こんなことがありました!

父が残した避難ロープ

 避難訓練の最後に、30年前の思い出を話しました。引っ越しの手伝いをしてくれた父が、荷造り用のロープを使って、避難するための道具を作ってくれた話です。ロープを二重にして20㎝~30㎝おきに玉結びを作り、先端をベランダの手すりに結んで下に垂らし、それを伝って降りることができるようにしてくれました。その場にある物を使って娘の命を守る道具を作り出した父の「生き抜く知恵」に感動しました。

 自分の命は自分だけのものではありません。自分を大切に思ってくれる人のためにも、生き抜く知恵と力を養っていかなければならないと思います。