活用力授業研究会(事後研究会)

5月31日、活用力授業研究会を行いました。参観授業は3年1組の理科です。

今回の授業は2年生で学習した「電池をつくること」から「電池のしくみを知る」ことへと、より発展的な学習をゴールとした学習計画の前段、「イオン化傾向とは何か」について実験を通して学びます。

生徒たちは準備された3つの水溶液と3つの物質をつかって、イオン化傾向の違いによって起こる化学変化から、イオンになりやすさ(授業では強さと表現)を知ることができました。

ここまでは通常行われる授業ですが、今回は「活用力」を鍛える場面として、最後に塩化銅水溶液にスチールウールを入れた実験を行い、反応結果について今日学んだ知識をつかい、自分の言葉で説明文を書く時間を設定しました。

本校では今年度、すべての授業で「何ができるようになったか」を生徒に体感させる「活用の問題(場面)」を定期的に取り入れるよう研究を進めています。

事後研究会では市教育委員会学校教育課稲葉指導主事をお迎えし、全職員による授業の検討会を開きました。専門教科外の職員が多いなかではありますが、今回の授業を自分の教科でどう生かすことができるかについて、それぞれの職員が意見交換するなど、まさに職員の『活用力』を高める大変良い機会となりました。