3月11日の大震災から、学校が始まることに絶望すら感じていました。
「学校はどうなるんだろう?」誰もがそう感じていた4月、鹿島小学校の一室をお借りして、小高小学校が始まりました。
全児童25名でのスタートから、創意工夫の毎日でした。
4人の入学生を迎え、平成23年度の始まりです。
職員室は、ありません。
教室は2学年で一つです。
給食は炊き出し給食です。
メニューはおにぎりとソーセージと牛乳。
それでも、笑顔で頑張る子どもたちに励まされる毎日でした。
いよいよプレハブ(ユニット)校舎への引っ越し。
どことなく気分が落ち込んでしまう雰囲気があります。
でも、今まで2学年合同で一つの教室を使っていたので、自分たちだけの教室ができるというのは嬉しいものです。
しかも、エアコン付き!涼しいのが救われます。
お手伝いに来ていただいた多くの保護者の皆さん、PTA執行役員の皆さん、お暑い中、本当にありがとうございました。
念願の普通教室へ引っ越しました!!
鹿島小学校の皆さん、ありがとうございます。
壁の色、床の色、普通の黒板に普通のトイレ・・・・当たり前だった普通の校舎が、こんなに居心地が良かっただなんて・・・。
子ども達も、広く明るい教室に、どことなくワクワクしている感じがしました。
授業参観や親子運動会、餅つき大会などが行われました。
子どもたちも保護者のみなさんも楽しい一日を過ごすことができたようです。
今回の臼やガス台など、全ての面でJAおだかさんがバックアップしてくださいました。ありがとうございました。使用したした餅米は、熊本県八代市立昭和小学校さんから支援物資として寄付していただいたものです。
とてもおいしかったです。ありがとうございました。
小高小の優しい心を育んでくれていた「おはしのへや」が復活しました。
各地に避難されている図書ボランティアの皆さんや、現役の保護者の皆さんの協力を得て実現しました。
「またアニマル劇場が見られるとは思わなかった」という子ども素直な感想の通りに、感動的な再会でした。
間近で見るアシも君のなんと愛らしいこと!
そのまま家に連れていきたくなるようなロボットでした。
しかし、見えないところで使用されている技術は、世界最高水準の技術・・・。
このようなロボットが、私たちの生活に入ってくるのも夢ではなくなりつつあるあるようです。
そんな世の中を実現させるのは、まさに子どもたちの世代ですね。
しっかり、しっかり勉強してくださいね!!!
今年度は、2月の学習発表会となりました。
会場も、体育館ではなく鹿島小学校さんの3階会議室で行いました。
内容は、もう最高!の一言でした。
笑いあり・涙あり・感動ありのすばらしい内容ばかりでした。
小高小学校ここにあり!と、児童数が激減しても、なお本校の健在ぶりを示せた内容でした。
頑張った子どもたちに大きな拍手を!そして、ご協力いただいた保護者の皆様に感謝を!の一日でした。
真冬の水泳教室です。
本来ならば、夏に行う予定だった水泳の学習を冬に行いました。
原発事故の影響でプールが使えず、近場の屋内プールは日程が取れず、結局3月の実施になりました。
が!温水プールとインストラクター付きの授業で、子ども達はすっかり上手になりました。
震災にも負けず、学習指導要領の内容をしっかりと実施しています。
平成23年度の小高小を引っ張って行ってくれた6年生へ感謝の気持ちを込めて送る会が行われました。
一番苦しい時期にいつも笑顔で小高小の新しい校風と伝統を作ってくれた6年生と最後の楽しい思い出作りでした。
下の学年から手作りのメダルやお手紙をもらって、6年生も喜んでいました。
ありがとう6年生!
この苦しい状況の中で、小高小学校を持ちこたえ支えてくれた君たちは、どんな困難も乗り越えていく力と明るさと自信をしっかりと身につけて成長してきました。
中学校でもがんばって、未来の小高のリーダーとして活躍してください。みんなで応援しています。
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