こんなことがありました!

出来事

わくわくしてきました

 1~4年生が春の遠足に出かけました。前日は雨でしたので外での活動が危ぶまれましたが,普段の行いがよいので何とか曇り空まで回復させました。
新地町にあるわくわくランドではみんな元気に遊ぶ姿が見られました。学校にはないような遊具もたくさんあり,友達もたくさん増えたことで楽しそうな姿が随所に見られました。
 ケロケロとカエルの鳴き声のする中村神社では,途中雨がぱらついてきた場面もありましたが,友達同士で傘に入り,「〇〇君,僕の傘に入れてあげるよ」のような声掛けをしている場面が見られました。
 特に本日の遠足で感心したことは,わくわくランドで工事関係者や親子連れのお客さんなどにきちんと挨拶ができたことや,小さな子に遊具を譲ってあげることができたことです。送迎のバスの運転手さんにもきちんと挨拶ができました。中には帽子を取ってあいさつする子もいて,立派な姿だと感心しました。

ようこそ1年生,楽しいひと時を過ごしました。

 1年生を迎える会を行いました。2年生以上の人がじっくりと1年生と触れ合うのは今日が初めてでした。会場の準備やプレゼントや飾りつけの作成など全学年が力を合わせて新入生6名を迎えました。
 1年生入場では,手をつないで4年生と共に歩く1年生をみんなで作ったアーチで歓迎しました。開会の言葉や校長先生のお話をいただいてから,いよいよ会が始まりました。1年生紹介では,担任の先生に紹介していただく予定でしたが,1年生が自分自身で自己紹介を行いました。しかも名前だけではなく,好きなくだものの発表や「よろしくおねがいいたします」のあいさつなどを堂々と行うことができました。
 次はメインのゲーム大会です。6年生が準備した「新聞ジャンケン」「〇✕クイズ」「動物園へ行こうよ」の3つを全校生で楽しみました。上級生が小さい子をおんぶする姿や,クイズに正解して大喜びする姿などがたくさん見られました。
 1年生からのお礼の言葉も入学してからわずか数週間とは思えないようなしっかりとした内容でした。
 明日から,1年生がお兄さんやお姉さんと一緒に遊びまわる姿がたくさん見られそうです。

今年ははりきりタイム

 週に一度,木曜日の10時からの休み時間は「はりきりタイム」が行われます。第1回目はあいにくの雨でしたが,仮設体育館で大繩跳びを行いました。学年ごとに回すスピードなどを工夫しながら楽しく活動することができました。
 晴れの日は校庭で5分間走,雨の日は縄跳びや運動身体づくりプログラムなどを年間を通して行っていきます。少しでも子ども達の体力が向上することを願って,楽しく運動していきたいと思います。

今までの成果を発揮しよう!

 今日は全国学力・学習状況調査です。6年生29名は昨日までの学習の成果を十二分に発揮しようと,集中して国語と算数の問題に取り組みました。
 いつものテストとは違って別の解答用紙にかくことや長い文章を読んだり,資料を活用したりしながら解かなくてはならない問題などに戸惑いながらも一生懸命頑張っていました。子ども達からは,「難しかったぁ」「問題文が長かった…」「意外とできたかも!」などの感想がありました。今後このテストの結果を分析して,これからの学習活動に生かしていきたいと思います。

平成28年度スタートしました

 今年度より小高区にある小高小学校,福浦小学校,金房小学校,鳩原小学校の四つの小学校が鹿島区にある仮設校舎で合同運営していくことになりました。
 そこでホームページも以前の各校のものと並行して四校合同のページも南相馬市教育委員会のご配慮で開設することとなりました。今まで通り日常の子ども達の姿や行事の様子などをできる限りお伝えしていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
 今回は4月6日からの様々な行事をダイジェスト版でお送りいたします。
〇4月6日…新入職員披露式,第一学期始業式,入学式
 新入職員披露式では11名の先生方から挨拶をいただきました。子ども達も期待を膨らませながら新しい先生方をお迎えしていました。
 始業式では校長先生からのお話を頂いたり,担任の先生の発表をしたりしました。4校になって初めての校歌を歌うこともできました。
 今年は小高小学校3名,福浦・金房・鳩原小にそれぞれ1名ずつで合計6名の新入生が入学しました。式の間は,緊張しながらもしっかりとした態度でした。明日から始まる小学校生活に対して大きな期待をしているようでした。

4月8日…交通教室
 金曜日には,命を守るためにとても大切な行事である交通教室を行いました。6年生は家庭の交通安全推進委員に委嘱され,最高学年としての心構えを新たにしていました。
 路上での歩行訓練では,自分の目で安全を確かめながら真剣な態度で実際に歩いていました。南相馬市内は現在大幅に交通量が増加しているので自分の安全を自分の目で確かめるという訓練は子ども達にとって大切なものとなっています。この日の訓練を生かして交通事故0を目指していきたいと思います。

