こんなことがありました!

2015年12月の記事一覧

校長先生からのメッセージ(二学期終業式)

 今日で平成27年度,第2学期が終わりですね。終わってみると長いようであっという間でしたね。
 さて,ここでいきなりクイズです。2学期は何日あったでしょうか?80日だったんですが,大雨で学校でお休みになったので,79日です。
 それでは,1学期は何日だったでしょうか?71日です。合わせると,150日です。ちなみに3学期は51日です。6年生にとっては,小学校生活も3学期を残すだけですね。
 2学期もたくさん勉強しましたね。教室での勉強だけでなく,いろいろと場所をかえて勉強もしました。そして,担任の先生だけでなく,たくさんの方々からたくさんのことを教わりました。そして励ましの言葉もいただきました。先週もリンゴをいただきましたね。チョコレートやクリスマスカード,給食のお野菜もいただきました。物をいただいただけでなく,音楽のプレゼントや昔遊びのプレゼントもありましたね。
 お父さん,お母さん,おじいちゃん,おばあちゃんたちや,学校の先生方だけでなく,日本や世界にはたくさんの方々が皆さんを見守ってくれていることを忘れないでください。そして,感謝の気持ち・ありがとうの気持ちも忘れないでください。
 さて,1月1日には,あいさつで「あけましておめでとうございます」といいますね。「あけまして」は,「年が変わって,新しい年になったこと」。「おめでとうございます」は,健康で新しい年を迎えられてよかったという意味ですね。
 昔は,人間は今のように80歳,90歳,100歳までと,長生きはできませんでした。いろいろなことがあったけど,何とか1年間家族みんなが健康で生活ができますようにと願う意味も「明けましておめでとう」には込められているんですね。
 冬休みには,いろいろな行事がありますね。身体に気をつけて,楽しい冬休みを過ごしてください。

安全・安心な街は税金でつくられていた!

 18日(金)に,6年生は租税教室を行いました。消費税ぐらいは知っている6年生でしたが,税金とは何のことで,何に使われているのかをはっきり説明できる子はいませんでした。それぞれの子がぼんやりとしたイメージは持ってますが,やはり難しい内容なのに加え,身近に感じる場面が少ないということもあり,とりつきにくい感じは持っているようでした。
 しかし,本日の租税教室では講師の先生が分かりやすくお話してくださりました。また,6年生でも身近に感じることができるようなアニメを上映してくださっおかげで,自分たちの身の回りにたくさんの税を感じる場面があることを知ったようでした。さらに,1億円分の模擬一万円札を持たせてもらい,お金の重量などにも触れることができました。
 小学生のうちから国民の義務である納税について知ることは,今後の人生において生きる力の基礎となるでしょう。ご家庭でも税金についてポジティブな話をしてくだされば子ども達が日本人としてより良い成長ができるのではないかと思います。

赤いリンゴに絆を感じた・・・

 17日(木)には,相双地方地域再生創造プロジェクト実行委員会などのご厚意により「絆りんご」を児童全員が頂きました。震災以降何度も聞いた「絆」という言葉ですが,5年近くたっても頑張り続けている小高の子ども達のことを忘れないでいてくれることが一番ありがたいことです。
 今回頂いた物は,リンゴの王様「ふじ」に黒い絆ステッカーを張って赤くさせなかったものです。黄色の美しい「絆」の文字が一つ一つに書かれていて,子ども達は自然と笑顔になっていました。「食べるのがもったいない」「初めて見たぁ」などの歓声も上がり,来てくださった方々との楽しい時間を通して,新たな絆が生まれていました。今夜の食卓ではきっとりんごを囲んで,ご家庭でも満面の笑顔がたくさんあふれたことでしょう。
 いつまでも忘れないでいてくれる方々への感謝の気持ちを忘れずに,これからも生活していきたいです。

