学校の様子から

2017年2月の記事一覧

1.41421356

 コアティーチャーの橋本先生による今年度最後の授業がありました。6年生では「ありがとう算数!よろしくね数学!」ということで正方形の面積を使って中学校で学習するルートに触れてみました。1平方センチメートルの1辺は1cm,4平方センチメートルの1辺は2cm。それでは2平方センチメートルの正方形の1辺は何センチメートルなのか?ということで電卓を用いながら1辺の長さを探っていきました。小学校では学習しないルート2なのですが,みんな必死に電卓を叩いていました。一番できた子で1.4142135まで見つけました。ものの10分間でしたが凄いですよね。橋本先生からはどこまでも続く小数があること,ルートという記号を使うこと,実は小学生でも円周率などで触れていたことなどを教えていただきました。中でも一番の驚きは1.41421356を覚えなくてはいけないという事でした!衝撃が走りましたが,語呂合わせも教えてもらいました。そうです,「ひとよひとよにひとみご(ろ)」ですね。
 このように難しいと感じていたかもしれない数学に対して,早くやってみたいと感じさせてくださった橋本先生には感謝です。中学校の先生からの刺激は子ども達の知的好奇心を常にくすぐってくれました。1年間ありがとうございました。

久々の鳩原小学校本校舎

 6年生は小高区の本校舎を見学に行きました。バスの関係で福浦・小高小学校コースと鳩原・金房小学校コースに分かれました。
 約6年間子ども達の姿が無かった校舎に響き渡る小学生の声,震災当日のままの職員室や教室,靴箱などを見るとタイムスリップしたような感覚に陥りました。6年生の子ども達は震災当時幼稚園の年長さんで小学校では学習していないのですが,隣接する幼稚園から校舎を見て4月からの小学校生活を夢見ていたり,兄姉の授業参観日についてきて校舎の中を巡った思い出があったり,小学校の運動会にお呼ばれしたりした記憶がよみがえって来たりしたようでした。保健室では「本当だったらここに寝てたのかな」「フカフカのベッドだなぁ」という声も聞かれました。
 小高小学校だけは4月からの再開を見越して工事が進んでいました。真新しい教室やトイレ,緑一面の校庭などが小高区の復興を印象付けてくれました。せっかくの機会だったので,短時間ですが人工芝の校庭での初遊びもさせてもらいました。
 それぞれの学校にはそれぞれの事情がありますが,自分たちの母校であるという感覚は持てたようでした。市のみなさんが今まで清掃をしたり除草をしたりして地域の宝物である小学校を維持管理してくれていました。いつの日か子ども達の声が毎日のように聞ける学校に戻るまで,大切にしていかなくてはならないと感じた見学になりました。

「感謝の集い」に向けての練習

 3月3日に鹿島中学校にて「感謝の集い」を行う予定です。小高区4小学校の子ども達は,今まで体育館や家庭科室,敷地を使わせていただいたり中学生にもいろいろな場面でお世話になったりしました。そのお礼を伝える会になります。本日はその「感謝の集い」に向けて鹿島中の体育館で練習を行いました。久しぶりの鹿島中学校の体育館はやはり大きいなという感想でした。1年生は初めて入った子も多いので仮設の体育館との違いに驚いていたかもしれません。司会や感謝の言葉を担当する子は全体練習の後も練習を行って本番の動きを確認しました。当日は鹿島中の生徒のみなさんからもエールなどを送っていただけるという事なので今から楽しみしています。
 いよいよ残りが少なくなってきた仮設校舎での生活ですが,一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

校内なわとび記録会

 先週に,なわとび大会が行われました。各学年ともに持久跳びと二重跳びや交差跳びなどに挑戦しました。友達と比べることも大切ですが,自分の目標に向かって挑戦することが目標となっています。16日に行われた高学年の大会では学年対抗長なわとび大会も行われました。1回目は同じ回数で引き分け,2回目はどちらも200回越えのハイレベルな戦いになりましたが,5年生が勝利しました。6年生の惜しさと言ったら文字で表現できるレベルではありませんでした。もう一度挑戦し,絶対勝つという闘志がわいたようでした。
 冬の定番スポーツのなわとびですが,スモールステップで目標を持ちながら行ったのでみんな本気で取り組むことができました。これからも体力向上に向けて継続していきたいです。

