日々の出来事

第1回 いじめ問題対策連絡協議会

本日10時より、令和元年度 第1回 いじめ問題対策連絡協議会を実施いたしました。

 

  たくさんのご意見をいただき、協議が深められました。

 

 構成メンバーは本校のいじめ問題対策連絡協議会設置要項により、学校評議員の方1名、民生委員の方1名、スクールカウンセラー、校長、教頭、生徒指導主事、養護教諭です。

 

<協議内容(一部抜粋)>

・いじめは昔からあったが、昔は「ガキ大将」がいて、弱い子がいれば目をかけ助ける存在となっていた。今は昔と違い、陰湿さが深刻になっているように思う。原因としては、子どもの経験不足からきていると思われる子どものたくましさ不足、隣同士の近所付き合いが疎遠になっている社会的な背景も原因になっているように思える。

・そうした意味では、いじめを防止する取組の一環として、子供達の心を強くし、たくましさを身につけてあげられるようにサポートをすることも、いじめられて思い詰めて自殺に追い込まれてしまったというような深刻な状況を回避するために大切なことである。

・保健室においては、未然防止策の一つとして、保健委員会の活動として、みんなが笑顔でいられる学校の推進に向けて取り組んでいる。また、自分自身の心を振り返り、心のサポートにつなげられような保健室だよりの発行に努めている。

・「いじめられる方にも理由がある。」という考えがあればまずいことである。「いじめ」の行為そのものが、悪いんだという思いを根づかせるためにも、生徒会の保健委員会の活動や「いじめやめよう5つのプロジェクト」も重要なことだ。

・後手後手になることだけは避けるようにしなくてはならない。早期発見・早期対応を学校全体で、組織として全職員が共有し、危機意識を高めながら取り組むことができるようにする。

・鹿島中学校はすばらしい学校だと思っている。子供達の生活の様子からそのように感じている。これは家庭での生活に加え、学校生活、地域の力等がよりよく働いている証だと思う。

・地域の力の大切さは分かるが、実際の地域に目を向けると、地域の催しものには小学生は参加するが、中学生は部活動があったり、発達段階からなのか、参加は少なく、地域で中学生を見かけたり、かかわりを持ったりすることはほとんどなくなっている。

 

 このような、さまざまなご意見をいただきながら協議を進めました。

 委員の方からいただいたご意見を参考とさせていただき、より一層、いじめ防止に向けた取組みで、傷つく生徒がいなくなるように努めて参りたいと思います。