学校日誌

鉛筆 日常の出来事に興味や疑問を持ち、「探究」する力

 全国の中学3年生(及び小学6年生)を対象に、昨日(4/18)、全国一斉に「全国学力調査」が実施されました。

 どんな問題が出されたかは、本日の新聞紙面や、「国立教育政策研究所」のホームページでも公開されています。

◆数学の問題の一例では、小学校から行われている「プログラミング」の場面が取り上げられ、「センサーが障害物を感知したら、その障害物の10cm手前でロボットが止まるようにプログラム」したつもりが、実際は何回やっても10cmピッタリのところには止まっていないことに気づき、これまで学習してきた「数学の力」を駆使して、「探究」していく様子の中から出題されています。

※国立教育政策研究所ホームページより

◆国語の問題の一例では、「フィルターバブル現象」(ネット依存の社会問題のひとつとして最近よく聞くキーワードですが、ご存じですか?)について、生徒達が話し合う場面が取り上げられ、話し合いの要旨や相手の主張が正しく理解できているか、自分の主張を論理的に述べることができるか、などの力が試されました。

※国立教育政策研究所ホームページより

 これらの問題を解くには、「方程式が解ける」「関数のグラフが書ける」「漢字が書ける」「書き方の決まりに従って文章が書ける」といった基礎・基本の学力の先にある、「学んだことを使う力」「学んだことを使いこなす力」が必要であり、そのような力は、生徒同士の「対話的な学び合い」の中でこそ育まれるものと考えます。