日々の出来事

第35回卒業証書授与式

 穏やかな天候の中、平成29年度 鹿島中学校 第35回卒業証書授与式を挙行いたしました。約40名のご来賓の方々のご臨席、約160名の保護者の方のご列席のもと、盛大に行われました。

 

 

卒業証書授与では、さすが3年生と思えるような立派な返事をし、校長先生と目と目を合わせて、一人一人、卒業証書を授かりました。

 

 校長式辞では、ピョンチャンオリンピックで過去最高のメダル数を獲得し、日本人選手が活躍したことに関して、何人かの選手のこれまで苦労を積み重ねてきた練習や、本番での感動的な姿について紹介され、次のようなお話しがありました。

 

・1つの目標に向かってあきらめずに挑戦し、また、継続していくこと。
 ………根気強く、ねばり強く、今、この瞬間を努力し続ける。
・よき仲間、よきライバルを持ち、自分の夢に向かって成長していくこと。
 ………友を大事にする。3年間で共に育った仲間、そして笑顔をもって自分の希望を実現させていく。
・感謝を忘れずに生活していくこと。
 ………保護者、先生方、地域の方々・・・、支えてくださった方への感謝の気持ちを忘れず、ここ鹿島区の復興に何らかの形で貢献できる社会人になる。


 最後に、3年生の英語の教科書に出ている、ノーベル賞を受賞したマララさんのメッセージについて、
「私たちは教育を心から望みました。なぜならば、私たちの未来はまさに教室の中にあったのですから。ともに席につき、学び、読みました。格好良くて清楚な制服が大好きでしたし、大きな夢を抱きながら教室に座っていました。親に誇らしく思ってもらいたかったし、優れた成績をあげたり何かを成し遂げるといった、一部の人からは男子にしかできないと思われていることを、女子でもできるのだと証明したかったのです。」
 という話を紹介され、今、私たちはいくらでも学ぶことができ、可能性の扉を開くことができること、マララさんのスピーチにある通り、学問で未来を拓くことができるので、これからも真剣に取り組んでいってほしいというお話をいただきました。

 

 教育委員会挨拶では事務局長さんより、「どんな場面に遭遇しても困難に立ち向かってください。鹿島中体育館のステージ脇に飾ってある『一円融合』、この言葉が意味する通り、一体となって初めて結果が出せる。みんなで力を合わせて行動してください。」と、はなむけのお言葉をいただきました。

 

 来賓祝辞ではPTA会長さんより、「人とのつながりは大きな財産なので、これからも新しい関係を築き上げ、成長していってください。」と、エールの言葉をいただきました。

 

 送辞では、在校生代表生徒より、「先輩方には様々な場面で支えてもらいました。今、感謝の気持ちでいっぱいです。先輩は僕たちの目標です。これからも自分の夢に向かって進んでください。」と、感謝が述べられました。

 

 答辞では、卒業生代表生徒より、「様々な方々に支えられたからこそ、この3年間を過ごすことができたと思います。入学式、部活動、修学旅行、合唱コンクール・輝響際………、その全てが自分たちを成長させる場でした。そこには常に隣に大切な仲間がいました。それらの出来事が今日から思い出に代わると思うと、寂しい気持ちでいっぱいです。しかし、その出来事の一つ一つは間違えなく、私たちの大きな支えとなっています。1・2年生は何事にも全力で取り組み、そして感謝を忘れないでください。特別な時間を有り難うございました。」と、3年間過ごした仲間との思い出と、支えていただいた方々への感謝が述べられました。

 

  卒業生全員の将来が、幸多からんことを心から願っています。
 3年間、そして義務教育の9年間、一人一人、よく頑張りました。
 これからも、自分を磨き、高め、頑張っていってください。