日誌

12枚のクッキーを4人で分けるには?:3年算数

 3年生は「わり算」の学習に入りました。今日は新採用の先生がこの2ヶ月間でどの程度力を付けたかを確かめようと、算数の授業を参観させて頂きました。先生はちょっぴり緊張気味でしたが、子ども達は普段通り、のびのびと学習に取り組んでいました。

 昨日は「24個のビー玉を1人に6個ずつ分けると、何人にわけられますか?」という問題。今日は「12枚のクッキーを4人で同じ数ずつ分けると、1人分は何個ですか?」という問題。大人だったらどちらも「わり算」だと気付きますが、わり算の勉強を始めた子ども達にとっては「2つの分け方は違うよね」という感じ。具体的に物を配分しながら、「分ける」という体験を通して、わり算を実感させる必要があります。そこで、先生は「クッキーのカードを使ってやっても良いよ。ノートに絵や図を書いてやってみても良いよ。」とやり方の見通しを立てさせて、自力解決させていました。

 一人一人の解決方法をグループ内で発表し合う場面もありました。カードや図を上手に使って、どの子も正しい答えを導き出していました。

 それぞれのグループの代表者から、発表を聞き合い、子ども達は「解き方にはいろいろなやり方があるんだなあ」と実感することができました。

 そして、時間通りに学習をまとめて無事終わることができました。私が感心したのは、終始落ち着きながら授業を進めることができた先生の様子です。また、解決に向けて一生懸命取り組んだ子ども達もすばらしい。子どもも先生も順調に成長してくれています。