史上最高の紙上バイキング作戦

 2学期最後の授業参観で,5年生は食育の学習を行いました。「健康に良い食事について考えよう」というめあてで授業を進めていきました。今回は給食センターの先生をお迎えして,専門家の見地を生かした授業となりました。
 はじめに,様々な料理の中から自分たちで選んで1食分のメニューをつくる「紙上バイキング」を行いました。みんな自分の好きなものを選んでメニューを作りとても楽しそうでした。
 そこからが勉強です!はじめに,自分の選んだメニューのカロリー計算をしました。なかには,4000Kcalを超えている子もいました。子どもが1日に取るべきカロリーは約2000Kcalですから取りすぎですね。さらに,給食は適切なカロリーにまとまっていて,野菜もたくさん入っているということを知り,みんな目から鱗が落ちました。
 さらに,渡部先生から主食・主菜・副菜のバランスやカロリーについての話を聞きました。この話を通して,自分が選んだメニューについて考えました。
 今回は授業参観ということで,保護者の方にはカロリー計算や食材を分類するお手伝いをしていただきました。何よりも一緒に食事について考えることができたのが一番でした。
 これからもバランスとカロリーに気を付けて,健康な生活をしていければ素晴らしいと思いました。

動物の謝肉祭&ふるさと

 芸術の秋の最後を飾ったのが30日に行われた「小高区小中学校音楽祭」です。今年は日本フィルハーモニー交響楽団のみなさんをお迎えして,「ようこそ!サン=サーンス園長の音楽動物園へ!」と銘打った素晴らしいコンサートを開催しました。
 プログラムは3部構成になっていました。第1部はモーツァルトの曲の演奏や子ども達が指揮者になる体験やピアノデュオによるジブリメドレーなどでした。第2部は,メインであるサン=サーンス作曲による動物の謝肉祭でした。中でも白鳥の部分はとても有名なのでみんな聞き入っていました。そして第3部は,みんなで歌おう♪ということで「Let It Go~ありのままで~」「ビリーブ」「ふるさと」の3曲を歌のお姉さんと共に楽しく歌いました。特に「ふるさと」では中学生が低音パートを美しく歌ってくれたおかげで最高に盛り上がりました。
 今回のように本物の音楽に触れる機会は,子ども達の情操教育にとってかけがえのないものになります。短い時間でしたが,美しい音色に包まれた経験は今後の心の成長に役立っていくことと思いました。

美しい学校です

 29日の日曜日には毎年恒例になっている,イルミネーション点灯式を行いました。金房小学校の本校舎のある小高区は,震災前からイルミネーションで街中が冬の夜景を美しく飾っていることで有名でした。現在は分かれて生活している小高の人々が故郷を忘れないようにとする意味も込めて,今でも仮設住宅や集会場,そして仮設校舎でもイルミネーションを飾っていてちょっとした冬の風物詩になっています。
 点灯式当日は,楽しいじゃんけんゲームやLEDライトを並べての光の文字,婦人会の方々によるとん汁の振る舞いなどがあり,みんなで小高区の復興を願う行事となりました。
 ここで生活していない方からすれば,プレハブで可哀想だなんて思うかもしれませんが,子ども達にとっては毎日通学している母校です。その自分たちの学校が日本一美しく光り輝くとなればうれしさ倍増です!みんなに自慢できる校舎に変身して,点灯したイルミネーションを見つめる子供たちの瞳も光り輝いていました。
 鹿島中学校の近くを通りましたら,ぜひご覧になってください。

はじめは緊張したけれど

 11月26日には3・4年生が特別養護老人ホームの「万葉園」へ,お年寄りとの交流にうかがいました。3つのグループに分かれてそれぞれのお年寄りに合った交流をしました。音読をしたりイラストを描いたり,紙芝居をしたり自分たちが計画してきたイベントを行いました。中にはお年寄りの方々にとって盛り上がらないものもあったようですが,お互い思いやりの気持ちで何とか乗り切ったようでした。うまくはいかなかったけれど,この部分が子供たちにとっては大きな勉強になったと思います。さらに少ない時間でしたが,肩もみや肩たたきをしてあげて大変喜ばれていました。
 次に,大きな食堂を借りて各学年の出し物を見てもらいました。
 3年生は素敵な音楽を,4年生は合唱とダンスを見てもらいました。どちらもお年寄りの方々には好評で,手拍子や掛け声などをいただきました。演じる側の子ども達の方がうれしくなってしまったようでした。
 最後に全員分のプレゼントを渡し,握手をしながら帰りました。
 3年生は初めての経験で,4年生は2度目の経験でしたが,やはり慣れない場所での交流は緊張するようで計画がスムーズには進まなかった部分もありました。それでも異年齢の交流のよさを感じることはできたようなので,大変有意義な時間になりました。鹿島区の方々とつながった交流会です。今後もぜひ継続していけたら素晴らしいと思いました。

やってみることが大切

11月19日(木)に、劇団風の子の方をお迎えし、昔の遊びを体験しました。小高小と三校の1・2年生が一緒に、お手玉・けん玉・こま回しをしました。初めに先生からお手本を見せてもらいました。先生の華麗なる技に大歓声の子どもたち。その後,時間を区切って全ての遊びを体験しました。,おそるおそる道具を手に持つ子,すぐに先生のやっていた技に挑戦した子,初めて経験する子も経験いている子も、思い思いに楽しんでいました。教えていただいた先生から「やってみることが大切。」という素敵な言葉もいただきました。「楽しかった。」終了後の子どもたちの笑顔はとても輝いていました。