史上最高の紙上バイキング作戦

 2学期最後の授業参観で,5年生は食育の学習を行いました。「健康に良い食事について考えよう」というめあてで授業を進めていきました。今回は給食センターの先生をお迎えして,専門家の見地を生かした授業となりました。
 はじめに,様々な料理の中から自分たちで選んで1食分のメニューをつくる「紙上バイキング」を行いました。みんな自分の好きなものを選んでメニューを作りとても楽しそうでした。
 そこからが勉強です!はじめに,自分の選んだメニューのカロリー計算をしました。なかには,4000Kcalを超えている子もいました。子どもが1日に取るべきカロリーは約2000Kcalですから取りすぎですね。さらに,給食は適切なカロリーにまとまっていて,野菜もたくさん入っているということを知り,みんな目から鱗が落ちました。
 さらに,渡部先生から主食・主菜・副菜のバランスやカロリーについての話を聞きました。この話を通して,自分が選んだメニューについて考えました。
 今回は授業参観ということで,保護者の方にはカロリー計算や食材を分類するお手伝いをしていただきました。何よりも一緒に食事について考えることができたのが一番でした。
 これからもバランスとカロリーに気を付けて,健康な生活をしていければ素晴らしいと思いました。

動物の謝肉祭&ふるさと

 芸術の秋の最後を飾ったのが30日に行われた「小高区小中学校音楽祭」です。今年は日本フィルハーモニー交響楽団のみなさんをお迎えして,「ようこそ!サン=サーンス園長の音楽動物園へ!」と銘打った素晴らしいコンサートを開催しました。
 プログラムは3部構成になっていました。第1部はモーツァルトの曲の演奏や子ども達が指揮者になる体験やピアノデュオによるジブリメドレーなどでした。第2部は,メインであるサン=サーンス作曲による動物の謝肉祭でした。中でも白鳥の部分はとても有名なのでみんな聞き入っていました。そして第3部は,みんなで歌おう♪ということで「Let It Go~ありのままで~」「ビリーブ」「ふるさと」の3曲を歌のお姉さんと共に楽しく歌いました。特に「ふるさと」では中学生が低音パートを美しく歌ってくれたおかげで最高に盛り上がりました。
 今回のように本物の音楽に触れる機会は,子ども達の情操教育にとってかけがえのないものになります。短い時間でしたが,美しい音色に包まれた経験は今後の心の成長に役立っていくことと思いました。

美しい学校です

 29日の日曜日には毎年恒例になっている,イルミネーション点灯式を行いました。金房小学校の本校舎のある小高区は,震災前からイルミネーションで街中が冬の夜景を美しく飾っていることで有名でした。現在は分かれて生活している小高の人々が故郷を忘れないようにとする意味も込めて,今でも仮設住宅や集会場,そして仮設校舎でもイルミネーションを飾っていてちょっとした冬の風物詩になっています。
 点灯式当日は,楽しいじゃんけんゲームやLEDライトを並べての光の文字,婦人会の方々によるとん汁の振る舞いなどがあり,みんなで小高区の復興を願う行事となりました。
 ここで生活していない方からすれば,プレハブで可哀想だなんて思うかもしれませんが,子ども達にとっては毎日通学している母校です。その自分たちの学校が日本一美しく光り輝くとなればうれしさ倍増です!みんなに自慢できる校舎に変身して,点灯したイルミネーションを見つめる子供たちの瞳も光り輝いていました。
 鹿島中学校の近くを通りましたら,ぜひご覧になってください。

はじめは緊張したけれど

 11月26日には3・4年生が特別養護老人ホームの「万葉園」へ,お年寄りとの交流にうかがいました。3つのグループに分かれてそれぞれのお年寄りに合った交流をしました。音読をしたりイラストを描いたり,紙芝居をしたり自分たちが計画してきたイベントを行いました。中にはお年寄りの方々にとって盛り上がらないものもあったようですが,お互い思いやりの気持ちで何とか乗り切ったようでした。うまくはいかなかったけれど,この部分が子供たちにとっては大きな勉強になったと思います。さらに少ない時間でしたが,肩もみや肩たたきをしてあげて大変喜ばれていました。
 次に,大きな食堂を借りて各学年の出し物を見てもらいました。
 3年生は素敵な音楽を,4年生は合唱とダンスを見てもらいました。どちらもお年寄りの方々には好評で,手拍子や掛け声などをいただきました。演じる側の子ども達の方がうれしくなってしまったようでした。
 最後に全員分のプレゼントを渡し,握手をしながら帰りました。
 3年生は初めての経験で,4年生は2度目の経験でしたが,やはり慣れない場所での交流は緊張するようで計画がスムーズには進まなかった部分もありました。それでも異年齢の交流のよさを感じることはできたようなので,大変有意義な時間になりました。鹿島区の方々とつながった交流会です。今後もぜひ継続していけたら素晴らしいと思いました。