学校日誌

情報処理・パソコン シリーズ:「生成AI」ってご存じですか? (1)

 chatGPT(openAI)、Bing chat(Microsoft)、Bard(Google)、・・・

 聞き覚えのあるものはありますか?これらは「生成AI」と呼ばれるもので、ここ1年、いや、ここ半年で急速に世間の話題に上ってきたものです。非常に有用なものとなり得る最新技術ですが、学校などの教育現場で上手に活用していくには、いくつかの注意点がありそうです。

 これから何回かに渡ってコラム形式で連載していきたいと思います。

【第1回】

 宅配便の再配達を依頼したり飲食店の予約をしたりする際に、LINEなどのメッセージ画面を利用して、普段のLINEでのやりとりと同じように(人間を相手にしているかのように)会話しながら行ったことはありませんか?

 これは、「チャットボット」(チャット=おしゃべり、ボット=ロボット)などと呼ばれる技術であり、「荷物の再配達」や「飲食店の予約」といった『限定された目的』に限って、人間(受付係の人)の手を煩わせることなく、AIなどが自動的に応答(あたかも受付係の人とLINEでやりとりしているかのように)するものでした。

 一方で、ここ1年ほどで急速に話題に上ってきた「生成AI(特に、対話型生成AI)」は、『限定された目的』に限らず、(少し大げさに言えば)『どんな質問にも、(それっぽい)回答を返すことができるように進化したチャットボット」と説明できると思います。(諸説あります)

※「それっぽい回答」というところが、大事なポイントです。

 ◆「それっぽい回答」が役に立つの?「第2回」に続く!