クラスの記録

スイミーではなくメダカ(5年生)

 理科室でも教室でも今年はメダカの産卵がありません。春先には昨年度からいたメダカが産卵していたのですが、新しい仲間を20匹迎え入れたら全く産まなくなってしまいました。5年生の子供たちは、なぜ卵を産まなくなってしまったのかを考え、2匹だけのカップル水槽を作ったり、窓際においてグリーンウオーターの水槽を作ったり工夫を重ねたのですが、ダメでした。授業では仕方がないので動画や写真を使って学習を進めたのですが、盛り上がりに欠けていました。

 あきらめかけていた時に、児童のおじいちゃんから卵と稚魚のプレゼントをいただきました。さっそく解剖顕微鏡で観察したところ、「この卵、3日目だよ」「かわいい」「写真と色が違う」などと大盛り上がりでした。コロナウイルス感染症予防でリモート学習などが盛んに行われようとしていますが、やはり実物にはかなわないのだと思いました。

 昨年度もメダカの寄付をいただきました。地域の協力も学校教育には欠かせないものだと実感しました。これからも稚魚や卵の成長を興味深く観察していきます。