学校の様子から

2015年6月の記事一覧

力を振り絞って ~新体力テスト~

 今日の新体力テストは,シャトルランです。この種目は,持久力を調べるものです。20mの距離を一定のリズムに合わせて往復します。その回数によって,個人の能力を測ります。
 本校は,体育館で全校生が集まって実施しているので,自分の学年が走る際,他の学年からたくさんの声援が送られます。
「お姉ちゃん,がんばれ!」
「〇〇くん。まだ,間に合うよ!」
子供達は,温かな声援を一身に受け,少しでも自分の記録を伸ばそうと頑張りました。走り終えると,力尽きて床に倒れ込む子供もいました。どの子供の顔を真っ赤で,必死に走ったことが伝わってきました。
 後ほど全国平均との比較などが分かりますが,子供達の持久力は,間違いなく昨年よりも高まっていることを感じます。継続的して取り組んできた業間運動や体育指導の成果と捉えています。また,互いを励まし合う,3校の子供達のよさが記録の向上に結びついたようにも思います。
 これからも,体力作り,そして,互いに励まし合いながらがんばる気持ちを育てていきたいと考えます。
 

動ける体を目指して ~新体力テスト~

 新体力テストが始まりました。
 実施種目は,「握力」「上体起こし」「長座体前屈」「反復横とび」「2 0 m シャトルラン( 往復持久走)」「5 0 m走」「立ち幅とび」「ソフトボール投げ」の7種目です。今日は,「シャトルラン」以外の種目に挑戦しました。
 震災以降,子供の体力低下が叫ばれています。体力低下とともに問題視されているのが,体を動かすことを避ける傾向があることです。室内で過ごすことが多かったため,知らず知らず,体を動かさない生活に慣れてしまったのかもしれません。
 合同3校では,体力作りを目指し,業間運動を継続的に実施したり,授業体育の充実に努めたりしてきました。その成果は,運動会でもお見せすることができたかと思います。
 今日も,少しでも記録を伸ばそうと力を振り絞る姿が見られました。がんばろうとする気持ちが,何より,体力を向上させていくことを実感しました。

しっかりみがいて,きれいな歯 ~歯科保健指導~

 「うわあ。けっこう,みがき残しがあるなあ。」
 子どもたちは,手鏡に映る自分の口の中を見ながら,声をあげていました。
 今日は,歯科保健指導がありました。薬品で歯の汚れについて調べ,それを丁寧にみがく中で,正しい歯のみがき方を学習しました。
 歯みがきは,丈夫で健康な歯を作る上で欠かせないものです。ご家庭でも,時間を見つけて丁寧に歯をみがくよう,お話していただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。

本物の音楽に触れて ~訪問音楽教室~

 今日は,5・6年生の音楽科の学習の一環として,「訪問音楽教室」が開催されました。「支え合う21世紀の会」のみなさまのご協力を得て,ピアノの三谷温氏,バイオリンの木越直彦氏が来校されました。
 バイオリンの弦が震え,ピアノの鍵盤が叩かれた瞬間,仮設校舎の音楽室は,コンサートホールに変わりました。トルコ行進曲など聞きなじみのある曲も演奏していただき,子供達は,両先生の奏でる美しい音色に引き込まれていきました。
 鑑賞教室は,あっという間に終了しましたが,目の前で,生演奏を聴くことができた子供達は,大変,満足そうでした。「本物」に触れるよさを,改めて実感することができました。

公園で遊ぶのは,楽しいな ~1年生校外学習~

 今日は,1年生の校外学習がありました。目的地は,原町高見町公園です。小高小の1年生と一緒に行ってきました。1年生は,出発前からニコニコ,ワクワク(^_^)v
「行ってきまあす!!」
元気なあいさつをして,出発しました。

