日々の出来事

東日本大震災追悼式

今週土曜日3月11日で、東日本大震災から12年となります。本校では、卒業式全体練習後、体育館において、東日本大震災追悼式を行いました。
まず、東日本大震災で被害に遭われ亡くなられた方達のご冥福をお祈りするために、全員で「黙祷」を捧げました。
つづく、「防災講話」では、東日本大震災の概要、南相馬市や鹿島区の被害について、画像を通して振り返りました。震災後、鹿島中学校の校舎や剣道場で、原町二中、原町三中、石神中、小高中の生徒達が一緒に学んでいたこと、平成24年度から5年間、小高区4小学校の児童が校庭の仮設校舎で学んでいたことなどに、当時1歳~3歳だった生徒達は驚いた様子でした。
また、講話や防災クイズを通して、大きな地震や津波が起きたときの行動について、日頃からの災害への備えの重要性について学びました。また、自分自身の命、家族の命を守るため、さらに社会のために何ができるか、何をすべきか考え、行動にうつしていくことの大切さについても理解を深めました。

毎年のように起きる大きな地震や台風などの自然災害に、どう備え、行動していくか、ぜひ、ご家庭でも話し合っていただければと思います。

◇防災クイズまとめ
1 大きな地震が起きたら、まず、すべき行動は?
 ・机の下に隠れる
2 避難するときの服装は?
 ・長袖・長ズボン、ヘルメット・防災頭巾
3 避難グッズはどこに置く?
 ・玄関・出入り口、外の物置、車のトランク
4 家族と離ればなれに!連絡はどうする?
 ・普段から集合場所を決めておく
5 エレベーターの中で地震!どうする?
 ・全ての階のボタンを押す
6 津波警報発令!どうする?
 ・すぐ避難!津波の速度は最低でも自動車並み

◇普段から気をつけたいこと
・本棚
 倒れると危ない背の高い家具は突っ張り棒などで固定します。L型金具でネジ止めして固定すると安全です。
・テレビ
 倒れて破損すると破片で怪我をする恐れがあります。ベルトやワイヤー、金具で壁に固定します。
・窓
 揺れがおさまった後の避難経路の確保として窓を開けることが有効な場合もありますが、窓が割れたりひびが入っていたりする可能性があるので十分注意します。
・食器
 割れた食器を踏むと危険なので部屋の中でもスリッパを履きます。新聞紙で簡易スリッパが作れます。
・スマートフォン
 回線がパンクし警察や消防への緊急電話がかからなくなるので、基本的に電話での連絡は避けます。
・テーブル
 机の下に隠れる際には手や腕で頭を守り、机の脚をつかんで揺れが完全におさまるまで動きません。机の下以外にも玄関やトイレなど自宅の安全ゾーンを確認しておきます。
・照明スイッチ
 ガス漏れしていた場合、電気をつけた際に出る火花が引火して火災や爆発の危険があります。電気のスイッチには触りません。
・コンロ
 地震で大きく揺れているときは身の安全を最優先し、揺れがおさまってからガス機器の火を消します。避難する際は、万が一に備えてガスの元栓を閉めます。
・ブレーカー
 停電が復旧した際に発生する火災(通電火災)の危険性があるので避難時には必ずブレーカーを落とします。
・防災リュック
 非常用の食料やタオルなど非常時に持ち出すべきものをリュックサックにつめておきます。玄関などの分かりやすい場所に置いておきます。
・避難時の靴
 避難の際に、道に危険な物が落ちていたり、液状化していたり、悪天候だったりして歩きづらい場合があるので安全に避難できるように、底の厚い靴を準備します。

◇最後に
・毎年のように大雨、地震などの自然災害が発生し、その度に多くの鹿島区民の方々が避難所に避難しています。
・避難所では、鹿島中生がボランティア活動に積極的に取り組んでいます。
・災害はいつ起きるか分かりません。
・災害発生時に自分や家族の命を守る行動がとれるように備えるとともに、
・地域社会のために何ができるかを考えていきいきましょう。