日々の出来事

「性」の授業の生徒の感想

 鹿島中学校では、2学期末は1、2年生、3学期初めには3年生で、学級担任と養護教諭によるティームティーチング指導体制で授業を進めています。

 

       「性」についての授業の様子

 

 中学生は思春期の真っただ中、身体の成長に合わせ、「性」について正しく学ぶに最もふさわしい時期です。
 これからいろんな形で一人一人の人生にかかわってくる「性」について正しく学ぶために、鹿島中学校の子どもたちには「生」(命)、「生」(生き方)も含め、「性」について、正しく理解して成長してほしいという思いで、毎年各学年の発達段階に合わせ、各学年2時間ずつ計画的に性の授業を行っています。

 2学期に授業を終えた、1・2年生の授業の感想をご紹介いたします。

 

 

<1年「性の授業」感想より>


○性の授業を受けて新たなことが分かりました。男性と女性の受精の仕方、赤ちゃんのできかたなどを知りました。性交をして受精、赤ちゃんが産まれるなんて予想外で驚きました。私は正直、今は恋愛はしたくないと思っています。けれど、高校、大人になったらいい出会いが来てほしいなと内心思います。男女関係に気を付けていきたいと思います。


○自分の知らない異性の特徴などを細かく学べたので良かったです。更に、異性への接し方や付き合い方について、ダメなことと良いことの区別をつけることが大切だと思いました。ただ、自分の感情だけで動いてしまうと望まない未来を招いたりするので、そういう面では気を付けていこうと思いました。


○性に関することはふざけて話すことではなく、大切な命の話だと思うことができました。


○異性の関わり方や大人に成長しているこの時期に大切なことをよりくわしく学べてとてもためになった授業だったと思います。これからの中学校生活で、お互いに尊重し合って生活したいと思います。


○私は性行動、性欲のことは命にかかわることなんだと思いました。「異性に触れない」「二人きりにならない」「異性の部屋に入らない」「宿泊しない」ことを気を付けたいと思いました。

 

 

 

 

<2年「性の授業」感想より>


○今回の授業のおかげで、これからの異性との付き合い方について考え直すいい機会になりました。これからは異性との付き合い方について考えたいです。


○男女交際というのは幸せ、楽しい、うれしい、ポジティブなものだと思っていましたが、一歩間違えば臨まない出産、感染など、私たちでは解決できない人生を左右するおそろしいことが起きてしまうことを学びました。付き合うときは軽い気持ちではなく、今日教わったことを頭に入れて生活したいです。


○自分の思いを大切に、きちんと大切にしてくれる人をゆっくりゆっくり探していきたいと思います。分かりやすく、心に響く2時間を有り難うございました。


○今年の授業も命の大切さや生き方についてしっかりと考えることができました。毎日を楽しく過ごすことができるように、悔いのない生活をしていきたいです。そして誰も嫌な思いをすることがないような生活を心がけたいです。

 

○なぜ月経が起こるかなども学べたのでよかった。月経がこなくなったら赤ちゃんを妊娠しているという印だということも分かった。


○昨年とはちょっと違った気持ちで授業に取り組みました。命に対する考えや感謝の気持ちを持つことができました。


○私たちの年で性交はまだ早いということが分かった。また、望まない妊娠は自分もつらいし、頑張って生きている赤ちゃんもかわいそうなので、私は自分で育てられる大人になるまで性交は絶対にしないようにしようと思う。

 

 

 

 

 今回の授業を通して生徒の感想から、性に関する内容は自分や相手の命、人生にかかわり得る大切な内容ととらえて、今後の自分の生き方に生かしていこうという気持ちが伝わってきました。また、1年、2年と学年が上がるにつれてより実感を伴った学びになっていると感じました。

 一人一人の生徒にとって心に残る、そして今、将来に役立つ、学んで良かったと思える授業が展開されています。

 

※ 「『性』についての授業を進めています。」(2019/12/06掲載)にも授業の様子を掲載しております。