 空模様が心配されたのですが,なんとか天気も持ちこたえ,高見町公園の遊具で楽しく遊ぶことができました。

 子供達は遊びの中で様々なことを学びます。遊具を使う時に順番の取り合いなどが起これば,時にはぶつかり合うこともあります。でも,そのようなトラブルを乗り越えることで,互いに譲り合うことの大切さや,一緒に遊ぶことの楽しさなどを学んでいきます。まさに「体験を通して学ぶ」ということです。
 これからも,校外学習を通して,子供達に実感を伴う学びを味わわせていきたいと考えます。

複数の目で,子供を育てます ~TTの授業~

 ご存じの通り,本校は,現在,福浦小,金房小との3校合同での生活を営んでいます。合同の生活は時には不便なこともありますが,その何倍ものよさもたくさんあります。
 その一つが,各教室に複数の教員が配置されているということです。一人の教員が授業を進め,もう一人の教員が個別に指導をしたり,習熟度別に指導を行ったりすることで,子どもたちに確かな学力を定着させることができます。また,子ども一人一人に関わる時間が多くなり,小さな変化をしっかり見つけていくことができます。
 今後予定されている授業参観では,複数教員での指導のよさという視点からも,ご覧いただければありがたいです。

心をささえてくれています ~県スクールカウンセラー~

 避難を続ける小高区の小学校には,心のケアのためスクールカウンセラーが来校しています。文科省からは今中紀子先生,県からは蓮池幸一先生のお二人です。月に1~2回来校してくださいます。
 子どもたちのがんばったことや気になったことを丁寧に見て,複数の目で子どもの心のケアにあたっています。
 保護者の皆様の個別の相談にも応じますので,いつでもご連絡ください。

仮設体育館で貴重な体験  ~鑑賞教室・下学年~

 今日は,下学年の「鑑賞教室」がありました。上演された劇は,「オズの魔法使い」です。子供達の大好きなファンタジー作品です。 

 登場人物は,主人公の少女ドロシー,知恵の無いカカシ,心の無いブリキの木こり,臆病なライオン。それぞれの願いを叶えてもらうため大魔法使いの「オズ」に会いに行きます。
 話が進むにつれ,子供達は役者さんたちの迫力ある演技にどんどん惹きつけられていきました。そして,弱さと強さをもった魅力あふれるキャラクターが成長していく様子から,いろいろなことを感じたようです。

 90分の上映時間は,あっという間に過ぎました。本物を見る体験は,子どもたちにとって貴重なものになりました。仮設体育館で初めて行われる鑑賞教室は,子供達にとって,忘れられないものとなりました。
 
 

本物に触れる,豊かな体験  ~鑑賞教室・上学年~

 今日は,上学年の「鑑賞教室」が行われました。バスに乗って,ゆめはっとまで行き,広い会場で鑑賞することができました。上演されたのは,「パパはマジシャン」という現代劇でした。
 病気で目が見えない女の子が主人公です。そして,主人公のパパは,一流のマジシャンです。でも,なぜか舞台に立とうとはしません。話が進むに連れ,その謎が少しずつ明らかになっていきます。
 劇の中では,本当の手品を見る場面や思わず笑ってしまう場面などもあり,子どもたちは,最後まで楽しく鑑賞することができました。プロの俳優さんの演技は,子供達を劇の中にぐんぐん引き込んでいきました。気がつけば,あっという間に劇が終わっていました。
 今回,本格的なホールで,普段の生活ではなかなか出会うことのできない,本物に触れることができました。このような体験は,子供達が心身共に健全に成長していく上で欠かせないものです。これからも,本物に触れる体験を大切にしていきたいと考えます。

本は心の栄養です ~読書タイム~

 本校では,月・水・金の朝の活動の時間に「読書タイム」を取り入れています。落ち着いて本を読む時間を取り入れることで,本を好きな子供を増やしたいと考えています。また,文章を読む力の向上も期待されますので,学力向上につなげていきたいと思います。
 ご家庭でも,おすすめの本などありましたら,お子さんに教えてあげてみてはどうでしょう。ますます,本に興味を持つかもしれませんね。