全校集会で考えた

 13日に行われた2月第1回目の全校集会も校長先生の読み聞かせでした。今回も,宮西達也さんの絵本を取り上げ友達との心のすれ違いや葛藤について考える機会としました。特に高学年にとってに友達との付き合い方は常に存在する悩みでもあります。みんな神妙な面持ちで読み聞かせに聞き入っていました。一冊の本を通してみんなで考える機会はとても有意義なものになりました。
 また,書き初め展の表彰もありました。特選に入賞した人に代表で賞状を受け取ってもらいました。生徒指導主事の先生からは,2月の生活のめあての確認と,言葉づかいについてのお話がありました。
 2月のめあて
「寒さに負けずにがんばろう」

入生入学説明会

 4月から小高区の小学校には3名の新入生が入学する予定になっています。今日は,新入生入学説明会とともに,体験入学も行われました。本日は2名のお友達が,1年生教室で小学校生活にほんの少しではありましたが,触れることができました。6名の1年生は今日のために事前の準備を一生懸命に行い,ワクワクして5時間目が来るのを待っていました。お互いはじめは緊張していましたが,自己紹介をしたりお買い物ごっこをしたりするうちにだんだんと打ち解けていくことができました。終わり頃には予定になかったハンカチ落としのゲームも行いました。
 この活動を通して,学校代表として新入生を歓迎することができた1年生には,自信がみなぎっていましたし,2名のお友達も4月からの小学校生活に思いを膨らますことができたのではと感じました。
 3名の新入生のみなさん,次は小高区の本校舎で会いましょうね!

久しぶりの雪遊び

 昨晩からの雪のため,校庭も道路も真っ白になりました。みぞれ混じりの雪だったため,かなり水分が多かったのですが,浜通りの子ども達にとってどんな雪でもうれしいものに変わりありません。休み時間にはさっそく校庭に飛びだして,遊ぶ姿が見られました。靴や運動着がドロドロになってしまったようですが,それ以上の楽しみを感じていたようです。校舎前の校庭には用務員さんが「ネバーギブアップおだか」と雪上文字を書いてくれました。残り少ない仮設校舎での生活ですが,また一つ楽しい思い出ができました。

鬼は外,福は内

 児童会主催の豆まき集会がありました。心の鬼を退治するために全員で体育館に集まって楽しく活動できました。
 各学年の代表による心の鬼の発表では,「恥ずかしがりオニ」「なまけものオニ」「忘れん坊オニ」などの追い出したい鬼が発表されました。また,学級ごとに直していきたい内容も発表されました。「怒りん坊オニ」「意思表示ができないオニ」など各学級でよくしていきたい内容が出されました。自分のことを振り返る意味でも大切なイベントになっています。
 図書委員会からは,豆まきや節分の由来を分かりやすく発表しました。体育委員会と美化園芸委員会は楽しいゲームを準備しました。「オニジャンケンピラミッド」や「オニは外ゲーム」はどちらも楽しくみんな笑顔で交流することができました。
 最後に年男年女の5年生による豆まきを行いました。「鬼は外!」「福は内!」の掛け声を元気に掛け合いながら豆をまきました。みんな必死に豆をキャッチしたり拾ったりしていました。
 暦の上では,明日から季節は春ですが,またまだ寒い日が続きます。今日追い出そうとしたオニのことを考えながら残りの日々も有意義に過ごしていきたいものです。

nce wite me now!

 今年度2回目のavexさんによるダンス教室が開催されました。今回はダンサーのKyohei先生がE-girlsの「Dance wite me now!」の踊りを教えてくださいました。
 はじめはぎこちない動きでしたが,ポイントを押さえた指導をしてくださったので子ども達もだんだんと気持ちが盛り上がってきて,音楽に合わせて体を自然と動かすことができるようになりました。発表の段階では,みんな進んでステージに上がり切れの良いダンスを披露しました。見ている側も大いに盛り上がりました。普段は落ち着いて生活している6年生もはじけた感じで参加することができ,素晴らしい体験をすることができました。Kyohei先生が最後におっしゃっていたように,「これからも音楽に合わせて体を動かすことから踊ってみよう」ということができそうな感じがしました。今回は1~4年生,5・6年生に分かれて実施したので,全員で踊る機会などができれば素晴らしいと思いました。未来のE-girls,EXILEを目指す子が出てくるかもしれませんね。