第3回 いじめ問題対策連絡協議会 実施しました
本日の10時より、校長室において第3回いじめ問題対策連絡協議会を開催しました。
今年度最後となる会で、2学期終盤から3学期にかけての学校でのいじめ問題に対する取組についてご説明させていただいた後、今年度のこれまでの取組を踏まえて、各委員の方からいじめ問題に関する幅広いご意見をいただき、活発な協議が行われました。
協議会でいただきましたご意見、協議の内容の一部をご紹介いたします。
<スマホ等を利用したSNSを介したいじめ問題に関する内容>
・スマホ等を利用したSNSを介したやりとりは、一般的に相手の顔が見えないやりとりであり、操作に集中していると知らず知らずに過度な内容となってしまいがちである。
・最近の報道によると学校へのスマホ持ち込みについて肯定的な考えも広がっていると感じられる部分もあるが、実際に学校への持ち込みを可とすれば、いじめ問題にとどまらず、多方面の問題発生にもつながる。先生方の「業務多忙化解消」が叫ばれる中、発生した問題解決のために多大な時間と労力も必要となることは目に見えている。もしも、実施する場合は、実施する側として例えば、8時~18時の学校にいる間は自動的にスマホの電源が切れるように措置をする等の、事前の対応が必須となると思う。
・いじめは一人対一人でも成立するが、一人対複数の人数の状況であることが多い。特にSNSの場合は、報道されている様々な問題において、こうした一人対複数の人数の状況となることが多く、それに伴う「拡散」も見られる。「自分のこと」、「他人のこと」という区切りをしっかりと心の中で作りつつ、ベースとしては相手の心をしっかりと考える思いやりの心を育むことが大切である。
<いじめ問題の未然防止に関する内容>
・今回鹿島中学校が全国で表彰された交通安全表彰を代表とした交通安全意識を高める取組、鹿島中で養護教諭を中心として学級担任とのT・T指導で行われている性の指導、全て「命」と関わってくる。「いじめは絶対にダメ」という直接的な指導とともに、交通安全への取組や、性指導を通した命や生き方に関する大切さを教えていくことは、いじめ問題を未然に防ぐ要素を育むことにつながっていると思う。
・最近の報道で親の虐待により子供の尊い命が奪われる案件があった。「虐待」というより「殺人」である。本当に悲しい話で目をそむけてしまいたくなる内容だ。いじめ問題にも関係していると思うが、親として子供とどう歩んでいくか、親の在り方が問われているように思われてならない。こうした問題は、貧富の格差をはじめ、社会的な背景も大いに関係しているように思われる。
・年齢がだいぶ上の方で、かぶっている帽子をわざわざとって礼をして挨拶されることがあった。まさしく鹿島中学校で重点目標として進めている「品格」のある姿が具現化された姿であった。年齢を召されている方は、そうした品格を備えている方が多いように思う。今の子供達、そして保護者にそうした品格を備えさせていくことを意識していくことでも、いじめの未然防止につながると思う。
これ以外にも活発なご意見をいただき、協議を進めました。これからもいじめ問題に対してセンサーを高くし、子供たちのよりよい成長の実現に向けて、教職員一同取り組んで参りたいと思います。委員の皆様にはご多用中にお時間を割いていただき、大変有り難うございました。
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〇お知らせ
・保護者及び地域のみなさまへ.pdf(教職員の働き方改革にご理解とご協力を)