日々の出来事

<今週の報徳仕法> 本日の「図書室ラジオ」より

 天保4年、1833年、二宮尊徳先生46歳。初夏のこと、尊徳先生はナスを食べて、秋の味がしたことから、夏本番になっても暑くならずに作物が育たなく作物が育たなくなることを予測しました。そこで農民たちに非常食用の作物としてヒエを作らせたので、冷害が起きても一人の餓死者も出なかったということです。

 夏ナスは強い日光を浴びて成長するので、皮が厚くて身が詰まって、食べ応えがあるのに対して、秋ナスは昼と夜の寒暖差と、やわらかめの日光を受けて育つことで皮が柔らかくて水分の多いナスになるそうです。秋ナスの方が甘みや旨味が強いとのこと。秋ナスっぽいと感じたことから、日照時間が少ないことに思い当たったようです。