日々の出来事

いろいろな職業を知ろう(3年総合学習)

本日12月11日(金)5・6校時、3年生はキャリア教育の一環として、株式会社リビングロボット代表取締役社長川内康裕さん、株式会社シンプリシティのインテリアデザイナー但野詩織さんの講話を聞きました。
また、アシスタントとして株式会社アサヒ電子株式会社の宍戸芳行さん、コーディネーターとして株式MAKOTOキャピタルの伹野謙介さんにもご参加いただきました。
(伹野詩織さん、宍戸芳行さん、伹野謙介さんは本校の卒業生でもあります。)

大手電機メーカーでカラー液晶カメラ付き携帯端末をはじめとする数々の世界初の製品を開発してきた川内さんは、モバイル型ロボット電話ロボホンの開発を手がけることを通して、便利な道具だけでなく人に寄り添う「何か」を作りたいという思いでリビングロボットを立ち上げ、ロボットが人とともに生きる社会の実現に向けて、現在、南相馬市ロボットテストフィールドでロボットを開発をしています。
49歳で新しい会社を立ち上げた川内さんは、人生の選択では、「大変か」「大変でないか」などの選択肢がある中で、例え大変であっても、「後悔しない」方向に舵を切っていると話され、若いうちは失敗は悪いことだと考えずに、失敗を恐れず、いろいろな失敗を重ねて経験値を上げていってほしいとメッセージをおくってくださいました。

15歳当時、インテリアデザイナーになるとは想像していなかったという伹野さんは、高校時代、舞台美術に興味を持ったことをきっかけに美大進学を志しました。「もっと絵を描きたい」、「ものづくりに関わりたい」など、自分の「やりたい」という気持ちを大切にしながら、努力を重ね、現在デザイン事務所シンプリシティでインテリアデザイナーとして国内外の店舗設計を手がけています。
進路を選択する際には、「どんな職業があるのかを知ること」、やりたいことが見つからない人には、「小さい頃、夢中になったことや楽しくてしょうがないと思っていたことの中になりたいものがあるかも知れないこと」、やりたいことがある人には、「実際にやっている人の話を聞いたり、体験してみたりするとよいこと」などをアドバイスしていただきました。

伹野謙介さんからは、次のようなアドバイスをいただきました。
・今は、やりたいことをつきつめていき、それが誰かの役に立てば仕事になる時代
・今の3年生が社会に出る時代には、今までになかった仕事がたくさん出てくるかもしれない
・予測できない未来を生き抜くために次のことを考えていってほしい
(1)自分はどんな瞬間に幸せを感じるか、何をしている時に自分を忘れて没頭できるかなど、自分と向き合い、もっと詳しく自分を知ってほしい
(2)自分の「好き」を仕事にしている人を見つけ、どんな人生をたどってそこにたどり着いたのかを知ってほしい
・これらのことがこれからの人生につながっていく
とアドバイスをいただきました。

進路選択の場面や人生の岐路に立った時、今日学んだことを生かしてほしいと思います