4月15日…授業参観
 初めての授業参観は各学年とも4校の特徴がよく出た学習を見ていただきました。今回は,ICT機器を活用したり,少人数でのグループ活動をしたり,TT(ティームティーチング)を行ったり,単独ではなかなかできないような合同してのよさを十分にお見せすることができたのではないでしょうか?
 今後も様々な工夫を凝らした学習を通して小高の子ども達が自信を持てるような学力を身に着けさせていきたいと思います。

先生方も旅立ちます

 悲しい季節は続きます。今年度末の人事異動により,金房小学校からはお二人の先生方が異動となりました。
 遠藤校長先生は出身地でもある三春町の岩江小学校に御栄転です。2年間という時間でしたが,毎朝の見守りや校内での何気ないお話などで子ども達からとっても慕われていました。校長先生の一番のチャームポイントは笑顔です。子ども達がどんなにふさぎ込んでいても,けんかをして悲しんでいても優しい笑顔で話しかけられるとみんな元気を取り戻していました。優しい校長先生とのお別れはつらいですが,新天地でも優しさいっぱいの学校を作ってくれるはずです。
 黒田祐子先生も2年間でしたが,1年生と現5年生を担任していただきました。いつもは優しく,時には厳しく子ども達の目線に立って指導してくれている姿が印象的でした。何に対しても全力投球で,研究熱心でした。中には「僕のことを分かってくれるのは黒田先生だけだ」などとまで言われるほど信頼している子もいました。4月から原町第三小学校での活躍をお祈りいたします。

おかえりなさい

 小高区の本校舎に物品搬入をするついでにPTA会長さんをはじめとした保護者の方々に校舎内を見ていただく機会がありました。震災後初めて校舎に入る方も多く,感慨ひとしおのようでした。高校生になっていた方は,放送室で自分が委員会活動をしたことを思い出していました。中学生になった方は2年生の教室で自分が勉強していた机を見つけたり,友達のランドセルがいまだにロッカーに入っている様子を見たりして懐かしんでいました。お父さんから「どんな感じだ?」と尋ねられると,「言葉が出ないよ」と,答えている姿が印象的でした。
 学校の周りは校庭にあった除染のための休憩所が撤去され,今すぐにでも体育ができそうな立派な校庭に戻っていました。一方,雑草が枯れて伸び放題な姿も見られ,草刈りをして少しでもきれいな姿に戻してあげたいという保護者の声も聞かれました。
 一時間と少しの滞在時間でしたが,校庭を走り回る小学生の姿を見ると,早くこの本校舎も再開してほしいと感じました。金房学区の中心としていつの日か校庭や校舎にみんなの笑顔が戻るように整備していけたら良いなと感じました。
 保護者の方からも半年に一度ぐらいは来たいなという声も聞かれました。今後またこのような機会がありましたら今回以上に多くの地域の方々に参加してほしいです。

旅立ちの日

 いよいよ卒業式,8名の6年生が金房小学校を旅立っていく日です。
 今のところ,本校舎で学んだことのある最後の子ども達ということで震災直後から様々な地での避難生活や市内の別な学校での間借り,プレハブよりも簡易なユニット校舎,そして現在の仮設校舎と様々な場所で6年間を過ごしてきましたが,コンクリートの校舎で学んだ同学年の子に何にも負けていない6年間を過ごすことができました。何よりも大きいのが福浦小学校と鳩原小学校の友達と一緒に学校生活を送ることができたことです。苦楽を共に過ごした一生続く仲間ができたことでしょう。
 卒業生が築いてくれた金房小学校の新しい伝統も引き継ぎながら,在校生一丸となってこれからも金房小学校の歴史を作っていきたいと思います。

今年はカナブサタオルです。

 恒例の金房グッズの配布を行いました。今年度はライトグリーンの金房タオルとおまけで手作りの透明ファイルも付けました。また,4月からは現在よりも児童数の減少が見込まれていますので,多い人数のうちにと校歌を3番まで録音もしました。23日は卒業式ですが,いつまでもこのままでいられたらいいなと感傷的にもなってしまいました。今までのTシャツなどと共に末永く大切にしてあげてください。

笑いのツボは?

 17日の6校時に6年生の社会科で落語家さんをゲストティーチャーに迎えて、落語の鑑賞会を行いました。
 昨年度も落語鑑賞会を行っていたので、生で落語を聞くのは2回めという児童がほとんどでしたが、楽しい落語に笑いと拍手が絶えませんでした。プロの落語家さんから話し方や目線のコツを教わりながら、楽しく学ぶこともできました。落語では,簡単なところでは「隣の家に囲いができたんだってねぇ」「へぇ(塀)」から,難しいところでは,「お母さん,パンツが破けた」「また(股)かい!」などあるそうです。
 6年生に感想を聞くと、「昨年も見たけど、昨年とはまた違って楽しかった。」「落語家さん1人1人が自分の個性を生かしている感じがして、楽しかった」と、新鮮な気持ちで鑑賞することができたようです。
 笑うことは,免疫力や自然治癒力を高める効果があることから、健康にもよいと言われています。社会科の勉強を通して落語について学び、健康の保持増進にもつながる素敵な学習でした。