職場体験事前学習「マナー講座」(2年生)
本日9月2日(金)、5・6校時、2学年では、今月21日、22日に実施する職場体験の事前学習として、株式会社リンケージ代表取締役 田中章広 様を講師にお迎えして、マナー講座を実施しました。
田中様の講話を通して、「職場体験をする上で必要な『心構え』」、「社会人にとって大切なこと」「ビジネスマナー」について学びました。
※今回の講座は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインで実施しました。
<学んだこと>
1職場体験の目的と心構え
(1)職場体験の目的
・社会人になった時に困らないように、中学生のうちから社会に出る準備を少しずつ行う
(2)忘れてはいけないこと
・先生方が、協力してくれる事業所との調整をしてくれたこと
・受け入れてくれる会社やお店の人が、自分達のために時間を割いてくれていること
(3)心構え
・これをきっかけに地域の働いている大人の人達の姿を観察してみること
・何のために働くのか、働く意味を考えること
・人に声をかけられるより、自分からすすんであいさつすること
・この機会を大切にすること
2社会人として大切なこと
・自分ができることを主体的に考えること
・先を想像して動くこと・創意工夫をすること
・常に改善しようと意識して働くこと
・一分一秒を無駄にしないこと
・専門的なスキル
・一緒に仕事を頑張りたいと思ってもらえるコミュニケーション能力
3ビシネスマナー
(1)身だしなみ
・初めて会った人の第一印象は「見た目」で決まる
・仕事では、おしゃれよりも清潔感と機能性(仕事の邪魔にならない)が大切
・信頼感(お客さんが嫌がったり、驚いたりしないか)
(2)あいさつ
・挨拶をしないと、「失礼だ」「常識が無い」などと受け止められる
・自分から進んで感じのよいあいさつをすること
・「ながら」あいさつはしないこと
(3)お辞儀の種類は三つ
・①会釈15°=顔見知りの人へのあいさつで使う
・②敬礼30°=一般的、来客へのあいさつや出迎えで使う
・③最敬礼45°=もっとも丁寧、謝罪やお願いで使う
・立ち止まって相手の方を向いて
・頭を下げる・上げるタイミングに気をつける
(4)態度・振る舞いや所作
・チームワーク・協働の場では、ささいなことが大事になる
・見られているという意識、お客さん・見た相手がどう思うかを考える
・自分の行動は周りに評価される
・相手に不快感を与えない、やさしさ、思いやり、丁寧な動作を心がける
・おつりの手渡しの仕方など・・・
・投げやり・いい加減な行動はしない
(5)表情
・一番最初に相手の目に入る
・笑顔で柔らかいイメージを作る
・常に表情筋を使う努力をする
・笑顔は、心を開いているメッセージ
・笑顔の種類
・アルカイックスマイル:話を聞いている時の自然な微笑み=受容の表情→人を和やかにする
・ハーフスマイル:楽しく話している時の表情
・フルスマイル:大笑いしている表情
(6)言葉づかい
・敬語(丁寧語・尊敬語・謙譲語)
・目上の人の動作に対して使うか、自分の動作に対して使うのか
・学生のうちに勉強して準備を整えてから社会に出て行ってほしい
・クッション言葉「あいにくですが・・・」「もうしわけありませんが・・・」
・ポジティブ表現「・・なら出来そうです」
(7)取り組む姿勢
・呼ばれたらすぐに返事する
・メモをする
・確認をする
・指示を聞く時は椅子から立って聞く
・話は最後まで聞く
・疑問点は話の後で確認する
(8)報告・連絡・相談
・報告は、結論を先に、事実優先
・連絡は、随時にリアルタイムで
・相談は、なるべく早目に
(9)アドバイス
・職場体験では、最初はできなくても、物おじせず積極的に元気に頑張る
・小さな事でも将来必ず役に立つ
・作業が完了したら、すぐに報告して、次の指示をあおぐ
・自分で何かできないか、役に立てないか、気付いたことをやってみる
(10)結び
・周囲の人をよく観察して「まねる」ことを通して学んでほしい。
職場体験は将来の職業選びの大きなヒントになります。明るく元気に誠実さを見せて頑張ってくきてください。
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