学校日誌

会議・研修 み:見守る目・導く手・認める心(10)

 2年生の理科の授業から。「雲はどうしてできるのか?」を考えます。容器から空気を抜いていくと、容器の中に入れたビニール袋が膨らんでいく様子、同じく容器の中に入れた「デジタル温度計」の値が下がっていく様子などを実験から学び、そのこととこれまでの授業で学んだことを組み合わせて考えていきます。

 「『空気を抜くと(気圧が下がると)、気温が下がる。』という実験なんて、自分が中学生の時には、した記憶がないなぁ?」と思って担当の教員に聞くと、「そのころ使われていた『ガラス棒状温度計』は、長すぎて真空容器には入らなかったし、入ったとしても気圧によるわずかな温度変化(目盛りではミリ単位の変化)を、目では捉えづらいという事情もあったと思います。」とのこと。

 なるほど!真空容器にも簡単に入れることができるコンパクトさで、0.1℃程度のわずかな温度変化もすぐに分かる「デジタル温度計」があるからこそできる実験だったんですね!科学の進歩、万歳!