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教習所や警察署の協力を受けて:交通教室

 9月21日からの「秋の全国交通安全運動」に先駆けて、交通教室を開きました。今回は原町中央自動車教習所様や南相馬警察署様の多大なるご協力の下、たくさんのメニューを揃えて実施することができました。

(1)1・2年生のDVD学習(道路横断の方法)

 原町中央自動車教習所の先生から、DVD視聴を通して、道路横断の注意点を教えていただきました。大切なことは「走ってくる車の運転手さんと目と目で合図すること」と学びました。確かに、運転手さんが見ていないときには、渡らない方が安全です。

(2)1・2年生の歩行実地練習

 原町中央自動車学校の教職員の皆様と南相馬警察署署員の方から、横断歩道の渡り方の実地練習を受けました。校庭東側にある交通公園を活用し、グループ毎に渡り方の練習を行いました。

 交通公園内を自動車学校の先生方が車やバイクで通行する中、信号を見ながら横断したり、信号のない横断歩道を渡ったりする訓練を行いました。信号機はミニサイズでしたが、本物の自動車が通っていることから、子ども達からは「リアルだ」「気をつけなくっちゃ」という言葉が聞かれました。

(3)3~6年生の自転車シミュレーター体験

 南相馬警察署から自転車シミュレーターをお借りして、代表児童が挑戦しました。脇道から車や人が飛び出してくる可能性に気付くことができました。

(4)3~6年生の運転席からの見え方体験

 原町中央自動車教習所から6台の車をお借りして、それぞれドライバーの位置から見えるところと見えないところなどを体験的に学習する「見え方体験」を実施しました。

 形や大きさが様々な車から、自分たちはどのように見えるのか。全然見られていない場所はどこなのか。子どもだけでなく、車を運転している私も「死角」が意外と広いことに驚きました。それぞれの車で教えていただいた教習所の先生方は、子ども達にも分かるように丁寧に教えてくださいました。

 日頃から、子ども達の教育に地域の教育力を活用したいと考えていました。今回、教習所様や警察署様に相談したところ、たいへん積極的に関わっていただき、本日の交通教室を実施することができました。子ども達は交通安全の意識を強くしたことと思いますが、学校もコロナ禍において地域に協力いただきながらこのような積極的な活動ができたことを本当に嬉しく思います。皆様、ありがとうございました。

 なお、原町中央自動車教習所様からは、本日の学習テキストだけでなく、児童一人一人にボールペンや反射材などのプレゼントもいただきました。重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。