全校集会・・・表彰伝達&校長先生のお話
本日の5校時終了後、全校集会を体育館で実施しました。表彰伝達を行った後、校長先生のお話をいただきました。
<表彰伝達>
はじめに表彰伝達を行いました。
南東北ファッションショー「デザインコンテスト」の中高生部門で南相馬市長賞、優秀賞に受賞した生徒をはじめ、次の表彰伝達があり、校長先生より賞状が手渡されました。
・相双バドミントン大会
・市総合美術展覧会
・県読書感想文コンクール
・県・全国ジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会
・英語検定、市総合体育大会剣道大会での入賞者
<校長先生のお話>………「町工場の大人に学ぶ」
皆さんが1年間で影響を受けた人は誰かな?先輩?ご両親?先生方?。この写真は今話題の政治家の方々です。こうした方の発言や行動は、日本の経済をはじめとし、様々な部分に影響があります。また、こちらの写真は今、スポーツ界で話題の活躍している選手の写真です。頑張る様子からも触発されて「よし、自分も頑張ろう。」と、よい影響を受けている人もいるかもしれません。今日は、ぜひとも紹介したい人として、町工場の代表役員をしている方のお話をしたいと思います。
みなさんはインフルエンザの予防注射は受けましたか?。注射はとても痛いですね。病気によっては毎日注射を受けなければならない人もいます。そうした人にとっては、注射を毎日打つことはとても大きな苦痛となっています。
痛みがついて回る注射ですが、実はある一流メーカーの人が、刺しても痛くない注射針を作ってくれるように、百社近くの人に頼んだのですが、「そんなことは無理だ。」と断られ続けました。物理学の専門家からも、「今の針よりも小さい針を作ることは無理だ。」と言われたそうです。
「直径は0.4㎜が最小」と言われた注射針でしたが、0.2㎜の注射針を5年がかりで作り上げたある町工場の方がいました。なんとその方はその後7年間かけて0.18㎜の針を完成させました。その方は、どの人も「無理だ」と答えたこの話を聞いて、10分間考え、「よしやってみよう。」、「挑戦しよう。」と答えたそうです。
完成した注射針の拡大写真を見ると、0.2㎜の針は真っすぐではありません。先に近づくにしたがって細くなっています。実はこの形状も痛みをなくす工夫の一つです。液体の抵抗で痛くなることを防げるそうです。
これを作り上げた町工場では、実は40年前から、溶接無しで金属の板1枚からすずを作っていた会社だったそうです。実際に0.2㎜の注射針を作られたその方は、「不可能なことを可能にするまで自分自身を高めてみなさい。」、「目標を高くすることがとても大事なことですよ。」、「クリアするために自分自身を変えていくようにするのです。」とおっしゃっています。
この会社では、缶ジュースの缶も、溶接しないで一枚の板から作る技術を確立したそうです。「人のために役立つ技術を発明して作り出す。」という強い気持ち、「よし、必ずやってみせるぞ。」という信念、「絶対に諦めないぞ。」という根気強さがあってこそのことですね。現在、この方は80歳を超えているそうです。
みなさんにはこの方のように、目標を高く持ち、その高い目標の達成に向けて、ねばり強く取り組んでほしいと思います。
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〇お知らせ
・保護者及び地域のみなさまへ.pdf(教職員の働き方改革にご理解とご協力を)