こんなことがありました!

出来事

東日本大震災復興支援事業(高学年)

 10月30日に、日本赤十字社福島県支部主催の東日本大震災復興支援事業として、テノール歌手の下村雅人さんによる音楽鑑賞会が開かれました。
 今回は下村さん夫妻と息子さんの3名が来校し、圧倒されるような迫力のある力強い歌声とうっとりするような美しいピアノ演奏、そして体の内側にまで響き、心を躍らせるような軽快なドラム演奏を届けてくださいました。
 子どもたちは、下村さんファミリーと輪を作り、体を動かしながら音楽遊びをしたり、用意していただいた数種類の打楽器を使ってセッションしたりしました。また、鑑賞会の締めくくりとして、ベートーベン作曲の「交響曲第9番(喜びの歌)」を合唱しました。
 今年度は、佐藤通弘さんによる津軽三味線の演奏やカルテット・スピリタスによるサクソフォンの四重奏など、生の音楽演奏にふれる機会の多い子どもたちですが、このような体験を通して、さらに心豊かに成長してほしいと思います。
 なお、今回の支援事業は、年明けに低学年と中学年でもそれぞれ予定されています。

花の輪運動贈呈式

 10月23日に、“花の輪運動”の実施に伴う花の苗の贈呈式が行われました。この運動は、花と緑の農芸財団が主催し、ミニストップ株式会社が協賛で行っている事業です。
 学校では、花や緑であふれ、潤いのある美しい学校環境づくりに努めるとともに、子どもたちに豊かな心を育てようと環境緑化活動を進めています。昨年度は“花いっぱいコンクール”に参加し、仮設校舎という限られた環境ではありますが賞をいただくことができました。そして、なんと今年度も「福島県教育長賞」という輝かしい賞をいただくことができました。美化園芸委員会の子どもたちが中心となって世話している昇降口前のプランターや花壇は、季節を彩る花たちであふれ、子どもたちを毎日優しく見守ってくれています。また、5月にスタートした一人一鉢運動の花たちは、夏の日差しをたっぷりと浴びて、子どもたちに負けず大きく成長しました。
 贈呈式が終わり、いただいた苗を花壇に植えました。これから寒さが厳しくなりますが、元気に成長してほしいと思います。
 11月5日、6日、7日の3日間はフリー参観が予定されています。ご来校の際は、ぜひ花たちにも目を向けてあげてください。

金房小全校集会

 10月27日に全校集会を行いました。普段は、金房小・福浦小・鳩原小3校合同で行っている全校集会ですが、今回は今年度初となる金房小だけでの全校集会です。
  
 まず初めに、校長先生からお話がありました。話の中で主に取り上げられたことは、昨年度から仮設校舎で行っているイルミネーション事業への参加についてでした。今年度は小高区の小学校が4校合同で実施し、各校ごとに飾り付けも行うということでした。詳細については後日お知らせがあるようです。
 続いてよい歯の表彰(歯ッピー賞・がん歯り賞)が行われ、さらに全員で校歌を歌いました。今回校歌を歌ったのは、10月31日に南相馬チャンネルの取材が入り、子どもたちが歌っている姿を撮影するということで、その練習を兼ねていました。金房小の子どもたちだけで歌った久しぶりの校歌は、なぜか心にジーンとしみ入ってきました。

自分に打ち克て!!

 10月24日に、校内マラソン大会が行われました。当初は22日に予定されていましたが、あいにくの雨で延期になっていました。しかし、暖かい日差しの中、時折吹く優しい風が心地よく、絶好のマラソン日和となりました。
 さて、今年度は仮設体育館の建設により、例年とは違って鹿島中学校の校庭を大きく回るコースでの実施となりました。走った距離は、低学年が600m、中学年が1500m、高学年が2000mでした。中学年と高学年は、例年よりも若干距離が長くなりましたが、全員がゴールまでたどり着くことができました。
 マラソン大会に向け、子どもたちは目標を持ち、これまで体育の時間はもちろん、業間運動でも一生懸命練習に取り組んできました。走るのが得意な子も、苦手な子も、お互いに励まし合いながら練習に取り組む姿にはすがすがしさを感じました。そして本番では、練習で流した汗が養分となり、走り終えた子どもたちの心に達成感という大きな実をみのらせたようです。
 苦しいからと、途中であきらめようとする自分の弱さに打ち克った子どもたち。苦しいのは自分だけではないと友だちの走る姿に勇気づけられ、また友だちの声援に後押しされ、やり抜いた子どもたち。今回のマラソン大会を終えて、さらに大きく成長しました。
 当日は、お忙しい中にも関わらず、保護者やご家族の方々にもたくさん応援に来ていただきました。子どもたちも普段以上に力を発揮できたようです。ありがとうございました。

体力テスト

 10月15日と20日に、全校一斉で体力テストを行いました。
 まず15日には、鹿島中学校の体育館を借りて、20mシャトルランを行いました。途中であきらめ、自分から走るのをやめてしまう子も見られず、自分の体力(持久力)の限界にチャレンジしていました。また、20日には、50m走やソフトボール投げなどその他の種目にチャレンジし、どの種目にも精一杯取り組んでいました。
 生活環境やスポーツの多様化などにより、種目ごとに能力差が見られるようだと聞きますが、学校では県が推奨する“運動身体づくりプログラム”を活用し、子どもたちの体力をバランス良く高めていけるよう取り組んでいるところです。また、学校では、数値に表れない子どもたちのがんばる姿を称賛しながら、進んで運動に取り組もうとする意欲を高めようと、様々な活動を計画し、実施しています。その一つとして、10月24日にはマラソン大会を予定しています。保護者の方々や地域の方々にも、子どもたちのがんばる姿を見ていただき、たくさんの声援を送っていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。