こんなことがありました!

おかえりなさい

 小高区の本校舎に物品搬入をするついでにPTA会長さんをはじめとした保護者の方々に校舎内を見ていただく機会がありました。震災後初めて校舎に入る方も多く,感慨ひとしおのようでした。高校生になっていた方は,放送室で自分が委員会活動をしたことを思い出していました。中学生になった方は2年生の教室で自分が勉強していた机を見つけたり,友達のランドセルがいまだにロッカーに入っている様子を見たりして懐かしんでいました。お父さんから「どんな感じだ?」と尋ねられると,「言葉が出ないよ」と,答えている姿が印象的でした。
 学校の周りは校庭にあった除染のための休憩所が撤去され,今すぐにでも体育ができそうな立派な校庭に戻っていました。一方,雑草が枯れて伸び放題な姿も見られ,草刈りをして少しでもきれいな姿に戻してあげたいという保護者の声も聞かれました。
 一時間と少しの滞在時間でしたが,校庭を走り回る小学生の姿を見ると,早くこの本校舎も再開してほしいと感じました。金房学区の中心としていつの日か校庭や校舎にみんなの笑顔が戻るように整備していけたら良いなと感じました。
 保護者の方からも半年に一度ぐらいは来たいなという声も聞かれました。今後またこのような機会がありましたら今回以上に多くの地域の方々に参加してほしいです。