日誌

アナフィラキシーショックに備えて:エピペン研修会

 本日放課後、先生方のエピペン研修会を開きました。食物アレルギーなどの症状で最も怖いのがアナフィラキシーショックです。最悪の場合、死に至る可能性がありますので、今回、食物アレルギーやエピペンの使い方に詳しい方をお招きしてお話を伺いました。

 講師としてお招きした方は「NPO法人アレルギーを考える母の会」の代表園部まり子様と事務局長長岡 徹様のお二人です。わざわざ横浜から来ていただきました。震災後、度々相馬地方に来られて被災地域の患者支援や行政への協力を行ってこられた方です。

 どんな症状が危険なのか、症状が出ているときどうすべきか、していけないことは何か、そしてエピペンをどのように打つか、・・・なんとなく分かっていたことが、丁寧な説明のお陰でしっかり理解することができました。アレルギー症状として、皮膚の異常が目につきやすく、我々も慌ててしまいがちですが、呼吸器や消化器の症状をしっかり見極め、緊急性が高いと判断される場合には、救急車の要請、そしてエピペンを打つことが、大切な命を守ることにつながるということを学びました。

 最後は、職員が実際にエピペンを使うシーンを想定してロールプレイを行いました。一人で対応するのではなく、複数人で協力して対応することが肝心であることを理解できました。全職員で研修を受け、意識を高めることができ、いざというときは協力体制をとることができそうです。子ども達の命を守るため、全職員で組織的に対応していきたいと思います。園部様、長岡様、本当にありがとうございました。