心安らぐ木の香りにつつまれて

11月18日(水)に、1・2年生一緒に木工教室が開催されました。森林環境組合の方をお招きし、壁飾りを作りました。細かい、いろいろな形の木パーツを組み合わせて、思い思いの形を作って板に貼り付けました。教室中心が心安らぐ木の香りに包まれる中で、子どもたちは、楽しみながら作品を作っていたようです。完成した作品を見てみんなニッコリ。素敵な時間になりました。

「いただきます」「ごちそうさま」

 25日の全校集会で遠藤校長先生から「食べ物に感謝する日」についてのお話をしていただきました。この「食べ物に感謝する日」とは,じつは先日の三連休の最終日であった勤労感謝の日のことだったのです。農業がさかんな日本は、古くから収穫を祝う風習がありました。収穫物に感謝する大事な行事として大昔に始まった祭りの日を改められたものが「勤労感謝の日」になりました。
 さて,「いただきます」とは,「私が生きていくために動物や植物の命をいただきます」という意味であり,「ごちそうさま」とは,昔はお客さんを迎えるために走り回って獲物をとって御馳走していましたが,そのようなもてなしにお客さんが心から「ありがとう」の気持ちをあらわしたものだそうです。
 食事の時にはこのような意味を考えながら「いただきます」「ごちそうさま」を言って,食べ物のありがたさを感じてほしいというお話でした。
 25日からは朝食見直そう週間運動が始まりました。校長先生のお話を通して食に対する意識が高まりました。

木管五重奏がやって来た

 24日には3・4年生に木管五重奏を聞かせてくれるために東京から5人の音楽家の方々が来校してくれました。木管五重奏とは,「クラリネット」「フルート」「オーボエ」「ファゴット」「ホルン」という 5つの楽器を用いて音楽を奏でる形態です。はじめに,それぞれの楽器の特徴や音の出し方などを教えてくれました。マウスピースやリードといった部品を実際に見せてくださり,それらだけを用いて音を出してくれました。このマウスピースなどだけでは全く良い音はしないのに,楽器に装着するとすてきな音を出すことができるということに,みんな驚いていました。
 次に,アンサンブルについて教えてくれました。ファゴットから音の低い楽器に並びなおし,順番に音を重ねていって曲を演奏してくれました。楽器が一つ加わるたびにドンドン音楽が素敵になっていくことを実際に聞き,みんな感心していました。
さらに,音楽と物語のフュージョンについても教えてくれました。佐藤真紀子先生の「くるみわり人形」の物語の朗読と演奏を一緒に行うことで,まるで絵本のページをめくっているかのような幻想的な世界を見せてくださいました。
 最後におなじみの『Let It Go』を聞かせてくれ,アンコールではトトロの「さんぽ」を演奏してみんなで歌いました。
 教科書でしか見たことのないような楽器の演奏を実際目の前で見たり聞いたりすることはとても素晴らしい経験となりました。このような機会を作ってくださった方々に感謝するとともに,子ども達がこの経験を少しでも生かしていけたら素晴らしいことだと感じました。

4年生,パワーアップ大作戦

 19日(木)の5校時目に4年生向けの食育の学習を行いました。今回は原町第一中学校から栄養教諭の大友先生をお迎えして「自分の体のパワーアップ大さくせん」を行いました。学習内容は,6年生までに自分自身の体をどのようにしたいかをそれぞれが目標に立て,そうなるためにはどうすればよいのかを考えていくものです。
 今回4年生は,「背を高くしたい」「足は速く,体力をつけたい」「元気いっぱい元気な体」の3種類の目標を立てました。
この3つに対して,「運動」「生活・睡眠」「食べ物」の観点から様々な先生からお話をいただきました。例えば背を高くする運動は,バスケットボールやバレーボールなどジャンプをする運動をして骨に刺激を与えたり,成長ホルモンの分泌を促したりするとよいという話をしていただきました。また,「早寝」「早起き」「朝ごはん」を忘れずにということを保健の先生からしていただきました。そして,今回のメインである食事に関して,大友先生からお話をいただきました。食べ物にはそれぞれ体に必要な栄養素があるので,バランスの良い食事をすることによって「背を高くしたい」「足は速く,体力をつけたい」「元気いっぱい元気な体」すべてが良い方向になっていくということを教えていただきました。
 最後に自分自身のパワーアップ大作戦を考えました。みんなこの日に学んだことを取り入れて6年生までにどうなりたいのかを考えることができました。

自分の命を守るために

 20日(金)に,小高小学校と合同で避難訓練を行いました。今回は大きな地震の後に津波が来るという設定で訓練を行いました。
 子ども達は震災後からたくさんの避難訓練を行ってきましたが,今回も真剣な態度で訓練に参加していました。地震発生直後は机の下へ避難し,地震がおさまった後は無言で校庭へ移動しました。津波対策としての高台への移動では,6年生が1年生の面倒を見てあげるといった優しい心を見ることができました。
 二次避難終了後,小高小学校の校長先生と相馬地方広域消防鹿島分署の署員の方からお話をいただきました。「室内では歩き,外に出たら小走りで移動すること」「自分の命は自分で守れるようになること」「お家の方との連絡方法や待ち合わせ場所を決めておくこと」などを教えていただきました。教室に戻ってから,早速お家の方の携帯電話の番号をチェックしていた学年も見られました。ご家庭でも避難場所の確認や連絡先の確認などお願いいたします。