食料を確保するためには:5年社会
今日の午後は5年生の社会科を参観しました。日本の食料事情を勉強してきた5年生。今後、食料を確保していくには、輸入を進めていくべきなのか、自給率を上げていくべきなのか、考える授業でした。
先生は、子ども達のタブレットに赤色のカードと青色のカードを送り、「輸入を進めた方が良い」という場合は赤いカード、「食料自給率を高めた方が良い」という場合には青いシートを使って、自分の考えをまとめなさいと指示しました。子ども達は自分の意見にあった方のカードを選び、資料を基にその理由をタブレットにまとめていきました。
その後、グループに分かれて話し合い。「安い外国のものを輸入した方が良いよ」「でも、値段が上がってきているよ」「戦争やコロナで値上がりしているってニュースで言ってたよ」。中には「外国の食品を輸入する場合、安全面は大丈夫なのかな」「輸入するにはお金がかかる。自給率を高めた方が良いよ」などの鋭い意見も出てきました。
最後は各グループでの話し合いの結果を発表し、考えを深めました。印象的だったのは、子ども達から「自給率を上げることも大事。輸入することも大事。両方大事。」という意見が出た点です。世の中って、どちらかに決めろと言われても、なかなか割り切れないことが多いものです。どちらも大切で、自給率を上げる工夫や外国から輸入する工夫をしっかりやって、食料を確保していくことが大切ですよね。グローバルな学習を通して、ちょっと大人になった5年生でした。すばらしい。