連立方程式(2年生数学)
先生が225円で買ってきた赤い箱のお菓子1個と白い箱のお菓子1個のセットを提示し、問いかけます。
「赤い箱のお菓子、白い箱のお菓子1個ずつの値段がいくらか予想してみましょう。」
生徒たちは思い思いの値段を答えます。
さらに続けます。
「実は、赤い箱のお菓子3つと白い箱のお菓子2つのセットも買いました。こちらは577円でした。
①赤い箱のお菓子1個と白い箱のお菓子1個のセットは225円
②赤い箱のお菓子3個と白い箱のお菓子2個のセットは577円
この二つのことから、どうやったら1つ1つの値段を求められるかな?」
すると、「①のセットをもう一つ買って、2セットにして、②−①×2で求められるのでは?」という考えが出てきました。
①を2倍にして②から引いたら、赤い箱のお菓子が1個残り、127円だと分かりました。
さらに、この赤い箱のお菓子の値段を①に代入すると、白い箱のお菓子の値段が98円だとわかりました。
次から次へと出てくるお菓子の箱に、どよめきながら、赤い箱、白い箱のお菓子の値段を皆で求めることを通して、①のセットだけでは求められないお菓子1つずつの値段も、②のセットがあると求められることがわかりました。
今度はこれらを文字式を使って表します。
ノートを作り、今日の学習を振り返ります。
適用問題に取り組み、今日の学びを確かなものにしていきます。
1つの式だけでは分からないものも、2つの式があると分かるようになってくること、そして、式を何倍かしたりして、2つの式を足したり引いたりして、分からないものを1つにすることを考えればよいということが分かりました。
今日学んだことを、これからの学習に活かしていきましょう。
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